出来事・ニュース:2022年5月

6月の予定、6月30日 ストップ・リニア!訴訟の中間判決についての控訴審の第1回弁論(東京高裁)。

6月の予定、6月16日 ストップ・リニア!訴訟第23回口頭弁論(東京地裁)。裁判後の報告集会(衆議院第 1議員会館)では大阪大学名誉教授 谷本親伯氏による講演『大深度と山岳トンネルの安全性』があります。 ⇒ 案内チラシ

終了、5月15日 「リニア中止!伊那谷実行委員会」主催の「リニア計画中止 ~リニアは災害★リニアは公害」。飯田勤労福祉センター(飯田市東栄町3108-1)で13時30分から。講演:樫田秀樹さん「ほんとにできるの?リニア新幹線」… 詳細は案内チラシ


5月31日(f) 『信毎』34面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から (54) 第5部 暗中掘削(9) 公共事業 流れは民意重視 一方、公共性高いリニア事業は…"。公共事業では工事現場や施設の見学会を行う機会を増やしているそうです。しかし、JR東海はそういうことをやって事業への理解を広め努力をしていない。たとば、北品川工区なんかは今の工事ペースでいけば、あと約110年かかる可能性もあります。建設工事にどのくらい時間がかかるかの見通しがすごく甘かったにも関わらず、2027年開業は無理にしても、そう遅くない時期に開業させたいと焦っている。だから、余裕がないということもあると思います。

5月31日(d) 『信毎』8面 "鉄道貨物輸送 国がてこ入れ 脱炭素や物流人手不足に対応"。

5月31日(c) 『日経』33面 "受験考 計算ミス 「気持ちの問題」ではない"(web版)。 試験で計算ミスを防ぐには、どう確かめれば良いかという具体的な方法がある。ただ注意深く気を付けてという気持ちの問題ではないという話。JR東海さんの「いいわけ」には、「きちんと」とか「しっかり」とか「丁寧に」とかいうことばが目立つとおもいます。しかし、具体的にどうするのかというところが常に説明がたりない。受験戦争を勝ち抜いてきた方々が先に立ってやってるはずなのに、なにか心もとないところがありますね。まあ、やってることが、トンチンカンだから具体的に説明しようがないということもあるとは思いますが。

5月31日(b) 『信毎』2面 "有識者会議の設置 「生態系への影響回避へ提言期待」 静岡知事コメント"。

5月31日(a) 30日、神奈川県相模原市緑区橋本で建設中のリニア新幹線の「神奈川県駅」が報道陣に初公開(『信毎』1面 "掘削 地下17メートルに 「神奈川県駅」公開"、『中日』 "リニア新駅 着々深化 「神奈川県駅」初公開"、『日経』16面 "リニア「神奈川県駅」公開 JR東海、相模原市の地下")。

5月30日(b) 『信毎』26面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から (53) 第5部 暗中掘削(8) 看板に「秘密情報 話さない」 安全性 住民は知る必要あるはずだが"。豊丘村村内にあるトンネル工事の作業員宿舎の入口に「秘密情報に関して■人に話さない■写真を流さない■資料を持ち帰らない」というトンネル掘削をしている業者の看板があるそうです。「機密」じゃなくて「ヒ・ミ・ツ」というところがなんともかわいらしい感じもするんですが…。記者が「秘密情報」とは何を指すのかと質問すると、担当者は、「何をと言われても…。特に深い意味はありません」と答えたそうです。世界中のどの国もほとんど相手にしていない技術だという事実こそが超電導リニアの最大の機密情報。

5月30日(a) 『赤旗』11面 "採算性だけで公共交通切り捨てるな ローカル線 存続危機"。JR北海道とJR西の在来線の切り捨てについて、「北の鉄路の存続を求める会」事務局長と国労広島地方本部執行委員長の寄稿。『北海道新聞』(4月28日)に掲載された、"並行在来線廃止 地域交通のあり方は" という記事の藻谷浩介氏の「赤字でも維持 世界の標準」という論考が紹介されています。(1)一般道路、港湾施設、空港は赤字だが税金で維持されている、(2)鉄道も軌道は税金で維持し列車の運行を民間会社が担う上下分離が世界では普通、(3)上下分離は道路会計の数パーセントで実現できる、(4)二酸化炭素排出の少ない鉄道に回すことに無理はない。そもそもJR北海道は、国の基金の運用益で赤字補填(ほてん)をする前提の会社です。国が進めたゼロ金利政策でそのスキームは崩壊したのですから、国が新たに収入補填策を講じるのが筋で、地元市町村にそれを押し付けること自体がおかしい。

5月29日(f) 『信毎』28面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から (52) 第5部 暗中掘削(7) JR「原則 労災は発表せず」 知事も国交省も検討を求めるが…"。

5月29日(e) 『信毎』2面 "「要対策土」受け入れを協議 岐阜・御嵩町 フォーラム"。

5月29日(d) 28日、岸田首相が山梨実験線でリニアに試乗。記者団に名古屋・大阪間のアセスメントを来年から着手できるよう指導・支援を、また、静岡工区の工事の生態系への影響について「環境保全に関する国の有識者会議」を設置したいと述べる(『中日』1面 "リニア 来年アセス目標 名古屋・大阪間、首相表明"、『信毎』1面 "首相 「リニアで有識者会議」 名古屋・大阪は来年アセスへ支援"、『日経』5面 "リニア工事で有識者会議 首相、環境保全巡り"、『赤旗』30日2面 "リニア実験線を視察")。

5月29日(c) 『信毎』23面 "駅前周辺整備は「市民参加型で」 飯田市が報告会"、『中日』14面 "「結いの広場」設計語る 飯田・駅周辺整備 検討状況を報告"。飯田市によるリニア駅周辺整備計画についての報告会が28日にオンラインで行われる。 ⇒ Youtube "リニア駅ができるまち飯田 オンライン報告会" /『南信州』31日 "飯田市 大屋根「シンプルな構造に」 リニア駅周辺整備で報告会"。

5月29日(b) 『南信州』1面 "伊那谷の魅力・強みとは リニアまちづくり講演"(web版)。28日開催の「リニア開業を見据えたまちづくり講演会」の記事。

5月29日(a) 『静岡新聞』の記事:

5月28日(e) 北品川工区は工事完了までに約100年かかるかも。『東京新聞』27日 "調査掘進が進まぬ理由は…「土をうまくマシン内部に取り込めない」 JR東海社長が説明"。JR東海の金子社長が27日の定例会見で北品川立坑からの試験掘削が遅れている理由を説明。試験掘削は2021年10月14日ころ、掘削が50m掘ったところで止まっていることが公表されたのが 5月13日。7か月で50mなので1か月当り約7m。JR東海がこの工事に使うシールドマシンは1か月当たり約400mを掘れるということだったので、事前の地質調査が不十分で地質に適したシールドマシンが制作できなかった可能性が高い。土地所有者(花王)とのトラブルかもとの話も聞きますが、こっちについては大深度法そのものの問題点も指摘されているわけです。金子さんは、マシンに運転操作室を連結する作業に時間がかかっているほか、土をうまく(マシン内部に)取り込めず、掘削の効率が上がらない(『東京新聞』27日)と説明。調布の陥没事故では「土砂の取り込みすぎ」が原因といわれました。NATM工法の南アや中アのトンネルの掘削ペースも見込みの5~6割程度。シールド工法区間では、全体に調査不足があったとすればそうなる可能性が非常に高いと思いますが、現実的には、今現在、掘削のペースは見込みの1.75%に過ぎないわけで、全長約9.2㎞の北品川工区は今のペースなら約1314か月=驚きの109年半はかかるはずですから、そもそもシールド区間の工事が完成できるのかどうかという問題に直面しているんじゃないかと思います。こういう現実を見ればいくら組織の指導力が強かろうとも自然があいて、剛腕、自信家の葛西さんもじつは最近は自信をなくしていたのではないかと思います。『文藝春秋』3月号の鼎談でも、いいふるされた話を繰り返しているようでもはや迫力がなかったと思います。

5月28日(d) 『信毎』36面 "中川 生コン水巡りJR東海社長 「区切りついた問題」"。

5月28日(c) 『信毎』29面 "公共事業用残土置き場新設 豊丘村 処理費高騰で方針"。豊丘村は河野地区の胡芝地区に村の公共事業で出る残土の捨て場を自前で新設する。深さ約10mの「くぼ地」、広さ2600㎡、受け入れ量3万㎥。

5月28日(b) 『信毎』29面 "坂島工区 再開は「来月以降」 豊丘村 JR側の見通しを説明"、『南信州』1面 "JR東海 斜坑の掘削7割完了 リニア中央ア松川工区で"。(1)4月15日の労災事故で工事が中断している坂島工区の工事再開は6月以降、(2)中アトンネル松川工区の斜坑(全長380m、2021年9月6日掘削開始)の7割を掘削。松川工区の掘削のペースは約30m。JR東海は、トンネル掘削のペースとして1カ月に約60mは掘削できると見込んでいたようなので、ペースは二分の一。『信毎』36面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から (51) 第5部 暗中掘削(6) 遅れる工事 相次ぐ事故 「JR東海は新幹線の建設経験ない」" はJR東海の新幹線の建設をした経験もないし、トンネル工事の経験もほとんどないという声を紹介しています。例えば、南アトンネルの除山斜坑口から静岡工区との接続地点までは、除山斜坑口から一方的に掘るしかありません。この距離が約6960m。最初の計画では2015年に掘削を開始して、2025年までに掘削を完了する予定だったはず。つまり、最低限10年で6960mを掘削する必要があったはずで、ペースとしては平均で1か月当り約58mは掘らなければなりません。除山斜坑(1870m、2017年11月1日掘削開始)は3月に掘削を完了。1か月当たり約35mのペース。長野県内のリニアのトンネル工事で掘削開始から現在までの平均のペースが58mを超えたところはないはずです。こんなところからも「トンネル工事というもの」についてのJR東海の事前の調査や検討が不十分だったことが分かると思います。

5月28日(a) リニアと直接は関係ないですが。昨夜、毎年8月18日に行われる「市田灯ろう流し」についての高森町が主催したかたちの「まちづくり懇談会」が出砂原地区館でありました。続きを読む

5月27日(i) 『赤旗』4面 "北陸新幹線延伸 アセス未完 着工不可 倉林・たけやま氏に国交省"。北陸新幹線の延伸について京都府内でアセスメントを拒否している地区があるそうです。共産党の聞き取り調査に対して、国交省の担当者は 環境影響評価(アセス)が完了しないと工事に着手することはできない。法的には難しい。 と回答。

5月27日(h) 『赤旗』13面 "長野・佐久 千曲川遊水地予定地 党県議団が現地調査"。

5月27日(g) 『中日』28面 "田植え前 最大3割5部 田植え後 7割まで補償 明治用水漏水 農業保険 割合に差"。

5月27日(f) 『中日』6面 "SL整備はお任せ! 東海汽缶 島田に新工場、起工式"。

5月27日(e) 『信毎』21面 "国道153号改良10月にも着手 飯田の新駅周辺"。

5月27日(d) 『信毎』28面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から (50) 第5部 暗中掘削(5) 宿舎と現場を往復の日々 遠方から集まるトンネル熟練工ら"。

5月27日(c) 『信毎』2面 、"山梨県が飛行場設置検討へ リニア駅近くに 小型機など想定"。騒音問題で反対運動が起きると思います。小型旅客機やプライベートジェットの利用を想定しているとのこと。多額の費用をかけても需要がどれほどあるのかという問題もあると思います。

5月27日(b) 『NHKラジオ第1』、12時20分ころ、番組途中に、JR東海の名誉会長の葛西敬之氏が死去していたことがわかったというニュースが流れました。午前中、JR東海の工事事務所に行ったとき、応対した職員さんの表情が晴れやかだったのはそのためだったのでしょうか。/ 『NHK NEWS WEB』 12時24分 "JR東海 葛西敬之名誉会長死去(81)旧国鉄の分割民営化に尽力"、『読売オンライン』11:54 "旧国鉄の分割・民営化を推進…JR東海名誉会長の葛西敬之氏が死去"、『毎日』11:2 "葛西敬之氏が死去 JR東海元会長 81歳 「国鉄改革3人組」"、『産経』12時21分 "葛西敬之氏が死去 JR東海名誉会長"、『静岡新聞』 "JR東海の葛西敬之氏が死去 国鉄民営化「改革3人組」の一人"。 / JR東海 > (5月27日)弊社名誉会長 葛西敬之 逝去のお知らせ 。JR東海は、JR東海の発展の牽引者(けんいんしゃ)として曲げない信念と卓越した実践力を持ち合わせた人 (『朝日』)と評しています。JR東海の社員さんたちは、機関車に引っ張られる客車のように自分では動けない人たちばかりなのかどうなのか…。参考:『Merkmal 』1月24日 "数減らす列車の「動力集中方式」 世界的に「分散式」へなぜ変化? なおも集中式貫く国も"

5月27日(a) 26日の「自民党超電導リニア鉄道に関する特別委員会」の記事:『静岡新聞』26日 "自民特別委会合 川勝知事、出席へ 建設整備巡り"、27日 "知事「ルート変更を」 早期開業望む他県と温度差 自民党会合【大井川とリニア】"、『信毎』2面 "静岡知事「納得必要」 トンネル着工巡り 自民会合で "。

5月26日(k) 『静岡新聞』26日 "田代ダム案 川勝知事「JRの地域貢献」【大井川とリニア】"。25日の川勝知事会見の記事。

5月26日(j) 『信毎』23面 "信大新学部 来たれ!! 飯田商議所と飯田市が横断幕"。宮沢芳重さんが見たらなんというか…。

5月26日(i) 『中日』12面 "土砂受入れ 先見えず 23年度以降 台風被災の千曲川工事"。立ヶ花の川幅の狭い部分の掘削を行う災害対策で今後出てくる土砂の処分先について、県内で造成工事や盛土できる平地が少ないため受け入れ先が見つかっておらず、河川沿線の自治体に働きかけているという。立ヶ花から出て来た土砂は3月末で9万9千㎥。そもそも必要性に疑問があり、もう事業の実現性にさえ疑問が出始めているリニア。リニアの残土にくらべたら非常に少ない量ですが、どうしても必要な事業なのに、処分先に困っている。

5月26日(h) 『中日』7面 "名古屋工場 耐震化完了 JR東海、災害時も安心の車両"。

5月26日(g) 『南信州』2面 "松川町 町道洞新線改良着工へ 町議会が臨時会で議決"。

5月26日(f) 『信毎』23面 "生コン混じりの水問題で中川村 全協に報告 村議らJV批判"、『中日』14面 "コンクリ洗浄水問題 村が議会で状況報告 中川・リニア残土盛り土"。

5月26日(e) 『信毎』7面 "国内短信:静岡知事、田代ダム視察へ"。

5月26日(d) 『信毎』30面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から (49) 第5部 暗中掘削(4) 「山は金」作業員の原動力 トンネルの危険「何度も見てきた」"。

5月26日(c) 『東洋経済オンライン』5月24日 "技術はほぼ完成「リニア新幹線」車両開発の系譜 60年前に実験開始、あとは開業させるだけ"。鉄道ジャーナリスト・渡部史絵さんのレポート。宮崎実験線の時代に、対向浮上方式から側壁浮上方式への大きな変更が行われたのですが、このライターは触れていません。結局、宮崎実験線の段階からそれほど大きな進歩はなく、1988年に石原運輸大臣が「直線での運転ならば実用化段階にきている」といった状態からさほど進歩はしていないのではないかと思います。1997年に出版された、JR東海とともにリニアの開発を行っている鉄道総合技術研究所編の『超電導リニアモーターカー 時速500キロで駆け抜けろ』では、石原大臣が宮崎実験線について不十分な施設と評したとき、比較対象としたトランスラピッドの実験線について、「全長31.5キロのメガネフレーム型ループ実験線」(p212)と、また、「車上電力に誘導集電と呼ばれる方式を採用しているため、高速走行時に地上設備と全く接することなく、設備を構成している」と書いていますから、つい最近になってやっとガスタービンから誘導集電方式へ変更になった超電導リニアは四半世紀は遅れているといえますね。遅れているだけでなく、執筆者は触れていませんがヘリウムの問題。そして、超電導磁石を採用したため強力な磁界の人体への影響を避けるため、特殊な乗降り装置が必要だったり、座席の設置できる範囲が限られるなどの目に見える欠点があることは、よりシンプルな構造で実現したトランスラピッドに比べ見劣りすると思います。曲線部の走行に懸念が大きい超電導リニア。実は、直線状の実験線を東西に延長して巨大な実験線を建設するようなものなのですが、「あとは開業させるだけ」っていえるものなのか?

5月26日(b) 『静岡新聞』 "田代ダム案 川勝知事「JRの地域貢献」【大井川とリニア】"。

5月26日(a) 『静岡新聞』 "自民特別委会合 川勝知事、出席へ 建設整備巡り"。

5月25日(j) 『日経』42面 "盛り土指針策定 検討会 国交省、自治体向け 来月にも初会合"、『静岡新聞』21日 "盛り土規制法 自治体用指針策定へ 国交省が検討会"。熱海土石流をきっかっけに盛り土規制法が成立。国交省は実務をする自治体用の指針をつくるため、6月に専門家の検討会の初会合を開くというニュース。

5月25日(i) 『信毎』2面 "21年度定期券補助 12件・7人 大糸線活性化協議会実績"。

5月25日(h) 『信毎』2面 "北陸新幹線金沢・敦賀間 23年度末までの確実な開業要望 建設促進同盟会 決議採択"。

5月25日(g) 『南信州』2面 "議長に河本氏を選任 下伊那北部 事務組合議会が臨時会"。

5月25日(f) 24日、飯田市議会の6月定例会が開会。『南信州』1面 "飯田市長 新学部「ふさわしい地」 リニア、三遠南信道絡め利点強調"、2面 "契約締結追認など提出 飯田市議会定例会が開会"、『信毎』23面 "飯田市会議長が「遺憾の意」声明 市の工事契約問題巡り"。飯田市は、リニアの移転代替地付近の道路建設予算で増額があったのに、議会にはからず行った契約を追認する議案を提出。

5月25日(e) 『赤旗』5面 "工期ありき建設反対 紙氏 北海道新幹線ただす"。

5月25日(d) 『中日』2面 "特定の教授らに国の研究費集中 掛け持ち10件異常が6%"。

5月25日(c) 『中日』1面 "農業用水 きょう試験通水 土のう積み 穴周辺を調査 明治用水漏水1週間"、8面 "明治用水 「夏まで続くなら電力供給厳しい」 中電社長、管内火力停止に触れ トヨタ式節水 脈々 全社上げ協力・取水削減 以前から"、29面 "穴の補修 年単位も 明治用水1週間 給水最優先 復旧手つかず 田んぼ満たせるか 試験通水に農家ら懸念"。

5月25日(b) 『信毎』、24日からはじまった連載、"DX決断の教訓"、24日は、"イーストマン・コダック 共食い恐れ 発明を封印"。25日は、"富士フィルムホールディングス 「大きな賭け」業態転換が奏功"。デジタルカメラを最初に試作したのは写真フィルムのコダック(1975年)だったのにという話。JR東海ができた当時、トランスラピッドはもう実用段階にありました。JR東海に対しても売り込みがありました。しかし、JR東海は、当時まだ実用化の見通しがない段階にあった超電導リニアにこだわりました。その結果は、ほぼ直線のルートでしか布設できない実験室段階の乗り物を実現しようとして大規模な土木工事を行っているわけです。目先がきかない点がコダックに似てますね。関連:"経営の視点:安西巧 JR「再改革」の高い壁 成功がもたらすジレンマ"

5月25日(a) 『信毎』30面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から (48) 第5部 暗中掘削(3) 「安全なら堂々と公開しては」 住民「トンネル内の様子 分からない」"。記事は時期を書いていませんが、たぶん2019年の8月ころだったと思います。JR東海が釜沢集落の住民にたいして除山斜坑の工事ヤード内の見学させたことがありました。写真を撮って良いとのことで撮影、ネットにアップするなとはいわれたけれど、ネットにアップしたところJR東海社員が自宅を訪れ文句を言われたとのこと。基本的に坑内を公開するのは安全性の点で問題があると思います。しかし、公開した部分について、撮って良いが公表するなというのは理屈に合わないですね。いまや世間で批判されている、忖度や自粛を求めることですから。JR東海は何様なんですか? この地に土足で踏み込んで迷惑をかけているという印象を持っている人がけっこういると思います。なにか反感を買うようなことばかりやっているように思いますね。

5月24日(d) 『信毎』23面 "不適切処理続発 飯田市長が陳謝 市会全協で「再発防止を」"、不適切処理の一つは直接リニア関連、市長が変わったけれど市のやり方は前市長時代と変わりないという声も出始めているようです。陳謝する一方で、『信毎』2面 "2次交通に「空飛ぶ車」も検討 飯田市、「各地の特徴に合った手段に」" とか、『南信州』1面 "飯田市 「グリーンインフラ」観点加え リニア駅周辺整備で28日報告へ"(※)。駅の形は新幹線の高架駅と大差ないデザインで、駅前整備は、多数の市民や事業所に立ち退いてもらって大きな空き地と駐車場をつくるだけの計画。飯田市がリニアの効果について具体的なイメージがあって駅周辺の整備計画を立てたとは思えません。『信毎』の見出し中の「空飛ぶ車」で、「バカこいとるな」と、笑ってしまった、いや憤慨した、あきれてしまった市民も多いのではないかと…。⇒ ※ 参考ページ:飯田市 > 【5月28日開催】 リニア駅ができるまち飯田「オンライン報告会」

5月24日(c) 『信毎』23面 "リニア見据えた 南信の未来 飯田女子高 県職員ら招き講座"。リニアの駅と風越山トンネルが掘られる飯田市上郷にある飯田女子高。長野県と飯田市の職員が講師。飯田市の職員は、「(工事で)立ち退く人たちは、住んでいたときのつながりがなくなってしまう。お金では補償できない面もある」と話した。違う角度から見ると別の視点が見つかる、友人や周りの人の話を聞くことが大事」。そもそも補償が不十分で生活再建には遠いという声があります。また、建設の認可が出る以前からリニア計画に根強い批判があったことを話したのかどうか。講師は、リニア推進の部署の職員ではないとしても、少なくとも飯田市はそうですね、としても行政側であることには間違いない。

5月24日(b) 『信毎』30面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から (47) 第5部 暗中掘削(2) 経験豊富な作業員…なぜ 元同僚「危険を熟知していたはず」"。トンネル工事を担う企業とその現場の技術や技能の水準が低下しているのではと指摘するトンネル工学の専門家もいるというようなことを、リニアの工事が始まる前に指摘するようなことが新聞としてあってもよかったのかなとは思います。記事で取り上げている亡くなった作業員のかたは、JR東海が南アトンネルの工事は可能と判断した飛騨トンネル(全長約10.7㎞)の現場で仕事をされていたそうです。飛騨トンネルは主にTBM(トンネル・ボーリング・マシン)で掘削していましたが、南アルプスは、主に発破や重機を使っているようです。

5月24日(a) 『信毎』25面 "大糸線の危機に立ち上がる 「応援隊」地方路線見直し受け半年で4倍 募集の協議会 知恵借り利用促進へ"。

5月23日(e) 『日経』7面 "経営の視点:安西巧 JR「再改革」の高い壁 成功がもたらすジレンマ"(web版)。

5月23日(d) 『中日』1面 "農業用 近く試験通水 明治用水 取水先河川を追加 パイプライン満水確認後 供給再開 月内目指す"、23面 "水量確保へ ポンプ続々 明治用水 組織超え各地から協力"。愛知の明治用水は地上で起きたことなのですが、取水のためにポンプを緊急に多数を設置しています。静岡のリニアのトンネルで大量の出水があった場合は、JR東海が考えている対策は地中でやることになります。上手くいくだろうかと疑問が出るのは当たり前ですね。

5月23日(c) 『信毎』2面 "JR新案 行方見通せず 静岡工区の大井川流量減少問題 周辺が進展期待の一方 静岡知事は「乱暴」 議論 なお長期化の可能性も"。

5月23日(b) 『信毎』27面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から (46) 第5部 暗中掘削(1) 息子の「誇り」が遺品に トンネル死亡事故 函館の両親の無念"。労災事故が相次ぐリニアのトンネル工事の現場で何が起きているのか、その実態と情報の閉鎖性に見えるJR東海など関係企業の企業姿勢を問うシリーズのはず。一回目は、中津川で起きたリニアトンネル工事の崩落事故で亡くなった作業員の実家を記者が訪れ聞いた両親の話。

5月23日(a) 『毎日新聞』 "風知草:電気を減らす未来=山田孝男"。脚本家の倉本聰氏が『文藝春秋』6月号に「老人よ、電気を消して「貧幸」に戻ろう! ~ 浪費とはおさらば。子孫のため地球を洗い直す」という文章を書いたそうです。掲載にあたって『文藝春秋』の編集長は、リニア新幹線はそのうち大事故を起こすと書かれた部分を起こすかもしれない、でどうかと提案。ゆずらない倉本氏に編集長は、『文芸春秋』菊池寛の創刊のことば、気兼(きがね)なしに、自由な心持(こころもち)で云って見たい を思い出して折れたそうです。たしかに3月号では葛西敬之氏がリニアについていいたい放題のことを言っているわけで、雑誌の立場としては当たり前のことですね。

5月22日(g) 『中日』1面 "別河川からの取水開始 明治用水 供給水位達せず 恵みの雨ポツリ 田んぼカラカラ 農家嘆き「我慢の限界」"。

5月22日(f) 『中日』15面 "しなのQ&A:リニア トンネル工事が多いの? 掘削で出る残土 置き場に不安抱く人も"。記事の中で容積の比較の基準としてでている「バンテリンドーム ナゴヤ」は名古屋市東区大幸町にあるナゴヤドームのこと。Q:盛り土って安全なの? 静岡県熱海市でも盛土が原因とされる土石流があったし、なんだか不安になるよね。 A:盛り土工事の基準は確立しているよ。それぞれの計画に適用される法律に基づいて、県が基準を満たしているか確認し、許可するんだ…。この部分、間違っていると思います。専門家は、谷は削れてできたところで、そこに盛り土することは自然の摂理に反することだといっています。熱海の事件があってから、国会で盛り土規制の改正案の審議がされたのですが、リニアの残土の置き場で、記事は、全体の発生量の3割は処分先が決まっていると書いていますが、それらは法律の審議以前に決まっていました。また、長野県は、標高差15mまでの盛土は「道路土工盛り土指針」というハンドブックにしたがって設計すること、15mを超えるものについては盛土の安定計算を提出させるというやり方で許可を出しています。安定計算について、長野県として、その計算法などについて確たる基準をもっているわけではありません。実際に、本山の例では、設計が説明会で住民から批判や指摘がでるたびに変更されて来たことからしても、JR東海にも安全な盛土を設計する知識や経験はないし、県も指導できる知識や経験はないと言えるでしょう。だから、山間部の谷埋め盛り土については多くの住民は心配しているわけです。

5月22日(e) 『中日』27面 "熱海土石流起点 海中の土砂か 静岡大教授分析"。

5月22日(d) 『中日』8面社説 "社説:赤字鉄道路線 「地域の足」維持に知恵を"。国民一人一人の移動の自由を社会で支える仕組みの再構築は、政府の重大な使命である。

5月22日(c) 『南信州』21日14時23分 "【リニア中央新幹線】JR東海が阿智村清内路公民館で住民説明会開く 危険地区周知せず住民に謝罪"(紙面は22日付1面 "JR東海 クララ沢の安全対策示す 清内路で説明会 危険地区周知せず住民に謝罪")。非公開で行われたので、終了後の参加者へ取材によるとして、県と村が住民に説明していなかったことについて、「情報共有できていなかった」と謝罪。崩壊土砂流出危険地区は治山事業を計画的に実施するための基礎資料で、早期に対応することで災害発生を未然に防ぐために設定しているとし、法律で制限や規制されているものではないことを説明その上でJRがクララ沢の安全対策を説明。神奈川県熱海市の土石流の現場とは違い、盛り土内に水がたまらないよう地表や地下に排水設備を設置する計画を示した。地下排水管とは別に地下排水補助管もつくる。調整池も設置し雨水が近くの黒川へ一気に流れないようにする。 盛り土は階段状に盛り、斜面補強材や植樹による緑化で土砂流出を抑制。治山えん堤を設け、上流からの土砂流入を防ぐ。盛り土内の地下水位が盛土高の2分の1まで上昇した状態を想定しているとし、盛り土の安定性向上のため埋設工を設置する。。これまでほかの残土処分地で行うと説明したものと同じで、安全性については大きな疑問があります。豊丘村の小園の場合は、県やJR東海が知らせなくても、土石流危険渓流の指定があることを住民が知っていたことが、候補地撤回の重要なカギだったことは間違いないはずで、その直後から、残土処分問題を中心議題とした、JR東海、県、関係市町村長の意見交換会が始まったことからすれば、こちらも非公開の意見交換会のなかで、県による指定について住民に知らせないようにという合意ができたという疑いも出てくると思います。この意見交換会は2016年10月3日に第1回が始まったとされますが、実際には、小園で住民運動で処分候補地を撤回せざるを得なかった2016年6月直後の2016年7月13日の会合からはじまったといえます。7月13日分も含め全ての意見交換会の会議録を公開すべきです。
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2016年6月候補地を撤回させた小園の処分地反対の住民運動で配布されたチラシの地図には土石流危険渓流の文字と県が設置した治山堰堤の位置が示されている。住民は、危険な場所ということについて、経験的にも知っていたし、制度上も、危険な場所という扱いになっていることを知っていたはず。清内路の場合も初めから県の指定があることを住民が知っておればどうなっていたのか…? /『中日』15面 "「土砂危険地区」設定 阿智村民に説明せず JR東海など謝罪"。

5月22日(b) 『静岡新聞』21日 "川勝知事「行政対応改善に全力」 熱海土石流巡り 静岡県議会臨時会"。

5月22日(a) 『静岡新聞』21日 "難波氏感謝「結果出せた」 副知事退任、議場であいさつ"。

5月21日(h) 『朝日』33面 "線路わき 368人避難 都営大江戸線、車両故障"(web版)。大江戸線は、トンネルの断面積が少なくてすむ鉄輪式のリニアモーターカー。本郷三丁目駅と上野御徒町駅の間で8時46分緊急停止。乗客368人は避難準備ができた9時26分から車両を降り、トンネル内を約300m歩いて避難。線路わきの軌道から1mの高さの避難経路の幅が約50㎝、等間隔に照明があり、障害物のある場所では駅員が指示。東京都交通局によれば、避難終了は10時12分。人口の多い場所を短い駅の間隔で走る地下鉄と、人のいない地域を長い駅間隔で走るリニアでは、同じリニアモーターカーでも大きな違いがあると思います。当たり前だけれど。田舎では鉄道は地上を走るのを基本とすべきでしょうね。

5月21日(g) 『信毎』2面 "JR東海が阿智村民に謝罪 残土置き場候補地 土砂の危険周知されず"。JR東海の古谷担当部長は取材に、丁寧な説明をしていなかったことをおわびした と述べたそうです。さて、風越山トンネルで地上の土地所有者の承諾を得ずに掘削しますよという説明は「丁寧な説明」とはいえないので、そのことにはなるべくふれないのが「丁寧」だとJR東海は考えているのかも知れません。

5月21日(f) 『日経』5面 "JR肥薩線復旧の負担減 国が工事肩代わり"。

5月21日(e) 『信毎』2面 "大鹿のリニアトンネル長野工区 本坑掘削開始 残土増え ダンプ通行ピークに Q&A 車体通るため作業用トンネルより広く"。トンネルの断面積について、本坑100㎡、斜坑50㎡、先進坑35㎡としていますが、本坑は掘削断面積が100㎡で完成時には74㎡、斜坑は掘削断面積が80㎡、先進坑は掘削断面積が35㎡だと思います。「斜坑50㎡」は仕上がりの断面積だろうと思います。

5月21日(d) 『朝日』29面 "子連れで乗りやすい列車って 専用車両や応援ステッカー/「すみ分けだけでない策を」"。 日本の大都市圏の公共交通は「客をたくさん乗せて運ぶ」ことで利益をあげてきた。…「結果的に子連れ客や障害者などを排除してきた」…「子連れが邪魔とされるのは、公共交通は『有償の仕事に向かうための公共空間』という意味合いが強く、私的で個人的なことを持ち込むことは『迷惑』という圧力が強いため…」

5月21日(c) 『信毎』7面 "盛り土規制 全国統一 「許可制」「罰金3億円」導入 対策強化へ改正法成立 安全へ権限 自治体の負担重く 区域指定・申請許可・監視・是正命令判断"。

5月21日(b) 『中日』1面 "ポンプ倍増 月内に水確保 明治用水 上流からも取水 「共倒れ」恐れ 農業用停止"、5面 "社説:明治用水で漏水 水事業の重み忘れるな"、32面 "別河川から取水作業着手 明治用水 農業用、必要量の一部"、『信毎』7面 "全国の取水施設390カ所緊急点検 政府 愛知の大規模漏水受け 松本の梓川頭首工 県内は1カ所対象"。

5月21日(a) 5月18日、飯田市上郷の下黒田東地区の役員の月例会合の席上、JR東海は同地区の地下を掘削するリニア中央新幹線の風越山トンネルの工事についての説明をおこなったようです。2014年末の事業説明では、地域住民全体への説明会を工事の前に開くようなことをいっていました。30m以深の部分の地上の所有者に工事の承諾を得ないことは明らかに所有権の侵害なのですが、2014年の事業説明会では地域住民全体への説明会で了承をいただくと説明していました。この点は非常に問題です。5月31日には、風越山トンネル工事についての内容も含んで、トンネル坑口と中間駅が計画されている北条地区で北条住民に限定した説明会が予定されています。しかし、トンネル掘削で東京の外環道のような被害がでる可能性がある下黒田東地区はじめトンネル上部の地域では2014年の事業説明会以降、残土運搬ルートについての説明会はあったようですが、トンネル掘削に関係する説明が全くなされていないという声を聞きます。

5月20日(i) 『南信州』7面 "大鹿村の県道でトンネルの壁崩落"。18日午後5時半ころ県道22号線の北条トンネルの松川町側の入口の壁が崩れているのを通行者が発見。長野県飯田建設事務所は、同トンネルを含む大鹿村大河原ー松川町生田峠地区間の約4.5キロを通行止めとした。北条トンネルは県道59号線(小渋線)から松除橋を渡った先にあるトンネル。

5月20日(h) 『信毎』27面 "飯田線無人駅 車いすの介助 7駅 来月から試行 JR東海"。介助するのは、運転士や車掌。リニアをつくるほどの金があるなら、余計な人員がいるのであれば、サービス向上に使うべきだと思います。

5月20日(g) 『赤旗』13面 "知事選7月告示 金井候補 市町村の訪問開始 "あったかい"長野へ リニア問題 住民要望を聞く"。

5月20日(f) 『赤旗』2面 "残土処分は発生者に 盛土規制法案 武田氏迫る 参院国土交通委全会一致で可決"。

5月20日(e) 『南信州』7面 "観光施設再生へ新組織 南信州公社が運営状況報告"。

5月20日(d) 『南信州』1面 "住宅着工2年連続減 21年度飯伊 「持家」増、「貸家」減で676戸"。

5月20日(c) 『信毎』27面 "愛知漏水 工業用取水再開 通常の3割程度 農業用はめど立たず 地中に埋め込んだ鉄板 老朽化か"、『中日』1面 "農業用 別河川から取水 明治用水 愛知県が緊急許可 米農家 焦り、怒り「苗が枯れる」 堰底部の鉄板 老朽化か"、26面 "愛知の豊かな農業 支える水が 漏水の明治用水 140年の歴史"。

5月20日(b) 『信毎』3面 "焦点:大糸線 探る持続可能性"、『日経』31面 "大糸線の活性化へ初会合 振興部会"、『中日』15面 "大糸線活性化むけ振興部会を初開催 大町で期成同盟会"。

5月20日(a) 『信毎』3面 "自民議連 地方鉄道巡り首相に提言 問われる 国の主体的関与"。

5月19日(j) 『中日』19時01分 "新幹線30兆~50兆円投入を 自民PTが提言案、単線整備も"。 夏の参院選に向けたアピールもあるとみられる

5月19日(i) 『信毎』2面 "南ア・長野工区 掘削開始 要対策土発生に地元懸念"、『南信州』1面 "南ア長野も本坑掘削開始 小渋川から品川方面に"、『中日』は 18日に掲載。『信毎』によれば、

 『信毎』によれば、中央構造線博物館顧問・河本和朗さんは、先進坑で要対策土が出ているので本坑でも要対策土がさらに出る可能性もあると指摘。

 『信毎』は、静岡は未着工であるとし、4月に大鹿村の工事現場などを視察した「リニア新幹線を考える静岡県民ネットワーク」(事務局・静岡市)の林克・共同代表は「静岡での議論が続いている中、長野側からトンネルを掘っていくのは拙速すぎる」と話した。と書いています。長野工区は静岡県内に約700mくいこんでいます。トンネル内部の最高地点は静岡県内なので、一部のトンネル湧水は長野県側に流れて来るので、静岡県で提訴された差し止め訴訟では静岡県内での工事の差し止めを求めています。

 なお、除山斜坑の掘削開始は2017年11月1日。かりに3月半ばに掘削が完了したとすれば、工事期間の日数は1595日。1カ月あたり約35mを掘削したことになります。このペースで静岡工区までの先進坑部分(5090m)を掘削するとすれば、あと145か月=約12年かかるはずです。今年は2022年なのでトンネル掘削だけで2032年まではかかる可能性もあります。先進坑の掘削断面積は斜坑の約半分なので倍のペースで約6年としても、完了は2028年。2026年度中に工事完了というJR東海の見通しはかなり厳しいと思います。伊那山地トンネルが中央構造線を通過する部分はまだ調査中のようですし、その先には掘削が難しい蛇紋岩(かってのアスベストの原料)が多量に存在する部分があります。本坑の掘削を開始したというと何か勢いが良い感じなのですが、『南信州』でさえ何かさえない感じの書き方です。さて、リニアのトンネル区間で、本坑部分が掘削できた部分が全体で何メートルなのか? (参考:大鹿村のリニアのトンネル工事について)

5月19日(h) 『信毎』27面 "県内駅建設予定地にある事業所で最大 飯田のパチンコ店 31日閉店"。ダイナム(パチンコ店)は8月に撤退といわれていましたが、『信毎』の取材に31日に閉店すると説明したようです。立ち退き対象は、事業所約90、住宅約200世帯。

5月19日(g) 『南信州』2面 "村活性化と魅力再発掘を 大鹿村観光協会が総会開く"。新型コロナウイルスやリニア中央新幹線トンネル掘削工事の本格化による村外への残土搬出車の通行量増大により「村観光の需要を押し下げてしまっている」と指摘。JR東海や県に対し、運搬車両の観光シーズン(4月~11月)中の土曜日全面運休を村や議会と連携して要望を継続するとした

5月19日(f) 『中日』7面 "新幹線ブレーキ 新試験装置導入 JR東海、小牧研究施設"。新幹線は地震を検知するとブレーキがかかる仕組みがあって、平坦な直線を285km/hで走行中の停止距離は約2800mですが、寒冷期の雨や降雪の場合は距離が伸びる現象を検証する国内初(!)の実験装置を導入(3月から稼働)。装置の機械としての基本的な構造は、こんなかんじ(*)だと思うのですが、それが国内初とは…。* 科学映画『振動の世界』の一部

5月19日(e) 『日経』13面 "山形新幹線の新型車両、導入削減"。JR東日本は、山形新幹線の新型車両「E8系」の導入を17編成から15編成に減らす。新型コロナウイルス禍で鉄道輸送がヘリ、コロナ前水準まで戻らないとの想定でピーク時の輸送量予測に合わせた

5月19日(d) 『日経』34面 "只見線、10月1日全線再開 福島の区間復旧で11年ぶり"。2011年7月の豪雨災害で不通になっていた只見線が10月1日に11年ぶりに全線運転再開する予定。

5月19日(c) 『中日』1面 "愛知の用水 大規模漏水 取水堰の川底に穴、農工業へ影響"、28~29面 "明治用水 15日には漏水確認 施設老朽化 各地で 「産業の血液」耐震化44% 農政局の対応後手 愛知県や企業も批判"、『NHK NEWS WEB』18日20時28分 "愛知 取水施設「明治用水頭首工」で大規模漏水 影響広がる"、『NHK NEWS WEB』19日 20時52分 "愛知 大規模漏水 工業用水は利用可能も 農業用水のめどたたず"『Yahooニュース』19日22時35分 "愛知の用水での大規模漏水、現場で見えた異常な川の姿(関口威人・ジャーナリスト)"。矢作川の用水の取水堰の上流側の底に穴が開いて下流側に水が漏れ水位が減って取水ができなくなり、ポンプを設置して対応。豊田市内では水田の水が干上がったところもあるようです。碧南火力発電所が出力を約半分に抑えるなど影響がでる。

5月19日(b) 『信毎』34面 "熱海土石流訴訟 争う姿勢 起点土地の現旧所有者 口頭弁論"、『日経』35面 "熱海土石流訴訟 争う姿勢示す 起点土地の現旧所有者"、『赤旗』15面 "原告 盛り土崩落は人災 熱海土石流訴訟 所有者側争う姿"、『中日』28面 "熱海土石流 責任を否定 地裁支部初弁論 前・現土地所有者"、『静岡新聞』19日 "被告は行政の責任指摘 熱海土石流損賠訴訟、初弁論"、『静岡新聞』19日 "熱海土石流訴訟、争点は 審理長期化の見通し、弁護士が解説"。

5月19日(a) 15日 に行われたリニア集会の記事 = 『赤旗』13面 "リニア問題だらけ 長野・飯田で中止求め集会"。

5月18日(m) 『日経』17面 "ヘリウム、品薄感強く 「物流混乱、ロシア産調達も停滞」 長引けば半導体生産に支障"(web版)。エレクトロニクスの応用が広く行われるようになっているので半導体生産は重要です。常電導のリニアモーターカー(トランスラピッドやリニモなど)は、一番カギとなる浮上技術にエレクトロニクスを応用。超電導リニアは同じ用途に液体ヘリウムで冷却する超電導磁石を用いています。トランスラピッドも超電導リニアも推進用にはエレクトロニクスを活用しています。浮上のために直接ヘリウムを使う分だけ超電導リニアの方が無駄があると思います。信頼性はエレクトロニクスのほうは超電導磁石より優れるといわれます。

5月18日(l) 飯田市飯沼丹保の移転代替地の市道の改良工事で契約額が増額したのに、議会にはかることなく2年も過ぎてしまったというニュース。工事はすでに完了していて、飯田市は5月24日に開会する定例議会に議案を提出する予定(『信毎』30面 "飯田市、必要な議決付さず リニア県内駅周辺整備 市道改良工事契約 複数チェック体制 「誰もが見落とし」 「議決権の侵害」 11年にも同様事例"、『南信州』1面 "飯田市 議会議決なく変更契約 リニア代替地巡り追認求め"、『中日』12面 "市議会の同意得ず 工事契約額を変更 飯田市")。行政法が専門の又坂常人信州大学名誉教授は、「悪質性の程度はそこまであるとはいい難いが明らかに違法」、市議会の井坪隆議長は、「明確な地方自治法違反。由々しき問題だ」 と指摘。井坪議長さんの農地の下を風越山トンネルが通ります。30mより深い位置なので土地所有者個人としての井坪議長さんの許可を得ずに掘削するとJR東海は説明しています。これは憲法や「民法」で認められている所有権の侵害に当たるんですが…。

5月18日(k) 『中日』12面 "南ア長野工区 本坑掘削開始 JR東海、先月"。17日、JR東海は小渋川斜坑先の本坑部分の掘削を静岡工区方向に4月11日に始めたと公表。『中日』は、南アルプストンネル長野工区の先進坑(調査用トンネルア)昨年12月に貫通した。 と書いていますが、静岡工区までの全区間ではなく、小渋川斜坑と釜沢斜坑の間です。なんで報道発表が1カ月以上もあとになったのか?

5月18日(j) 『信毎』30面 "中川 生コン混じりの水問題 JR側謝罪「河川へ影響ない」"、『中日』12面 "中川の生コン洗浄水 未処理で地面に放出 JR東海など、村に謝罪"。JR東海と鹿島などが中川村に対して謝罪。宮下村長は、実害はなかったとしたえも、こんな基本的な環境対策ができないようでは、説明していた盛土の安全対策も履行できているか心配になる(『中日』)と、下伊那漁協は、しっかり説明してもらった。河川に影響がないと分かり安心した(『信毎』)とコメント。ただし、長野県上伊那地域振興局・廃棄物対策課が独自に不法投棄に当たるかを調査する(『中日』)ということなので完全に白というわけではないです。下伊那漁協のコメントは、一部の変な住民が騒いだけれど、大したことはないんだよという説明で大いに納得しましたよと受け取っちゃまずいでしょうか。

5月18日(i) 『信毎』23面 "松川町の拡幅 契約議案提出へ 町、24日の臨時会に")。リニアの残土運搬路の改良工事についての契約議案。本来4月に工事を完了させる方針だったものが関係機関などとの調整に時間がかかった。

5月18日(h) 『赤旗』2面 "「適正管理のストックヤードを」 盛り土規制 武田氏に参考人 参議院国交委"(web版)。

5月18日(g) 『日経』10面 "上海浦東空港、旅客99%減 4月、都市封鎖響く"。上海のリニアモータカー(常電導、トランスラピッド方式)は浦東空港と上海市郊外の龍陽路までを結ぶ空港アクセス路線なので、影響を受けただろうと思います。

5月18日(f) 熱海土石流についての最終報告について静岡県副知事がコメント(『赤旗』15面 "盛り土「最悪想定不十分」 静岡県、法的瑕疵は否定"、『日経』34面 "「行政の対応、深く反省」 熱海土石流 第三者委報告受け 静岡副知事"、『中日』25面 "静岡副知事「深く反省」 熱海土石流 最終報告受け")。

5月18日(e) 『中日』26面 "設楽ダム 工期8年延長 34年度完成へ 地滑り対策など"。「想定外」の地滑り対策や、あたりまえに想定されているべきだった作業員の労働条件の改善のため、設楽町で建設中の設楽ダムの完成予定が2026年度から2034年度になると国交省中部整備局が公表。

5月18日(d) 『信毎』3面 "焦点 8.7知事選 多選 争点に浮上 現職4選目指し出馬表明 阿部守一氏 弊害は認め自戒強調 金井忠一氏 挑戦減りマンネリ化"、『南信州』2面 "「県民の声聞いて発信」 県知事選 金井氏が表明後初の飯伊入り"。金井氏は、16、17日とリニア建設が行われている飯田下伊那地方を訪れ視察、住民の声を聞く。『信毎』は、前回の知事選でもリニア中央新幹線整備に問題意識をもっていたという金井氏。今回もリニア整備に伴う沿線地域の課題を「主要な県政課題の一つ」と位置づけ「真っ先に現場を見たかった」とする。視察後、「4年たって工事が進み、問題が深刻化している」と指摘。残土置場の危険個所周知に関するJR東海や県の姿勢を疑問視し、新型コロナで行動変容が進み乗車需要も激変するだろう―と主張。「リニア建設が必要なのか、県としても立ち止まって検証すべきだ」と提起する。と。『南信州』は、16日、出馬表明後初の飯伊入りをした。2日間でリニア中央新幹線の残土置き場計画地などを視察し、近隣住民と意見を交換。…飯田市上郷飯沼で、リニア県内駅周辺の移転対象者たちと対話。県内外で相次いで発生している工事現場での事故や残土置場の土石りゅうすつの危険性、周辺整備のための土地利用などについて話を聞いた。金井氏は「声を直接聞き、もう一度いろいろな問題点を検証すべきと改めて感じた。と。

5月18日(c) 『朝日』25面 "新幹線 地震対策検証へ JRに工事前倒し促す 国交省"、『中日』25面 "新幹線耐震 前倒し要請へ 国交省、JRに 値上げ容認議論も"、『赤旗』15面 "新幹線の耐震化 前倒し要請検討 国交省"、『日経』2面 "新幹線 値上げ容認検討 国交省 耐震化前倒しへ転嫁"、『信毎』31面 "新幹線耐震化「前倒しを」 国交省要請へ 運賃上げ容認 可能性"。地震の時の安全対策でS波の到達時点から減速するという対策では運行速度を今より遅くすることが役立つことは、中越地震の時の上越新幹線の脱線や、今回の東北新幹線の脱線事故で明らかになっていますから、時速は運行最高速度は200~250㎞/hが良いはず。ともかく300㎞/h以下の運行速度なら時速500㎞/hの超電導リニアは必要ないはずです。新幹線の運賃が値上がりするとリニアの運賃も上がるわけですね。

5月18日(b) JR四国の全路線が赤字(『朝日』26面 "JR四国 全線で赤字 20年度 存続議論 加速狙い公表"、『日経』14面 "JR四国、20年度は全線区赤字"、関連して、『朝日』19面 "鉄道やバス維持 国に要請書 全国知事会")。赤字でも必要だというなら、住民もそれなりの覚悟が必要だと思いますが、それは地元の沿線自治体が運営費用を負担すべきとかバス路線化いうことでなく、貨物輸送を鉄道中心に戻すとか鉄道は残すことを基本にしたことだと思います。

5月18日(a) 『静岡新聞』 "難波喬司・静岡県副知事退任 理事としてリニア、土石流担当継続"。

5月17日(h) 『静岡新聞』 "湧水戻し案JR提示 国交相「議論進展を期待」【大井川とリニア】"。

5月17日(g) 『朝日』13面に諸富徹氏へのインタビュー "資本主義 日本の落日 環境対策を軽視しものづくりを過信 世界の潮流乗れず 成長がなければ固定化する格差 産業構造変革を"(web版)。

5月17日(f) 『南信州』1面 "三遠南信道 水窪佐久間道路 事業の本格化告げる 浜松で中心くい打ち式"(web版)。15日、三遠南信道で最後の未着工区間の浜松市天竜区水窪町と佐久間町間について、中心くい打ち式。

5月17日(e) 『信毎』29面 "中川の現場 生コン混じりの水地面に 「環境配慮内」地元憤り 県道改良工事 県がJVに聞き取り"。そもそも環境に配慮をしていたら、リニア計画はできないことは、環境影響評価書に対する環境大臣の意見書が、本事業は、その事業規模の大きさから、本事業の工事及び供用時に生じる環境影響を、最大限、回避、低減するとしても、なお、相当な環境負荷が生じることは否めない。 と指摘していたことでも分かると思います。それでも国交大臣は建設計画を認可した。環境大臣は続いて、例えば、本事業のほとんどの区間はトンネルで通過することとなっているが… といっていますが、中川村の工事もリニアの南アルプストンネルから出てくる残土を処分するためのもの。

5月17日(d) 『信毎』29面 "中津川市民ら訴え、産廃施設許可取り消し"、『中日』28面 "中津川の産廃施設 許可取り消し命令"。

5月17日(c) 『信毎』5面社説 "盛り土への対応 行政は責任の明確化を"。

5月17日(b) 『信毎』2面 "大井川水量対策 新案巡りJR東海社長 「具体的に答え 理解求める」"、『中日』27面 "リニア工事新対策案 「理解いただきたい」 JR東海社長"、『静岡新聞』 "JR社長 田代ダム案「理解いただきたい」【大井川とリニア】"。

5月17日(a) 『読売』 "ヘリウム品薄、水道水検査に影…契約業者が納入できなくなった自治体「こんなこと初めて」"。ヘリウムはこういう重要な用途で使われているんですが、超電導リニアでも超電導磁石の冷却のために使われています。JR東海はヘリウムのいらない高温超電導磁石の開発をしているはずなのですが、つまりヘリウムが貴重な物質だからリニアなどに用いるのは不適当だと考えていることは間違いないのですが、実用化できたのかどうかはいまだまったく不明です。磁気浮上式鉄道でも常電導ではもちろん鉄の車輪を使う鉄道も、ヘリウムはそもそもいりません。 ⇒ "超電導リニアに関する今後の技術開発について(2017年2月17日)" では、「営業線に必要な技術開発は完了」したとして、「平成23年(2011年)5月には、全幹法に基づく整備計画における中央新幹線の走行方式として超電導リニア方式が採用されている」となっています。また、このPDFは2017年の時点なのに「重点開発課題)」として、「高温超電導磁石の長期耐久性の検証」があがっています。山梨リニア見学センターのHPによれば、2005年11月に「高温超電導磁石を搭載した車両の走行試験を初めて実施しました。」と書いてあるのですが、それ以降この年表には「高温超電導磁石」についてのトピックはありません。2013年以降については根票の範囲でないのですが、ヘリウム不足が話題となったのはかなり以前からですから、JR東海や国交省の側からヘリウムを使用しない超電導磁石の実用化についての説明が皆無というのはどういうことなのかと思います。 参考:『EMIRA』2019年9月17日 "世界で実用化研究が加速! リニア中央新幹線にも応用を見据える“鉄系超伝導”とは?"。

5月16日(e) 『静岡新聞』 "社説(5月16日)リニア湧水の協議 堂々巡り、誰も望まない"。

5月16日(d) 『中日』13面 "ホームと列車の隙間埋める救世主"。

5月16日(c) 『信毎』2面 "行政計画削減 各省庁に要請 内閣府 自治体負担を軽減"。

5月16日(b) 『中日』2面 "路線バス再生へ 新たな補助制度 国交省検討 エリア単位で支援可能に"。

5月16日(a) 『信毎』21面 "「過去の教訓は?」 相次ぐ事故に指摘 飯田でジャーナリストら語る"。15日の 「リニア計画中止 ~リニアは災害★リニアは公害」 の記事。

5月15日(b) 『静岡新聞』 "ルート選定経緯に静岡県苦言 JR「高圧湧水は避けられず」【大井川とリニア】"。

5月15日(a) 「リニア中止!伊那谷実行委員会」主催の「リニア計画中止 ~リニアは災害★リニアは公害」。参加者から、周囲では、リニアは出来そうにないというと、まさかと、リニアに期待している人がほとんどという発言がありました。実は世論調査によれば、期待している人は3割程度なのです。「ほんとにできるの」とは「できない可能性が高い」ということ。大事な点は、リニア計画で起きている被害や犠牲をどれだけくい止めるかということ。参加者から合理的な理由がないのに工事が進んでいるのはゼネコンの利益との関係があるのではとの声もありました。1941年当時、米国と戦争を始めれば、日本が負けることは、陸軍だって予測していました。開戦せずに米国の主張にしたがって中国やインドシナ半島東部などから撤兵して臥薪嘗胆したなら、多数の人がなくなることもなく、各地が焦土となることもなかった。開戦には合理性がなかったのす。合理性がないのにやってしまう、そして止められない、そういうこともあるんだと思います。さて、ゼネコンの利益のためにやっているリニアだから反対すべきという説明方法で納得できる人がどれぐらいいるでしょうか? もちろん、戦争でも資本家はちゃんと利益をあげていたのですが…。説明として、三角形の2辺をつなぐ1辺がたりない、そんな感じがしますね。各地から人を呼んで話を聞くというのは、悪いとは思いません。しかし、限られた時間の中で内容を盛りだくさんにすると中身が薄くなるということも考えた方がよい。新聞をよく読むということはやっぱり基本的なことだし、インターネットを利用して情報を探すということは、こういう集会に参加しようと思う人にとって役にたつと思います。リニアに疑問を感じてるのに、直接あって話をしないとというのもね…。/『中日』16日11面 "工事の中止求め集会や街頭デモ 飯田で地区住民ら"、『信毎』16日 "「過去の教訓は?」 相次ぐ事故に指摘 飯田でジャーナリストら語る"。『中日』の見出しにあるように集会のあと街頭デモが行われたようです。年始めからリニア関連の連載をしたり、土砂災害の危険について県が指定した谷にリニアの残土置場が計画されていたことを伝えている『信毎』は街頭デモが行われたとは記事本文でも書いていませんね。

5月14日(g) 『信毎』35面 "支援金支給が遅れ、私費渡す 飯田市、職員を減給処分"、『南信州』9面 "飯田市 生活困窮者支援で遅延 主事が198万円立て替え"。『信毎』によれば、市が昨年7月に運用を始めてから主事1人が相談から申請受理、審査、口座振替の処理を担っていた。定期的な面接も必要で、今年1月から手が回らなくなり、部内で事情が共有されないまま主事が私費で立て替えて窓口で現金を渡した。昨年8月に事務補助のための臨時職員を募集したが、採用できなかった。飯田市のリニア推進部にはけっこう多数の職員が配置されています。推進部はリニア建設の移転の用地交渉をしています。移転交渉が早く進むようにと、住民を追い出そうと、そうとしか取れないのですが、部内にダルマをかざって頑張っているわけです。お父さんは家族の大黒柱。お父さんのお仕事がスムーズにいくことは、「職員と家族の健康を」祈ることとイコールというわけですね。しかし、本当は、飯田市は、リニアや信大の新学部誘致どころじゃない状況になっているのだと思います。

5月14日(f) 『日経』21面 "鉄道大手14社、黒字転換 東急や京急、不動産が支え 前期最終 本業なお低調 運賃値上げ表明相次ぐ"。黒字転換は、東急、近鉄、東武、JR九州。赤字継続は、JR東日本、JR東海、京成。JR東海は、「東海道新幹線が低迷」が原因。京成は「成田空港路線が低迷」。JR東日本は「運輸収入コロナ前6割に」。JR九州は「不動産売却が寄与」。各社は鉄道事業のコスト削減を進める…JR東海も一部の設備投資を先送りするなどして660億円のコスト削減を見込む 鉄道事業の全体として見ると、リニア計画は無駄・無謀なことはあきらか。

5月14日(e) 『信毎』2面 "信大新学部誘致へ提案 飯田市 リニア開通で将来性 長野市 IT系企業多く優位"、『南信州』1面 "飯田市 財政支援含めメリット提示 信大の新学部設置巡り"(web版)、『信州 NWES WEB』"信州大新学部誘致 飯田市と長野市 金銭的支援などアピールへ"。飯田市(広域連合)は、財政支援すること、リニアができると、大都市圏に一番近いキャンパスになると売り込んでいます。それって、信州大学は田舎の大学だという意味にもとれ、失礼なことじゃないでしょうか。もう2027年のリニア開業が無理なことは誰が見ても明らかだと思いますが、東海道新幹線の低迷、静岡工区の未着工、都市部の大深度のシールド工事の遅れ、相次ぐトンネル工事関連事故などなど、第一に、リニアはできるのかという問題があります。リニアに期待する人は約3割、期待しない人が約7割(参考)。また、昔はそういわれたものですが、有名大学に進学できる高校生が北信や中信に比べて少ないことについて、南信の生徒は質が低いからと、さて飯田下伊那から信大の新学部へ入学できる高校生が何人いるでしょうか。

5月14日(d) 『日経』42面 "盛り土造成 許可制に 違反罰金3億円 月内、法案成立へ"。

5月14日(c) 『信毎』1面 "熱海「人災」行政も責任 県・市の盛り土対応「失敗」 第三者委認定"、3面 "焦点:無責任行政 招いた人災 27人犠牲の熱海土石流 第三者委「危険性認識不足」 野放図造成 背景に県・市対立"。長野県内のリニアの谷埋めの残土置き場についても、県の対応には疑問といえる対応が目立ちます。

5月14日(b) 『信毎』37面 "中津川リニアトンネル事故 工事再開"、『赤旗』15面 "死傷事故の工事再開"、『中日』31面 "中津川でリニア工事再開"。

5月14日(a) 『信毎』 "【独自】鹿島などのJV、生コンを川沿いで洗浄 中川のリニア残土利用の県道工事で 長野県「不法投棄に当たる可能性も」"(紙面37面)。

5月13日(i) 『毎日』 "信楽鉄道事故31年 教訓まとめた冊子、非公表 背景にJR西批判"。1991年5月14日の信楽高原鉄道の事故(死亡42人負傷600人以上)について、信楽高原鉄道がまとめた冊子がJR西日本への配慮から公表されずにいるという話。

5月13日(g) 『信毎』29面 "労災認定求める2次署名3874筆 多摩川精機社員自殺、両親ら提出"。労基署に労災認定を求める意見書で、自殺した社員が失踪した同年(2020年)4月10日には度重なる上司からの叱責などに加え、重大課題だったリニア中央新幹線関係の装置の納期遅れが確実になり、連日の緊張が頂点に達して精神障害を発症した―とす調

5月13日(f) 12日行われた土石流災害についての熱海市議会百条委員会で現旧土地所有者が責任を否定。13日には県の第三者検証委が行われる。

5月13日(e) 『赤旗』2面 "盛り土規制対象広く 発生土処理費も適正に 武田氏が主張"(web版)、"最後まで発生責任を 民間建設残土 武田氏が要求"(web版)。

5月13日(d) 樫田秀樹さんのブログ『記事の裏だって伝えたい』の5月13日の記事、"リニア初の「大深度」掘削工事は、半年間でわずか50m。…"。シールド工法では、事前の地質調査が完璧ならひと月に数百メートル以上というペースで工事ができるそうです。ところが、事前の調査が不十分な場合は、突発事故が起きて工事がたびたび停滞することがあるのだそうです。その例としては、事前の調査が不十分のまま始まった広島高速5号線の全長約1.8㎞の双葉山トンネル。既に工事の中断が4回以上あって、2018年9月掘削開始、2022年の完成予定が、いつ完成できるか分からない状況になっています。リニアの都市部のトンネルでは、垂直ボーリング調査が非常に少ないとの批判もありました。大深度法の適用を受けるとはいえ、トンネル直上でのきめ細かな間隔での垂直ボーリング調査が必要で、大深度法によれば直上のボーリングは民有地でも土地収用法の規定を準用できるはず(第9条)。黙ってこっそり掘れるという利点はなくなり、大深度法への批判が高まることにはなるでしょうが…。ひょっとして、事前調査の不足のままはじめてドツボにはまったという感じなのかもしれませんね。⇒ 『レファレンス No.813』(国立国会図書館 調査及び立法考査局、2018-10-20) "リニア新幹線の整備促進の課題―トンネル工事が抱える開業遅延リスク―"

5月13日(c) 『静岡新聞』 "リニア土石流担当理事に難波氏 川勝知事「副知事と同権限」"。

5月13日(b) 『静岡新聞』 "川勝知事 田代ダム案「検討に値する」【大井川とリニア】"。

5月13日(a) 『東京新聞』6時00分 "300メートルの予定がなぜか50メートル止まり 都内リニア工事の「調査掘進」 住民から不安の声も"。意外に難しいシールド工事。

5月12日(f) 『赤旗』13面 "工事状況 説明会開け リニア 山添氏、国交省に要求"(web版)。北品川立坑からの掘削が大幅に遅れている問題で国会質疑。

5月12日(e) 『信毎』2面 "ローカル線維持へ 28知事が緊急提言 国交省に"。

5月12日(d) 『信毎』2面 "説明会終え 工事再開へ リニア 中津川崩落で中断"。

5月12日(c) 『信毎』2面 "中アトンネルの一部通る南木曽町 水枯れ対応工事 来月開始へ"。

5月12日(b) 『南信州』1面 "リニア高架橋工事で移転 地鎮祭 阿島の菓子工場が伊久間へ"(web版)。

5月12日(a) 北海道新幹線の渡島トンネル(全長32.675km)の台場山工区(全長3500m)で3月17日~18日にトンネル内に多量の湧水と土砂が流入した事故で、鉄道運輸機構は、5月10日に地表面で陥没を確認したと発表(11日)。陥没の起きた場所の土被りは約50m(「鉄道運輸機構」 > 5月11日 "北海道新幹線、渡島トンネル(台場山)工区における地表面の陥没発生について (PDF: 1.6 MB)"、3月22日 "「北海道新幹線、渡島トンネル(台場山)工区」トンネル坑内への土砂流入について (PDF: 563.3 KB)"『レスポンス』11日 "北海道新幹線渡島トンネル、現場復旧まで相当の日数か?…直径約5m、深さ約4mの地表陥没を確認")。北海道新幹線工事では、4月13日に羊蹄トンネルの上部地表でも陥没が確認されていました(参考)。⇒ 地表に影響のあったトンネル工事

5月11日(f) 『中日』8面 "名鉄 バス事業再編へ 効率化 中間持ち株会社設立"、"(名鉄)22年3月期予想を修正"。

5月11日(e) 『信毎』8面 "山手線営業列車で自動運転試験へ JR東"。

5月11日(d) 『信毎』3面 "JR東「地方線収支年内公表」 社長表明 地域と議論進める考え"、"JR四国、来春にも値上げ"、『朝日』9面 "ローカル線収支 JR東 年内公表 「地元と議論したい」"。

5月11日(c) 『南信州』6面 "リニアまちづくり講演会 28日 オンライン参加募る"。⇒ 長野県 > 「リニア開業を見据えたまちづくり講演会」を開催します。28日は、午前中にこのイベント、午後には、飯田市の駅周辺整備計画についてのオンラインの報告会があります。

5月11日(b) 『赤旗』15面 "リニア掘進状況 説明を 東京・住民の会"。北品川立坑からの調査掘削が大幅に遅れていることについて、「リニアから住環境を守る田園調布住民の会」は9日、国交省とJR東海に説明を求める要望書を提出したと発表。記事は、住宅街の大深度地下(地表から40メートル以深)にリニアのトンネルが掘られる各地域で住民説明会を開くよう求めています としています。同会のHPに要望書は11日現在掲載されていないようですが、「住宅街の大深度」という書き方は、「各地」を具体的に示せていないこともあり、トンネル工事が地表に与える影響の可能性が一般的なものだという認識に欠ける表現だと思います。リニアの反対運動はネットの利用が下手だと評したジャーナリストがいましたが、報道を見てHPにアクセスして空振りでは、読者はがっかりなので、ネットを活用しているとはいえないと思います。

5月11日(a) 10日、「南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡」は静岡県に対して、「『南アルプスを未来につなぐ会』の理事である松井孝典氏に関する公開質問状」を提出。 松井氏は『文芸春秋』3月号で、葛西敬之氏、森地茂氏と鼎談をしていますが、『環境に影響を及ぼすから、工事などはやってはいけない』という類の議論になってしまうことは避けなくてはいけません などと発言。「市民ネットワーク静岡」は、リニアの賛辞一辺倒で、南アルプス保全への言及は皆無と指摘しています。公開質問の内容は、(1)松井氏の発言についての評価、(2)松井氏の発言と会の理念・目的の整合性はあるのか、(3)松井氏を理事から外すべきでないのか。 ⇒ 関連ページ:『文藝春秋』リニア座談会について

5月10日(a) 「東濃リニア通信」が岐阜の子育て情報誌「にらめっこ」(No.207)に掲載の「夢か悪夢かリニアが通る!vol.36 産廃本を「禁書」扱い」を紹介しています。リニア関連ではないのですが、事件としては、3月10日ころに報道されたものですが、町が図書館に圧力を加えたという点は、豊丘村の土石流災害についての連載に、区長会が圧力を加えた(具体的な反論を述べるのではなく、連載中止を要請している)のと同じようなことがあるんですね。

5月9日(a) 豊丘村で公民館報に区長会が圧力を加えたことに関連して、地権者団体の代表の説明は「途中から始まる話」だと書いたのですが、公共事業というのはだいたい途中から始まる話が多いのではないかと思います。いきなり町がいいだした高森町の公認サッカー場計画について、全員協議会の席上の町の説明について、一部の議員たちは、町は検討を始めることについて認めて欲しいといっていたといい、他の議員たちは建設することを認めてほしいといっていたという。ところが、建設予定地の山吹区には相当に疑問の声がある。残土置き場も候補地に上がった時点で、新聞は自治体の取材から地権者の同意を得ていると書くけれど、実際は検討することとか測量することを認めただけで、最終的に地権者がダメといってひっくり返る可能性もある。リニアの残土置場は基本的に公共事業ではないはずですが、高森町のサッカー場は公共事業。公共事業で用地の強制収用ができるようになっているは「検討」で承認を得て行政が暴走するための裏付けになっているように思います。リニアで移転対象になって、最初は召集令状が来たようなものと、最近は公共事業というのは戦争と同じようなところがあるといっている人もいます。最初に相談がなかったじゃないかと。実は大多数は反対なのに少数の意見で行われる公共事業は戦争と同じところがある。みんなが納得できるまでまっていては公共事業はなかなか進みません。みんなが納得できるまで待っていては戦争はできません。

5月8日(b) 『信毎』1面 "国立・国定公園 エリア拡大へ 環境省 生物多様性 国際目標達成向け"。

5月8日(a) 2月に亡くなった石原慎太郎氏とリニアの関係について、古いですが『ダイヤモンド』2022年2月5日の "石原慎太郎氏の経済政策を回顧、ディーゼル規制・リニア等で賛否も成否も分かれる"。石原氏は1987年に宮崎実験線を視察、1988年に宮崎実験線を「豚小屋と鶏小屋の間を走っているような」と表現、2011年8月13日には『産経新聞』紙上で葛西敬之氏と対談をしていたそうです。

5月7日(c) 『信毎』22面 "公民館報が読んだ波紋 豊丘 リニア残土めぐる連載中止要請(下) 多様な意見 住民と共に 連載継続し区長会の「見解」も合わせて掲載"。

5月7日(b) 『信毎』19面 "飯田のリニア県内駅 周辺整備の現状は? 28日 市がオンライン報告会"、『南信州』7面 "飯田市 リニア開業に関心を 駅周辺整備情報発信 28日にオンライン報告会"。飯田市は、リニアの駅前周辺整備についての検討の成果をオンライン(Youtube)で5月28日にオンライン報告会をすると6日発表。⇒ 飯田市 > "【5月28日開催】 リニア駅ができるまち飯田「オンライン報告会」"

5月7日(a) 『朝日』8面 "航空・JR赤字続く 3月期決算 本格回復なお遠く"。

5月6日(a) 『信毎』22面 "公民館報が読んだ波紋 豊丘 リニア残土めぐる連載中止要請(中) 自由な議論の場「守る」 編集委「区長会の求めに応じれば村民が萎縮」"。公民館報の編集委員は、一般の村民だと思いますが、その委員会が、連載は続けること、批判はそのまま載せることを決定したという、ごく当たり前の話が、記事になるご時世は困ったものです。国鉄内にリニア村ができたと指摘する人もいるリニア計画は、技術開発の初期の段階から議論を避けることでここまで来たといえます。

5月5日(c) 途中から始まる話に真実はないといわれます。『信毎』22面 "公民館報が読んだ波紋(上)豊丘 リニア残土めぐる連載中止要請 盛り土経緯示し 掲載中止求めた区長会 政治的中立は 募った不満"(web版)。『信毎』の記事は公民館活動に区長会が圧力を加えようとしたことを中心に書いているのですが…。続きを読む

5月5日(b) 『南信州』1面 "リニア駅関連道路整備着々と 座光寺上郷道路皮切りに"(web版)。

5月5日(a) 3日、「高森町のサッカー場と場外舟券売場建設について考える集会」が下市田区民会館で開催されました。続きを読む

5月4日(a) 『信毎』22面 "【土の声を「国策民営」リニアの現場から】公民館報連載の中止要求 豊丘村の区長会がリニア残土盛り土批判を問題視(web版)"。 公民館報の連載記事はタイトルは『虻川下流域三六災害体験談』。『信毎』は、虻川流域の本山、下沢の残土置場について批判する記事としていますが、連載のほとんどの回は、主に1961年の三六災害の被災状況の聞き書きの紹介です。この事件については、"対岸の土石流(2021/11/20)"(*) で取り上げました。関連ページ:"豊丘村で三六災害の写真展示(2021/07/07)"。『信毎』の写真に出ている第30回では、寺田寅彦の「位置エネルギーの蓄積・増大は、災害を引き起こす運動エネルギーになる」。思い出したのは、田中輝彦著『重力の達人 橋、トンネル、くらしと土木技術』(岩波ジュニア新書307、1998年) 。そして、山が削れる原因の大きな要素に重力の働きがあること。土木技術が「重力の達人」であったとして、自然の力にどこまで逆らえるのかという根本問題があると思います。公民館報のこの連載は実証的だし科学的なものです。「公正中立」という軽率な「経文、呪文、お題目」で批判できるような内容ではないです。『信毎』のこの記事は、5日から始まる、この事件についての数回の連載の前触れ記事です。(* 「対岸の土石流」は不謹慎な表現ですが、本山も虻川下流も毎日対岸から目にしている風景の一部です)

5月2日(a) 『毎日』コラム:風知草 "甘い審査と営利主義=山田孝男"。4月12日の東日本高速の外環道工事で起きたシールドマシンの損傷事故について、トンネル工学の谷本親伯(ちかおさ)・大阪大名誉教授のコメントを紹介。(東日本高速の言い分は)「自らの責任を棚に上げ、突然の雨でこうなったと言わんばかりの、プロ意識を欠く情けないもの」「本来、設計業者、発注者、ゼネコン、それぞれの内部で幾重にも点検がなされ、相互に立ち会って確かめる厳密な工程ですよ。大手ゼネコンはミリ単位の施工を競う。図面のトンネルの中心が正しい中心より90センチも下だった――なんてミスは考えられない」「しかも、カッターの刃が3割も欠けるまで誰も気づかなかった。深刻な失態なのに説明する態度は事務的で、自分のせいじゃないという逃げ腰です。この能力と姿勢ではもっと重大な事故が起きますよ」。外環道工事が起こした調布市内の陥没事故について、コラム執筆の山田氏は、ネクスコの有識者委員会は「特殊な地盤」を強調したが、住民は責任の所在を示さぬ説明に反発 と書いています。外環道の2つの事故についての谷本さんのコトバと山田氏の見解は、そのとおりだと思いますが、なお、山田氏の、2021年12月6日の「風知草:共産党、政権参加なら」 について、『赤旗』が "根拠ない断定で、日本共産党を叩く異常 ――「毎日」コラム「風知草」を批判する(2021年12月8日)" で批判。今日の一部メディアの知的堕落、知的退廃の深さを感ぜずにはいられないコラム と。外環道の事故について山田氏は、作業に携わる人々の手腕と責任感を疑わせる事故がまた起きた といっています。おもしろいですね。

5月1日(b) 『赤旗』17面 "住民の意思示そう 長野 リニア駅予定地住民が会"。4月30日に飯田市の上郷公民館であった、「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」の集会「みんなでリニアから自然と暮らしを守ろう」の記事。/『信毎』23面 "「不安の声をJRに」 飯田で住民の会発足"

5月1日(a) 『赤旗』17面 "クローズアップ:奈良知事リニア躍起 工事発生土使い滑走路建設 事業主体未定の新鉄道計画 共産党「荒唐無稽な構想やめよ」"。山梨実験線で試験車両が体験乗車を行い、工事が各地で始まっていますが、リニア計画はやっぱり「荒唐無稽な構想」な事業です。