出来事・ニュース:2024年08月
8月31日(i) 『朝日』21面 "ひもとく:ハンナ・アーレント 危機の時代に抗う「複数性」の思考 フェリス女学院大教授(思想史)・矢野久美子"。「人と人とが交わす言葉、互いに織りなす関係が、このところ粗末に扱われていると感じる。『公的代弁者によるきわめて効果的な空話と無駄話』や『ものの本質を暴くのではなくそれを絨毯の下に押しこんでしまう言葉』といった政治学者ハンナ・アーレントの表現が、目下の状況を指しているかのように響く。」
8月31日(h) 『朝日』11面 "多事奏論 編集委員・伊藤裕香子:新幹線開業60年 車窓の向こう 眺める 広がる"。リニア中央新幹線ではほとんど無理な話。
8月31日(g) 『朝日』1面 「天声人語」。「殿様商売」「憮然(ぶぜん)」というキーワードで兵庫県知事のパワハラ問題について書いています。「殿様商売」は正誤ふたつの意味で、リニアを建設しているJR東海にもいえるかも。軍需省総動員課長だった方が、1944年の夏、近衛文麿など総理大臣経験者だった重臣に国力の状態を説明したとき、近衛は「ぶぜんとした表情で聞いておられた」と語っています(ドキュメント 太平洋戦争 第01集|大日本帝国ノアキレス腱 ~太平洋シーレーン作戦~)。たぶんリニアを推進してきた方たちがリニアの現状に本来の意味でぶぜんとしていないなら、だめだこりゃ。
8月31日(f) 『赤旗』 "JR埼京線を安全に ホームドア設置・無人改札解消 東京都埼玉の議員・候補ら要請"(web版)。
8月31日(e) 『赤旗』 "気泡 リニア工事原因か 東京・目黒川 党議員団が説明要求"。関連で ⇒ FB:"樫田秀樹さん(8月20日 11時32分)"、"樫田秀樹さん(9月1日 11時44分)"。
8月31日(d) 『赤旗』 "京都延伸阻止しよう 北陸新幹線 住民運動の交流会 倉林氏参加"。
8月31日(c) 『信毎』11面 "辰野町の予約型乗り合いバス 公共交通協が運航方式承認"。
8月31日(b) 『信毎』9面 "しなの鉄道 営業赤字1457万円 4~6月 前年同月比3139万円圧縮"。
8月31日(a) 『日経』1面 "データで読む地域再生 交通網再生へ計画1000超 自治体、事業者・住民と連携"、35面 "データで読む地域再生:新潟・上越市の公共交通計画 乗り合いタクシーや混乗 一部は住民団体運営 市の負担抑え路線維持"。
8月30日(f) 『信毎』2面 "公共交通維持 支持を強化 阿部知事インタビュー"。
8月30日(e) 『中日』6面 "西濃運輸 配送にAI活用 最適ルート、来月から実証実験"、『日経』16面 "スバル、荷下ろしは自社で 「24年問題」対応、工場から改革"、17面 "花王、倉庫すべて自動化 荷積みに無人フォークリフト"、"ANA、陸空一体輸送 トランコムと 全国で最短当日配送"。
8月30日(d) 『中日』6面 "物流24年問題 名商が初調査 企業「価格転嫁」課題95% 「賃金上昇」対応に苦慮"。
8月30日(c) 『中日』3面 "JR東海 人事制度刷新へ 専門力で待遇アップ"。
8月30日(b) 『朝日』29面 "「過去の設計に固執しすぎた」 再処理工場の延期発表"。原燃の社長のコメント=「目標が守れなかったのは過去の設計に固執しすぎたというのがあった。見通しの立て方が悪かった」。50年も60年も前の発想による技術に固執したのがリニア失敗の原因。
8月30日(a) 『神奈川新聞』"相模原のリニア新駅建設現場で高さ10メートルの土のう崩落、一時道ふさぐ"。記事を読んで疑問に思うことは、(1)土のうは盛土の「のり面」と離して積んであったのか、それとも土のうと盛土の「のり面」の間に土砂があったのか。(2)道路に広がっている土砂は土のうの中に詰まっていたものなのか。(3)JR東海の説明どおり、盛土が「それ自体が堅固な構造物」であれば、何のために土のうが積んであったのか。(4)なぜ、雨で土のうがくずれたのか。(5)写真を見ると、土のうの崩れた部分の盛土の面に土のうの高さと同じ位の間隔で縞模様があるのはなぜか。(6)盛土の外側に積まれた土のうは緑色なのに、崩れた土のうは緑色と黒があるのはなぜか。・長野県内の残土の仮置き場に比べてのり面の角度が急な感じもしますが、土のうを逆三角形の断面に積んでのり面を押さえていたのでしょうか? / JR東海がこの事故について発表しています → JR東海:ニュースリリース:中央新幹線神奈川県駅(仮称)における土のう崩れについて(8月30日)。驚いたことに、道路が通行止めになったのに謝罪のことばがひとこともありません。ついでに、7月30日の多治見の大針工区の肌落ち事故についてはまだ何も発表がありません。
8月29日(e) 『信毎』9面 "長電バス上限運賃 引き上げ申請認可 初乗り180円→最大200円に"。
8月29日(d) 『日経』5面 "高速の変動料金制 来年度以降に試行 国交省、一部地域で"。
8月29日(c) 『中日』13面 "JR「あずさ」で採れたて農産品 安曇野発 味の特急便 20、21日 今年も新宿でマルシェ"。
8月29日(b) 『中日』7面 "名鉄 高崎社長に聞く 歩いて楽しい名駅に 再開発事業 低層部に注力"。リニアができると名古屋駅の2時間交通圏の人口が約7千万人になるそうです。飯田から名古屋は高速バスで約2時間(123㎞)。リニアがなくても飯田はだいたい2時間交通圏にはいってます。それでなにか意味があるのという感じですが、名古屋は東京(約4時間)や長野(約3時間)より地図上の距離はずっと近いということです。
8月29日(a) 『中日』3面 "新大阪延伸の着工 「25年度末までに」 北陸新幹線、与党チーム"、『信毎』2面 "大阪延伸「25年度着工」決議 北陸新幹線 与党推進チーム"。敦賀-大阪間の延伸、建設費は最大約3兆9千億円、工期は最長28年。距離は約139~146㎞(*)。ほとんどがトンネル区間。リニアの名古屋までは286㎞で、2027年開業として着工が2015年だったので工期は12年でできるはずだったのですが、北陸新幹線の大阪延伸の見込みの工事期間をもとに考えるなら、工期は最短で28年、最長で56年…? (* 鉄道コム "北陸新幹線敦賀~新大阪間の詳細ルート案が公表 工期は最長28年の見込み")
8月28日(d) 『日経』1面コラム「春秋」が武蔵野ふるさと歴史館で開催中の「令和6年度第2回企画展「戦争と武蔵野10 ~映像資料から見るB-29~」」を取り上げています。展示が示すのは当時の日米の工業力の差。太平洋戦争の直前に「総力戦研究所」が対米戦のシミュレーションをして日本は必ず負けるという検討結果があったのに「政府は黙殺し、この国は坂を転げ落ちた」。「不都合な真実から、指導者はしばしば目を背ける。新聞が追従した歴史とともに苦く残る教訓であろう」。超電導リニア(超電導磁石を誘導反発方式で利用する磁気浮上式鉄道)のアイデアは1960年代後半にアメリカで発表されたのですが、アメリカでもヨーロッパでも複数の研究機関や鉄道車両製造もする重電機メーカーが研究はしたけれど開発はしなかったという事実があって、国鉄で行われてきた開発でもこの方式に批判的な技術はかなりいたのに、開発がいまだに続いているという不都合な歴史がある点。計画実行の決定過程でも批判に耳を傾けようとしなかったという点。これらのことで、十分にご立派な失敗ができる事業だといえるし、70年代に指摘されたこの方式の欠点はいまも克服されていないことも不都合な真実だと思います。それを社運と国運(たぶん国益を損なう)をかけてやろうとしてるんですからバカげた話です。沿線の地方では地域の命運をこれにかけようとしている面もあって、すでに地域を壊してしまったところもあるわけです。移転対象になった方で、「リニアのような公共事業は戦争に似ている」といわれた方がいますが、ことの進め方、ことの進み方はまさに同じです。戦争だってやれる国でなければリニアはできない。リニアも止めれないのに、戦争は止めれない。と、思いませんか? ちなみに、戦争末期に香淳皇后(昭和天皇の妻)は皇太子(明仁)に「B29は残念ながらりっぱです」と語ったそうです。
8月28日(c) 『信毎』6面 "湧水地点近くで地盤沈下 岐阜のリニア工事現場"、『中日』22面 "最大2.4センチ地盤沈下 リニア水位低下影響か 岐阜・瑞浪"、『赤旗』13面 "最大2.4センチ 地盤沈下 岐阜のリニア掘削工事周辺"。
8月28日(b) 『南信州』2面 "観光強化に必要な策は 県議会会派 改革信州が県政対話集会"。記事が書いていない部分ですが、参加者から土曽川橋りょう工事で要対策土を使わないようにとの要望がでました。会派の中でリニア建設については意見はそろっていないようです。6月28日の県議会のリニア早期開業を求める意見書案決議では、10人が決議案に反対(参考)。この会派では4名が反対しましたが、賛成の県議もいました。土曽川橋りょう工事の要対策土活用についてやめて欲しいという意見が出ました。司会役の県議が、建設推進の立場として、県議会での質問内容について話しましたが、要対策土についてふれていたのですが、具体的に土曽川橋りょうについて質問したわけではなかったようです。リニア整備推進局の答弁は、JR東海の保全計画をなぞっているだけです。『南信州』6月28日のこの質疑の記事では、局長の答弁は「JR東海は、コンクリートで覆い密閉処理を行うことで、安全に活用できると地元に説明している」となっています。質問者のレポートも新聞記事も具体的な場所の名前を出していない点が問題だと思います。なお、「コンクリートで覆い」とはいってもコンクリートは水を通します。JR東海は沿線住民の会との懇談のなかで、ケーソンの空洞部分の内壁を樹脂で10~20ミリ程度の厚さでコーティングすると説明しています。
8月28日(a) 27日午前、長野県リニア整備推進局長が飯田市内のリニアの土曽川橋りょう(駅の一部)の建設現場を訪れ、住民と懇談:『信毎』11面 "飯田の要対策土搬入計画の現場 県局長が視察 住民と懇談"、『信州 NEWS WEB』 "重金属含む残土を橋りょうの土台に利用する計画で県が現場視察"。 / 『南信州』29日7面 "沿線住民の会 県局長と現地で懇談 要対策土活用の不安伝える"。
8月27日(k) 『静岡新聞』 "リニア工事で静岡市 JRに食害防護柵設置の7候補地提示 南アルプス植生影響代替措置"。
8月27日(j) 『南信州』3面 "10月にリニア乗車体験会 JR東海 体験乗車当たるキャンペーンも"。この秋に実験線の走行試験のが累計(*)が500万キロに達するそうです。今年1月に実験線では4両編成で十数分間隔でバンバン走っていたのは、そのためだったのでしょうか。そういうことって意味あるのかなと思いますね。それよりは、営業運転と同じ12両編成(2014年6月に走行試験を実施)とか16両編成での試験のほうが必要じゃないかと思います。体験乗車はふつうは有料ですが、キャンペーンは無料だそうです。⇒ 走行距離500万キロ記念!超電導リニア体験乗車が当たる!Xキャンペーン | 超電導リニア体験乗車 Superconducting Maglev | JR東海 「類計距離」(『南信州』。JR東海は「累計」を使っている) (* 記事の「類計」はたぶん誤植。JRのHPは累計になっています)
8月27日(i) 『赤旗』10面 "防災関連 前向きな返答 党岐阜県委 来年度予算で県要望"。大湫の水枯れ問題などについての要望に、岐阜県の担当者は「JR東海に対して提出されている環境保全計画書にそって『確実な実施を求める』『丁寧な確認をおこなう』などと述べるにとどま」ったそうです。が、ちょっと変。環境保全計画はJR東海が岐阜県に送付(提出)したはず。大湫の問題を例にとれば、JR東海の保全計画は、観測井戸の水位に変化があったら、水枯れが起きた時の代りの水源の準備を始める、ひどくなるようなら、代替水源を確保して水を供給するというもので、保全という考えはなく、もし起きたら補償するというもの。それが県がJR東海に求める「確実な実施」の内容。被害が出ないようにという考えはありません。結局、県はJR東海のいうなりです。その点は長野県も同じですが、静岡県の姿勢が常識的には正しいでしょう。
8月27日(h) 『赤旗』10面 "リニア工事ストップ 名古屋で学習会 もとむら氏が講演"。25日、「中村・リニアを考える会」主催。
8月27日(g) 『日経』38面 "道路橋の修繕、17%未着手 老朽化、人手・財源が不足"、『信毎』3面 "老朽橋 修繕見着手17% 自治体管理道路集計 全国の1万カ所に"、6面 "老朽道路の対応に格差 小規模自治体で技術職員足りず 「業者頼み」苦悩"。
8月27日(f) 『日経』18面 "セメント、国内販売1.6%減 7月、23カ月連続マイナス"。
8月27日(e) 『日経』18面 "トラック運賃6割超が上昇 4~6月、民間調査 契約改定進む"。
8月27日(d) 『中日』12面 "しなの空さんぽ(27)座光寺スマートIC周辺(飯田市) 新たな玄関口に期待"。中日本高速によれば利用は想定より約1.7倍の90万台(2023年)。リニアはまだできていないのに。SAやPAから高速に出入りできるのは便利だと思います。
8月27日(c) 『中日』12面 "リンゴ並木、集う場所に 飯田 来月から車両自主規制など社会実験 公園化も視野、年明けに検証"、『南信州』1面 "飯田「りんご並木」 憩い、にぎわいの場に 車両進入自主規制 路面活用へ来月から社会実験"、『信毎』11面 ""飯田りんご並木 車両帰省実験へ 市や住民でつくる団体 来月1日から11月末まで 憩いと集いの場 目指し。
8月27日(b) 『中日』11面 "運転士不足 特急の半数運休へ 長野電鉄 11日~12月10日「苦渋の決断」"。
8月27日(a) 『中日』6面 "新幹線の橋 シートで改修 JR東海 コスト減・工期短縮"。 ⇒ JR東海 : 東海道新幹線 大規模改修工事における新工法の開発について
8月26日(d) 『静岡新聞』 "岸田首相の不出馬会見 乏しく感じた「聞く力」【とうきょうウオッチ 取材ノートから 記者余論】"。
8月26日(c) 『中日』16面 "フロンティア発:超電導送電で電車GO!"。鉄道総合技術研究所がやっている、き電線(架線に電気を供給する電線)に銅酸化物系の超伝導体(液体窒素で冷却できる高温超伝導体)を利用する話。変電所建設のコストとの比較で実用的な価値があるのかも知れません。
8月26日(b) 『朝日』24面 "栃木LRT1年 まずは軌道に 次世代型路面電車 控え目上回る利用 地方のモデルケースへ期待"。
8月26日(a) 「見ず知らずの他者と狭い空間に押し込められて移動することに人類はいつまでたっても習熟できない生き物」:『朝日』6面 "(社説)序破急:イライラ電車とピリピリ電車 論説主幹・山中季広"。リニアは快適さや安全性より速さだけが売り物。リニア(車体幅2.9m)は新幹線(3m36㎝)より狭く在来線(2m88㎝~3m)並み。16両編成の新幹線の全長は404.7m、リニアは396.2mで新幹線の約98%。定員は新幹線1323人に対して、リニアは、以前は1000人(75.6%)としていましたが、最近は948人(71.7%)になっています。山梨見学センターやリニア鉄道館の実験車両MLX-1の内部にはいれますが狭いことは間違いないですね。
8月25日(a) 『中日』26面 "九州新幹線運休や遅れ"、『東京新聞』24日 "九州新幹線事故、3千人に影響 遅れや運休20本、男性死亡(共同通信)"。
8月24日(L) 『静岡新聞』 "静岡県知事、9月3日山梨工区を視察 「JRのリスク管理確認」【大井川とリニア】"。「静岡、山梨両県とJRの3者は6月、山梨県内でのボーリングと先進坑、本坑の工事を進めることで合意した。ボーリングは今月21日現在、本県まで316メートルの地点に達している。鈴木知事は『特段の大きな湧水は発生していないと聞いているが、自分の目でしっかり確認したい』と強調した。本県でのボーリングについては 『利水関係者の了解が必要であり、関係者と詰めている』と述べた。」
8月24日(k) リニアに関係ないようで、じつは関係ある話:「高森町まちづくりを語る会」と高森町議会の懇談会が高森町福祉センターで開催。続きを読む
8月24日(j) リニアと原発の共通点は、「延期、延期、延期、…」。青森県六ケ所村の核燃料再処理工場の完成時期、27回目の延期、茨城県の東海第2の工事完了も延期:『朝日』33面 "核燃料再処理工場 27回目延期 日本原燃 26年度の完成目指す"、"東海第二の工事 完了26年12月に 安全対策を延長"、『赤旗』13面 "東海第2原発工期延長 水戸 日本原電が記者会見"。リニアは電力消費が多いので原発が必要というよりは、リニアも原発も、それらを必要としている人々が同じ人たちだということで、リニアも原発(原発と核燃料サイクル)も現実的に無理なことだから完成は遅れる。
8月24日(i) 23日、JR東海社長の会見:『信毎』2面 "「要対策土」の使用巡りJR東海 社長、環境保全計画修正表明"。(1)土曽川橋梁の工事に要対策土を活用する方針で環境保全計画を「更新」する、(2)南海トラフ地震臨時情報で飯田線の特急列車の運休したことは、あらかじめ規定があって、適切に運用できた。(1)について簡単に整理すると、2022年10月公表の環境保全計画(2022年10月)には、土曽川橋梁のケーソン基礎の中詰めはケーソン工事で発生した残土を用いるとしていました。2024年2月の地元の説明会で大鹿村内に仮置きしてある要対策土を使うと説明。環境保全対策をする上で検討事項(汚染対策、二酸化炭素の排出量など)が大きく変わるので、保全計画の修正が必要に。しかし、まだ修正版は公表されていない。JR東海工事事務所によれば、7月末時点で、公表までに数カ月かかるとのことでした。
8月24日(h) 『信毎』2面 "多くの自治体 デジタル活用 田園都市国家構想巡り 首相が回答"。
8月24日(g) 22日、阿智村清内路で中央アルプストンネル・萩の平工区について工事説明会。続きを読む
8月24日(f) 台風10号の接近で27日に計画運休の可能性:『信毎』26面 "東海道新幹線など台風で計画運休も 27日にも列島接近"。
8月24日(e) 新飯田文化会館:『信毎』11面 "飯田文化会館建て替え巡り市教委 「3~4倍の敷地必要」試算"、『南信州』2面 "基本計画に有識者の声反映 新文化会館 専門家会議初会合"、『中日』13面 "建て替え計画巡り 専門家ら課題提示 飯田文化会館"。飯田市が建てる文化会館なら、どんなかっこうのどんな規模のものが必要か専門家の意見を聞かずとも分かるはずで、それが分からないというのは身の丈にあった公共施設ではないということじゃないかと思います。リニアが出来たら、愛知県文化会館とか東京都内の文化施設はずっと近くなるはず。じゃないの?
8月24日(d) 『朝日』6面 "青果市場 物流危機に挑む 24年問題へ対策 集荷と運転分担 積み下ろしを予約制に 荷待ち短縮に着目"。
8月24日(c) 『日経』13面 "太陽電池トラック 地方向け現実解 セブン、脱炭素へ運用開始"。
8月24日(b) 『日経』31面 "高速バス、新潟-長野の運休便再開"。1日2便が4便に、所要時間は約3時間40分(距離約215㎞)(新潟交通)。飯田と長野間も高速バスは4便、所要時間は約3時間10分(距離約165㎞)。
8月24日(a) 『中日』3面 "宅配便 9年連続過去最多 23年度 微増の50億733万個"。
8月23日(f) 『信毎』11面 "飯田で学び深める地域づくり 大学生ら「フィールドスタディ」 再開発事例調査 活性化策を提案"。飯田市は、地域の活性化のためにリニア新幹線が必要と主張して駅前周辺整備などやっているのに、記事を読む限りでは、「リニアと地域づくり」が議論のテーマとして、上がらなかったようです。
8月23日(e) 『日経』12面 "ハノイメトロ乗客60万人 ベトナム首都、開業10日で"、『日経(電子版)』8日 "ベトナムのハノイメトロ、首都で鉄道開通 9年遅れ"、『ジェトロ』15日 "ハノイ市2路線目の都市鉄道が商業運転開始"。ウィキペディアによれば、ハノイ市内には、もともとは、1901年開通の路面電車網があったようですが、1989年までに廃止。今回開通したのは2路線目、3号線の地上区間。市内の自動車の使用制限と路面電車の復活の方が安上がりだったのではと思います。
8月23日(d) 『信毎』8面 "カナダ鉄道2社、運行停止"、『CNN』22日 "カナダの鉄道大手2社、操業停止 北米経済への影響懸念"、『ロイター』21日 "カナダ鉄道労使交渉、決裂で輸送停止なら北米の農産物供給網に支障"。
8月23日(c) 『信毎』2面 "県市長会、公共交通への支援など要望へ"。
8月23日(b) 『信毎』27面 "R九州、子会社高速浸水隠蔽で第三者委"。
8月23日(a) 『中日』8面 "共同輸送「仲立ち」に商機 物流効率化 商社・卸がシステム 空き車両やスペース把握 豊田織機も参画へ"、『日経』1面 "異業種5社 共同輸送 日本製紙やキリンビバ 2024年問題に対応 データ共有、積載率上げ"。
8月22日(f) 『信毎』19面 "無作為抽出50人で気候変動考える 県内初の「市民会議」松本で来月7日から 実行委の信大教授・茅野氏に聞く 「社会の縮図」考慮 自分事として対策提言"。「気候市民会議」は選挙で選ばれた議会に対抗するものとして考案されたようです。しかし、議会の議論が不十分で不適切な結論を出した場合などについて、これまで、環境問題では、公権力が上からつくる組織でなくて、主に、市民運動とか住民運動とか(本当は「人民の側」というべきでしょう)が環境悪化を防ごうとしてきたと思います。気候市民会議はメンバーの人選について、無作為抽出だとか、メンバー構成が「社会の縮図」となるように配慮などいってます。公平で科学的に見えるんですが、ほんとうにそうなのかなと思いますね。そもそも公権力が選ぶのですから。「自分事として」っていってますが、変な言葉です。なにかあやしい感じがしますね。自分で考えて、こりゃ問題だから、なんとかしなきゃというのがこれまでの住民運動とか市民運動です。「気候市民会議」については、2年前の記事ですが:『東京新聞』2022年11月1日 "政治を変える挑戦 首都圏で広がる気候市民会議ってなに? 背景にある選挙の弱点"。
8月22日(e) 『信毎』10面 "上片桐停車場線」設計再開 県建設事務所 残土運搬一段落受け 松川町"。
8月22日(d) 『日経』12面 "中国鉄路、苦肉の値上げ策 負債125兆円 膨張に焦り 「新幹線」拡大が重荷"。
8月22日(c) 『南信州』9面 "カーボン排出量算定説明会 28日にオンライン"。⇒ 県内事業者向け「第2回カーボン排出量算定説明会」を8月28日(水)に開催します (プレスリリース)
8月22日(b) 『朝日』8面 "JR西、QR決済に参入 来年春導入目指す 鉄道会社で初"。
8月22日(a) 『朝日』11面 "政治季評 重田園江:気候工学だけでは止められない 温暖化には「惑星的」視点を"。ようは、人間の社会が存在しているのは、宇宙と地中の間の、地球の薄皮1枚の部分に過ぎないというのが「惑星的」視点のことなのかと思います。それはヤマザキの薄皮白あんパンの皮より薄いです。無駄な穴を、つまりリニアのトンネルみたいなものを掘ったりするのもダメだよということです。インゲン豆が原料の白あんならいいんですが、地球のあんこには有害なものが含まれていたりするわけです。
8月21日(h) 『中日』5面 "社説:物流網の構築 中央アジア増す重要性"。
8月21日(g) 『中日』6面 "東京メトロの株式 10月下旬にも上場 国・都 売却収入、復興財源へ"。
8月21日(f) 『日経』10面 "ホーチミン地下鉄、建設大幅遅れ 日立など追加費用要求 現地で仲裁申し立て "。
8月21日(e) 『信毎』2面 "JR 環境保全計画修正へ 要対策土の工事使用を明記 重金属流出 住民は懸念"、『中日』10面 "橋梁基礎工事に要対策土使わないで 飯田住民 県に要望"、『朝日』21面 "リニア「要対策土、不使用を」 飯田の住民団体が県に要望書"。 ⇒ 長野県知事に対する要望書(2024年8月20日) / 『赤旗』24日 "リニア工事で発生のヒ素含有「要対策土」 工事に使用するな 長野 沿線住民の会、県に訴え"。
8月21日(d) 『信毎』2面 "大阪延伸 予算額示さず要求 北陸新幹線 国交省 財源など未定で"。
8月21日(c) 『信毎』9面 "バス運転士の仕事や魅力 取材し紹介 北陸信越運輸局 長電バスで"。
8月21日(b) 『信毎』9面 "人口減少対策や空飛ぶ車で連携 中経連と県 長野で懇談"。
8月21日(a) 『信毎』10面 "最終処分予定地買い取り 宮田村7000万円 業者に支払う 取得費用支払い 全て終了"。宮田の放射性廃棄物の処分場問題。
8月20日(f) 『静岡新聞』 "観光の課題 保全と誘客 官民の力で【南アルプス 共生の頂 エコパーク登録10年㊦】"。
8月20日(e) 『中日』21面 "東海道新幹線 お盆は7%増 前年比、コロナ前の9割 "。
8月20日(d) 『赤旗』4面 "「もはや画塀」北陸新幹線延伸計画 「小浜・京都ルート」 建設費2.5倍・工期2倍 それでも固執の与党・JR西"。
8月20日(c) 『日経』37面 "土砂崩れ 警戒区域69万カ所 広島災害から10年で倍増 精密データで危険箇所抽出 全容の把握 なお時間"。岩手、千葉、静岡、福岡などは、現地調査の前、候補となった段階で公表しているそうです。ほかのところは、不動産価格の低下につながるとの住民の声があるとして複数の県は現地調査まえには公表しない方針。命と金とどちらが大事か…
8月20日(b) 『信毎』8面 "新幹線の「貨客混載」拡大へ JR各社 鮮度高い特産品や精密機械 収益源開拓 「24年問題」改善も"、『中日』3面 "新幹線「貨客混載」拡大へ JR各社 収益開拓 24年問題改善も"、6面 "生鮮品にも 速く 遠く 新幹線に熱視線 JR各社 本格運用へ 貨客混載"。お盆の利用状況は前値比は7%増でもコロナ前に比べると9割なので、東海道新幹線なら16両編成のうち2両は貨物専用にしても良いはず。昔は貨物列車の他に、客車につないだ貨物電車があって、荷物室にのった覚えがあります。だからか、昔は大きな駅ではホームの上を台車を引っ張って走る変な格好の車が走ってましたね(「ターレット式駅構内運搬車」とか「ターレットトラック」と呼ぶようです。こんな感じのやつです。エンジンと前輪まで入った円筒形の部分全体を回してカジを切ります。⇒ 関東機械センター:マイテーカー MG-1 STD-S)。『中日』6面の写真を見ると、新幹線の混載では列車から人手で降ろしてトラック輸送に使う「かご車」に積み替えているようです。日本全体が昔のように貧乏くさくなっていくような印象をもつ人がいるだろうと思いますが、この方が無駄がないというか、新幹線という旅客専用の優等列車だけが鉄道だみたいな見方のほうがおかしいのかも知れません。
8月20日(a) 『信毎』9面 "イーナちゃんバス EV車両お披露目 伊那で出発式"。市長は「現在、社会では脱炭素が潮流。市が取り組む二酸化炭素(CO2削減の象徴としたい」(『信毎』)。伊那市が導入した電気バスはトルコ製。日本の自動車産業のEV開発の遅れを象徴するもの。
8月18日(b) 『朝日』1面 "土砂災害の街 新築禁止の「逆線引き」 10年前土石流の広島県"、2面 "時事刻刻:防災へ逆線引き 探る住民理解 土砂災害10年の広島県 住宅や店ない520カ所 先行実施へ"。
8月18日(a) 『静岡新聞』 "公共交通の利便性「地域差拡大」80% リニア開業「急がなくてもよい」53% 全国世論調査"、『信毎』2面 "交通の地域格差「拡大」80% 全国調査 行政支援 58%が「強化必要」 リニア早期開業「期待」36%止まり "。
8月17日(d) 『南信州』6面 "しんきん羅針盤:南信州を知ってもらうために"。「リニア中央新幹線の開通は2034年以降となりましたが、この与えられた期間をチャンスと捉え、地域が連携し、まずは知ってもらう、そして足を運んでもらう…」。遠路はるばる焼肉をしに飯田まできて面白かったけれど、だけどちょっと遠すぎる、だったら、自分たちのところでもやろういうことになって結局人はこない。人がこない、やっぱりリニアがなければダメじゃんということになれば…。
8月17日(c) 『名古屋テレビ』16日 "東海道新幹線の計画運休、効果的な「発表のタイミング」は? 台風7号では36時間前に発表"、『日経』17日34面 "鉄道計画運休、早めの判断 東海道新幹線、36時間前に発表 過去に混乱、教訓生かす"。台風でも余裕をもって前もって計画運休を発表すれば混乱は少ないのが分かったんですから、新幹線の改修のために運休するのは、台風や大雨よりは確実に予定のたつことなので、運休して作業をすれば良いはず。なにもバイパスとしてリニアをつくる理由はないです。で、『名古屋テレビ』の記事では「盛土は大雨に弱い」っていってます。リニアの残土のかなりの部分は盛土で処分されますが、JR東海は安全だといってます。新幹線は止めるのに。人間もサルも霊長類です。「朝三暮四」や「矛盾」の故事が通用すると、JR東海は、田舎のサルどもには通用すると考えているんでしょうか。
8月17日(b) 16日、東京の中央・総武線で複数の電車でパンタグラフ損傷:『信毎』17面 "パンタグラフが路上に落下-JR東の電車"、『NHK NEWS WEB』"東西線 走行中にパンタグラフ外れ高架下に落下 千葉"、『首都圏 NEWS WEB』"東京メトロ東西線 走行中にパンタグラフ外れ落下 千葉 船橋"、『朝日デジタル』16日 "複数電車のパンタグラフ損傷で不通 高架から落下も 中央・総武線"、『産経』。中央線では、複数の列車のパンタグラフが破損する事故が2020年6月18日にもありました(『日経』2020年6月18日 "中央線、パンタ損傷相次ぐ 特急30本以上が運休")。
8月17日(a) 『日経』15面 "トラック運賃、東名8%高 荷主、運転手確保に配慮"。
8月16日(b) 鉄路とは貴いもの:『中日』1面コラム「中日春秋」は、1945年の8月16日にも鉄道は走っていたという話。「▼終戦後の輸送を記すために旧国鉄が編んだ『鉄道終戦処理史』には『全国民ひとしく虚脱状態のさ中にあつて人々の心にほのかな希望の光をともしたのは「鉄道は動いている」という事実であった』とある。鉄路とは貴いものである。」と結んでいます。終戦時は国鉄は在来線だけでした。新幹線やリニアにそのような貴さはないだろうと思います。
8月16日(a) 『毎日』 "JR東海、トンネル内の湧水対策を再検討へ 岐阜のリニア工事で"。「ウレタン系薬液の注入完了…本格注入を白紙に戻した。」という部分。NATM工法は、掘ってすぐにトンネル表面をコンクリートを吹き付けて固めて(一時覆工)して、後から二次覆工をして完成というやり方。山の地質と岩の状況は、自然のままを前提としてこういうことをやっているはず。素人かんがえですが。トンネルの周囲の山の中にセメント(セメントミルク)を注入するなどの手を加えれば、水は止まるかも知れませんが、周囲の山のメカタ(重さ)が増えるんじゃないの? 隙間を流れる水と注入するセメントミルクの比重は違うでしょ。掘って一時覆工した時の山の中の応力の配分とかが違って来るんじゃないの? トンネル内へ出てくる湧水については、一時覆工と二次覆工のあいだに防水シートを入れて、トンネルの下の方へ導いて水路でトンネル外へだせば、トンネルの機能としては問題ないわけです。そういう考え方でトンネルは掘削している(水に逆らわない)。岐阜県内の飛騨トンネルでは発電できるほどの水量がで続けているので、トンネルの出口のそばに発電所をつくったほどです。トンネルの上部や周辺の水資源への影響など初めから考えていなかったので、JR東海の対策は、ふらついているんだと思います。おそらくトンネル湧水の阻止と水資源の保全は両立しない。水資源の保全と回復に集中すべきです。もちろんリニアのトンネルの完成は考えないで。関連 ⇒ 北薩トンネル事故 ⇒ 熊谷組:ダムのグラウチング技術を適用した減水対策工によりトンネル坑内の大量湧水低減 / 『中日』17日25面 "リニア水位低下 薬液注入再検討 JR東海、鹿児島の異常受け"、『信毎』17日2面 "湧水止める作業を再検討"。『中日』は、湧水は切羽の50~100m後方で2月に発生したとしています。コンクリートを吹き付け支保工を設置してあった場所から出てきたということなのか? / 『静岡新聞』17日 "岐阜リニア工事の水位低下で湧水止める作業 JR東海が再検討"。
8月15日(d) 『静岡新聞』 "鈴木知事 静岡県政協力に謝意 首相退陣の意向受け"。
8月15日(c) 『信毎』20面 "食料自給率低迷 農村政策が「失敗」 「信州宮本塾」佐久で学習会"。環境経済学者・宮本憲一さんが講師の学習会が佐久であったそうです。宮本さんは食料自給率が他の先進国と比べ低いことについて「『先進国とは商工業も農業も自立した国』と説明。1980年代からの農村を顧みなかった政策が『大きな失敗』とした。自動車用の道路などをあえて整備せず、農村を維持するドイツの政策などを紹介した」そうです。リニアの杜撰な計画が実行可能になった背景には、農村を軽視した政策があってこその面もあっただろうと思います。農家に後継者がいないから農地は取得しやすい(路線用地のほかに住宅地の移転代替地も必要)。やや脱線すると、農地転用許可の権限は一般的に県知事ですが、長野県の場合は、県知事以外に、飯田市と伊那市と高森町にもあって、理由は不明ですが、少なくとも飯田市と高森町は、リニア計画が具体化した時期(2016年4月1日)に移譲されていたと思います。アセス配慮書段階のルートではリニア駅は高森町南西部から飯田市にかけてを通過するといわれていました。しかし、現在、高森町内には、恒久的なリニア施設は高森町にはありません。ガイドウェイ工場(10.3ヘクタールの水田を潰した)がありますが、これは借地で一時的なもののはず。しかし、JR東海はリニアの関係市町村としていました。一方で、大鹿の工事現場へ資材を運んだり残土の搬出ルートになっている中川村は関係市町村としていませんでした。中川村ではアセス関連の説明会も事業説明会も開かれませんでした。大鹿村の事業説明会で当時の中川村長が「やったもん勝ちは許されんぞ」とJR東海に文句をいっていました。
8月15日(b) 『日経』19面 "大機小機:心理的安全性とは言うけれど"(web版)。手厳しい批判や指摘をしない風潮についてどうなのという意見で、「白河の清きに魚もすみかねて、元の濁りの田沼恋しき」と結んでいます。リニア問題に関係あるのかないのか? たとえばこんな具合。「中央新幹線計画に対しては橋山氏のほか全国の識者、或いは関係者の方々の間で様々なご意見があり、特にルート沿線地域の皆様には自然環境や生活環境への影響について御心配や御不安を抱えておられる方も多くいらっしゃいます。 こうした御意見に対しては、論破しようという姿勢で対峙するのではなく、今後も真摯に耳を傾け、市民の皆様の不安を軽減できるよう、JR東海はもとより国や県を始めとする関係機関とも連携しつつ取り組んでまいる所存です。」とは要約すれば、あんたの意見は無視するけど心配しないでね、ほかの人は何も感じていないんだからね、という意味。権力のある側が一切聞かないというのも「大機小機」の指摘と関係あると思います。ついでにいうと2つ目の「提言」への答え。JR東海や国の説明を繰り返しているだけで、飯田市としての市民や住民の側に立った見解ではありません。なお、これら、牧野市長時代の「やらまいか提言」のアーカイブは佐藤市長になって削除したようです。
8月15日(a) 「JR(元国鉄)」共通の企業体質?:『中日』24面 "JR九州高速船 浸水隠して運行 指示の社長交代"、『赤旗』11面 "高速船の浸水隠し運行 JR九州、子会社社長を更迭"、『信毎』14日21面 "高速船浸水隠し3カ月運行-JR九州"、『NHK NEWS WEB』14日 "福岡とプサン結ぶ高速船 船体への浸水隠したまま3か月以上運航"。JR東海の超電導リニアが本質的に実用的でない部分を隠して50年も60年も開発し続けて来たのに比べれば、どうってことない感じなんですが、危なくてふざけた話です。会見で「船首部分だけで浸水があった場合、沈没することは基本的にない」(『中日』)みたいな言い訳はJR東海だってやってますね。そういえば、7月30日の多治見市内のリニアトンネル工事の切羽でおきた事故について、JR東海のニュースリリースにはまだ何も掲載されていませんね(16日朝現在。近所の事業所は盆のあいだも仕事をしていましたよ。JR東海も飯田線の電車は動いています。リニア建設部だけが夏休なのでしょう。)。
8月14日(g) 『信毎』7面 "運転士不足で列車減便 JR四国 給与抑え若手離職相次ぐ 経営苦境 賃上げ原資確保困難"、『静岡新聞』 "【窮地のJR四国】運転士足りず減便に 給与抑え、若手離職相次ぐ(『信毎』と同記事)"。「関西大の宇都宮浄人教授(交通経済学)は『現状、交通事業は他の産業に比べて労働条件が悪い。しかし、鉄道インフラは社会で支えるのが国際標準で、JR四国単独の経営責任ではない。公的な資金で支える仕組みが必要だ』と訴えた」。⇒ JR四国 ニュースリリース:8月2日 "2024年9月一部ダイヤ改正について"
8月14日(f) 開業のメドがたっていないのに:『信毎』2面 "リニアのピクトグラム 商標出願 JR東海"、『中日』3面 "リニアの絵文字? JR東海が商標出願"。5月15日の出願がいまごろニュースになるなんて。『中日』の「絵文字?」の「?」って何か意味があるんでしょうか。図案なので、実際と比率が違ってもどうのこうのいうことじゃないかとは思いますが、ガイドウェイと車体の関係では、ほとんど車体の半分がガイドウェイの中にあるのに、ガイドウェイが小さめになっています。ガイドウェイの内側と対面する車体の側面がななめになっています。車体が右へよれば左へ押し戻し、左へよれば右へ押し戻すという、磁気ばねで支えている仕組みを表現できていると思うんですが、全体としてこのデザインでは「車体の安定性」というものが感じられない印象です。ガイドウェイを書き込まずに車体だけで表現した方がよかったのではないかと思います。車体の下部は垂直にしてガイドウェイをはぶいた方がよかったのでは…。「超電導リニア」そのものがあやしい技術なので、ピクトグラムでどう工夫したところで意味のないことですが。
8月14日(e) 『信毎』7面 "「トラックGメン」機能強化 国交省 地方運輸局に是正権限 11・12月「集中監視月間」"。
8月14日(d) 『中日』9面 "探すの「やめられない」 東京-新大阪 17駅に「えび」 新架線とえびせん 60周年でコラボ"。
8月14日(c) 『日経』34面 "東海道新幹線運休の可能性 JR東海、16~17日"。13日に発表。一方で、「ニュースリリース」でみるかぎり、15日朝の時点で、7月30日の第一中京圏トンネルの切羽の事故と、8月8日夜出された南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に関連してリニアの建設工事をどうするのかについてなにも発表してません。前者と、新幹線の速度を一部区間で落とすことはマスコミ報道はあったんですが。工事は、お盆の長期休工とたまたま重なったからなのかも知れませんが。
8月14日(b) 『南信州』3面 "水の大切さ知って サントリーの出張講座"。サントリーパブリシティサービスが阿智村浪合で親子連れ向けに「水のワークショップ」をしたそうです。「森を大切にしないときれいな地下水はできない」ことも確かなんだろうと思いますが、JR東海のようにやたらにトンネルを掘らないことはもっと大切。
8月14日(a) 「日本共産党京都府会議員団」"リニア 新幹線トンネル工事 #水枯れ 調査"。共産党京都府会議員団が岐阜県瑞浪市のリニア工事が原因の水枯れについて調査した動画。
8月13日(d) 『信毎』2面 "長距離トラック 運転手交代場所 高速道に増設へ 国交省 負担軽減狙い"。
8月13日(c) 7日、北陸新幹線大阪延伸について、国交省の与党整備委員会への提案関連記事:『日経』3面 "延伸、費用対効果示されず 北陸新幹線 自治体、説明求める"。
8月13日(b) 『赤旗』4面 "エレベーター 4駅に設置を 大津で住民集会 JR湖西線"。
8月13日(a) 『赤旗』2面 "JR各社、運賃引き上げ 黒字なのに通勤定期で3割増も 一方でサービス低下・地方路線廃止"。記事は「一連の運賃値上げについて、各社は▽人口減や高速道路網の発達、新型コロナ禍以後のリモートワークなど生活様式の変化にともなう利用者減…を理由に」しているとしています。JR東海はバリアフリー化推進のため値上げをしましたが、リニアを推進するJR東海が「人口減や…」という理由をあげたすれば…。
8月12日(b) 『日経』10面 "1億人の未来図:インバウンド1億人 「列島改造」迫る"。
8月12日(a) 『日経』3面 "水道・橋梁、耐震化に遅れ 南海トラフ、インフラの備え弱く 財源確保欠かせず"。
8月11日(d) 『南信州』8面 "南信州のイベント情報(4)"。「市田灯ろう流し大煙火大会」について、「祖先の御霊をのせた灯ろうが川面を照らし、煙火が夜空を染める大正時代から続くイベント」と紹介しています。高森町観光協会への取材をもとにして書いていると思うのですが、あれっと思いました。調べて見ると、昭和の始まりは1926年12月25日です。「灯ろう流し」の始まりは1925年8月18日でした。大正時代からという部分は間違いない。しかし、余興として花火の打ち上げが行われた最初は1927年からです。問題は何かというと、今年の花火大会は「第101回」とうたってあるんですが、第1回が1925年ですから今年は「第100回」のはずです。コロナ禍をきかっけにこれまで行事を主催してきた出砂原部落会は2022年に花火大会の廃止を決定しました。その後を高森町が頼みもしないのに引き受けたという経緯があります。昨年、観光協会(事務局は高森町)にその点指摘しましたが、無視されました(関連ページ)。
8月11日(c) 『赤旗』2面 "北陸新幹線 小浜・京都ルート 建設費 当初の2.5倍に"、『信毎』2面 "北陸新幹線延伸 京都にWの不安 建設費膨張5兆円 負担どこまで 市街地地下ルート 生活に影響は"。
8月11日(b) 『静岡新聞』 "交通大動脈のリスク 浮き彫り 専門家「代替策議論を」 南海トラフ地震「注意」で新幹線減速【表層深層】"。こういう記事を読んで思うことは、(1)鉄道などの代替ルートを考えるよりは、交通が遮断されても困らない仕組みを考える方が良いんじゃないかと思います。(2)地震が多い国なのですから、高速列車の最高速度の制限をすべきでしょう。たとえば新幹線は時速230㎞まで、在来線は120㎞までとかに。自動車の法定速度が一般道で60キロ、高速で100キロに制限されているように。速度が遅いほど、事故で受ける衝撃力は小さくなります。国は、最高速度200㎞以上で走行するものを新幹線と規定するといっていますが、話が逆じゃないかと思います。(3)であれば、超電導リニアの技術は必要はないし、超電導リニアを採用しないなら中央新幹線の建設の優先順位は一番最後です。 / 『信毎』2面 "「大動脈」にリスク露呈 東海道新幹線 南海トラフ臨時情報で減速 緊急時の輸送確保 議論急務" は同じ記事。 / 『中日』12日2面 "新幹線 長期運休リスク 南海トラフ臨時情報 緊急時の輸送力確保に課題" も同じ記事。
8月11日(a) トイレのないエレベーター。「原発とリニア」といえば、電力を多量に使うリニアは原発稼働が前提とか、リニアには原発何基分の電力が必要だという方もいますが、リニアと原発の関係については、JR東海の名誉会長だった葛西敬之さんが原発もリニアもどちらも大好きだったという説明がいちばんあたっているかも:「デモクラシータイムス」 "【白井聡 ニッポンの正体】日本が「核武装」する日 ~潜伏する核のナショナリズム~"(10日掲載)。は、『リニア中央新幹線をめぐって』(2021年、みすず書房)の著者・山本義隆さんの新著『核燃料サイクルという迷宮 核ナショナリズムがもたらしたもの』を取り上げています。『東京新聞』7月3日 "<考える広場>減速リニアの行方は?" で、政治学者・原武史さんは、「ナショナリズムの遺物と言うべきリニア」といっています。/ この番組の中で、政治学者の白井さんは、「便所のないマンション」というべきところを「トイレのないエレベータ」と言い間違えています。白井さんと高瀬さんのコメントには、ところどころ、あれと思う点もあり、山本さんの本を直接読む必要があるのかなとは思います。ところで、エレベータにトイレがあれば、便利より、不都合の方が大きいかも知れません。たとえば使用中に降下し始めた場合。他の乗り物とは降下する度合いが全然違いますから、排泄物は重力で落ちていくのに重力の加速度が減少するので落ちにくくなるはずで、どうなるんでしょうか?
8月10日(h) 『中日』11面 "AIもっと便利に 駅の案内 お任せ JR東海など実証実験 送電設備異常 自動で検出へ 中電PGなど開発"。
8月10日(g) 『南信州』7面 "有志の災害対応支援を 下久堅でまちづくり懇談会"。記事の範囲では、現在工事中のリニア残土による谷埋め盛り土は、懇談会では話題にならなかったようです。
8月10日(f) 『中日』11面 "名鉄 過去最高益に 4~6月期 不動産事業 強化へ"。
8月10日(e) 9日、「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」が飯田市と懇談:『南信州』7面 "要対策土活用巡り回答 飯田市と沿線住民の会が懇談"、『信毎』2面 "喬木の橋など建設 準絶滅危惧種を工事前に移植へ JRが環境保全計画"。『南信州』は「要対策土は、自然由来の重金属が土壌汚染対策法の基準値を超えて含まれる」としています。JR東海は7月28日の説明会で、トンネル残土は土壌汚染対策法の対象ではないといいましたが、リニア中央新幹線が開業できなかったり、廃止になれば、駅の一部である土曽川橋梁の橋脚の基礎のある部分は、その土地を他の事業に使おうとすれば、土壌汚染対策法の対象になります。JR東海の説明は、かなりいい加減なものです。飯田市は環境保全計画の内容が環境汚染の所在の明確化について不十分と判断すればJR東海に市と協定書を結ぶよう求めると説明。「沿線住民の会」は20日に長野市の県庁に行って要対策土をJR東海に使わせないよう長野県に求める予定。
8月10日(d) 『日経』19面 "鉄道大手15社増益 4~6月最終 人流回復で収入拡大"。
8月10日(c) 『日経』1面 "テナント物流請け負い イオンモール 倉庫から店舗に 料金3割安"。
8月10日(b) 長野電鉄が運転士の人員不足で特急を半減:『朝日』29面 "長野電鉄の特急は減 3カ月間1日10本に 運転士、慢性的な人員不足"、『信毎』25面 "長野電鉄 運転士不足で減便 「スノーモンキー」「ゆけむり」 来月から一時的 "。
8月10日(a) 『信毎』9面 "脱炭素 信州のフロントライン(8)第2部 小水力発電の可能性(4)「造り手」も地域で実績重ね 国内メーカー新規参入にハードル"。
8月9日(f) 7日、しなの鉄道の信濃追分-平原駅間で大雨のため道床が流出:『信毎』26面 "佐久・諏訪地方 大雨で浸水 しなの鉄道など交通も乱れ"。
8月9日(e) 『南信州』7面 "地域の悲願、早期実現を 南部議員会 課題解決へ12項目決議"。
8月9日(d) 『南信州』1面 "リニア活用 スローツーリズム構築へ 阿智、中信、中津川 広域連携協が本格始動"。
8月9日(c) リニア全線同時建設は「財務面や工事の遂行能力を踏まえると不可能」。8日、JR東海社長が大阪で定例会見:『中日』26面 "保守用車脱線事故を陳謝 JR東海社長 「マニュアル整える」"、『日経』15面 "リニア並行工事「不可能」 JR社長 名古屋の東西区間で"。(1)7月の蒲郡市内で起きた保守車両の衝突事故について謝罪、(2)リニアの全線開業については、リニアの品川-名古屋間の工事と名古屋-大阪間の工事を並行して進めることは「財務面や工事の遂行能力を踏まえると不可能」(『日経』)と、『中日』によれば、「全線開業時期について『名古屋以西はルートや駅位置を選定中で、現時点で時期を申し上げられる状況ではない」と述べたそうです。 『日経』は、「静岡工区の工事は少なくとも10年かかるため、同区間(品川-名古屋=引用者)の開業は34年以降になる」、「JR東海は当初の計画で名古屋-大阪の工事は10年かかると見積もっていた」ので37年全線開業するには名古屋-大阪間の工事も並行して工事する必要と指摘しています。 結局、東京と大阪を67分で結ぶ超高速列車という妄想がほとんどそのまんま実行にうつされたので、今になって、リニア計画を認可した国(岸田首相)とJR東海とが矛盾する説明をしてしまうことになってるんだと思いますね。 ついでにいえば、「静岡工区10年」は絶対に無理、最低15年は必要。しかも、知事が変わったのにまだ着工できていない。名古屋以西の10年についても10年で終わるはずがない。
8月9日(b) JR東海が「中央新幹線阿島北高架橋ほか新設工事における環境保全について」を関係自治体に送付したと発表。9ページにケーソン基礎の施工手順を説明しています。ケーソン工事で発生する残土について何の記述もありません。2022年10月に公表した「中央新幹線長野県駅(仮称)新設工事における環境保全について」では、やはり9ページで「掘削による発生土は、ケーソン基礎内の中詰め土に活用する」と書いていましたが、今年2月になって、中詰めには要対策土を大鹿村から運んで使うと説明。6月の「阿島北高架橋ほか新設工事」の説明会では、中詰めに要対策土を使うのではないかとの質問にJR東海は今のところ考えていないと回答しました。2022年9月の飯田駅新設の説明会でもケーソン工事で発生する残土について何も触れていません。 / 『信毎』10日2面 "喬木の橋など建設 準絶滅危惧種を工事前に移植へ JRが環境保全計画"。/ 『南信州』11日2面 "JR東海 阿島北工区着手に向け 環境保全計画を公表"。
8月9日(a) 8日夕方の宮崎の地震に関連して気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表、1週間は巨大地震に注意を呼び掛ける:『朝日』1面 "南海トラフ 巨大地震注意 初の発表 気象庁「今後1週間」" など各紙。JR東海は東海道新幹線の三島-三河安城駅間で時速を230㎞に制限(『朝日』1面)、飯田線の特急「伊那路」を運休(『信毎』27面)、JR東日本は中央本線の大月-茅野駅間で減速運転(10~20㎞)(『信毎』27面)、東海道本線の平塚-熱海駅間、伊東線の熱海-伊東駅間で減速運転(『朝日』30面)、を1週間程度するようです。リニア新幹線の工事について、JR東海はなにも言っていないようです。
8月8日(e) 7日、国交省が、北陸新幹線の小浜ルートについて3つの案を北陸新幹線の延伸に関する与党整備委員会に提案。建設費も工事期間も大幅に膨れ上がる見込みを示す。:『信毎』3面 "大阪延伸、工期最長28年に 北陸新幹線 国交省がルート3案 建設費5兆円超可能性も"、『日経』5面 "北陸新幹線延伸 最大5.3兆円 国交省、建設費を試算 物価上昇受け上振れ"、『中日』3面 "敦賀-新大阪 工期最長28年 北陸新幹線、国が3案"、『朝日』3面 "北陸新幹線 工費も工期も膨張 小浜・京都ルート3案 想定倍の最大3.9兆円・10年延長 地盤対策・残業規制が要因 政府、費用対効果は後出し 懸念・不満 募る地元"。『朝日』によれば、国交省は費用対効果についてはふれていません。また、米原ルートについて与党整備委員会は再考する姿勢はないようです。⇒ 2023年1月29日に『日経』が "新幹線 移ろう誘致熱 整備計画50年、開業へ地元の壁" という記事を掲載。新幹線だのリニアだのと騒いでいるのは、与太(与党の筋金入りの裏金太り)政治家とその金魚の糞だけだろうなあという印象をうけました。
8月8日(d) 『南信州』6面 "高森町 初めての「バス旅」楽しむ 低学年児童 運賃の支払いや買い物も体験"。
8月8日(c) 『日経』5面 "もがく日本のライドシェア(上) 運転手希望2000人、採用30人 曜日・時間・地域に制約 柔軟な働き方伴わず"。
8月8日(b) 『日経』15面 "「ラストワンマイル」 アマゾン250億円投資 置き配ロッカーなど"。
8月8日(a) 『信毎』9面 "脱炭素 信州のフロントライン(6)第2部 小水力発電の可能性(2) 安定稼働へ「見極める力」鍵 落ち葉や氷…山間地の難敵対策"。
8月7日(i) 『信毎』25面 "飯田 中アトンネル 事故の松川工区 工事の大半再開"。
8月7日(h) 『信毎』25面 "千曲川氾濫:堤防表面崩落 排水を強化 長野で検討委 基本方針示す"。
8月7日(g) 『信毎』22面 "「導電性プラスチック」発見でノーベル化学賞 白川さんに教わる 研究の魅力 軽井沢で実験教室 中学生ら参加"。白川さんは「これまでの研究を振り返り『常識や決まった手順など当たり前と思っていることを疑ってみることで、多くの偶然に出合える』と」集まった中学生や大学生たちに話したそうです。普通の人が科学や技術についての情報に接する場合だと、ちょっと違う。そうはいかない場合があると思うんです。リニアってのは磁気浮上式鉄道ですから、重い列車を持ち上げなくてはなりませんと、ちょっと無理があるんじゃないのと思うのが日常生活の経験からでてくる印象だと思います。「超電導リニア(超電導磁気浮上式)は、車両に搭載した超電導磁石と地上に取り付けられたコイルとの間の磁力によって、浮上して走行する輸送システムです」(リニア中央新幹線建設促進期成同盟会)と説明されたとき、即座にちょっと無理があるんじゃないのと感じないなら、そりゃ先端の科学技術なんだからだからと、そんなふうに思ったら、自分は考えていないと思った方がよいと思いますよ。子供でも気が付くことだと思うんですが。
8月7日(f) 『信毎』9面 "脱炭素 信州のフロントライン(5)第2部 小水力発電の可能性(1) 年間発電量は都道府県別4位 適地多いが 広がりに課題"。
8月7日(e) 『信毎』2面 "リニア岐阜県駅生かす広域観光へ、マップやツアー計画"。
8月7日(d) 『南信州』1面 "飯田市 「大屋根」ペーパークラフトも リニア駅前広場の情報発進"。
8月7日(c) 『赤旗』11面 "地滑り対策費38倍に 利賀ダム工事現場 藤野比例候補が視察 富山・南砺"。南砺市(なんとし)の利賀(とが)ダムは1993年に工事に着手、2031年度末完成予定。地滑り地帯で、地滑り対策の費用が10億から382億7千万円に増大。リニアのトンネル掘ったら予想以上に地質が悪いとか、要対策土が今後どれほどでてくるか分からないなど、そもそも最初から「予見」できそうなことが次々と起きているのも共通します。これらは、発生量みたいな量の問題だけとしてじゃなくて、質の問題として考えなければ。
8月7日(b) 『赤旗』11面 "「実験場にされては困る」 リニア問題 「要対策土」に住民抗議"。
8月7日(a) 『朝日』30面 "若者16人、大手電力を提訴 国際目標上回る温室ガス 差し止め請求"、『中日』23面 "若者がJERAなど提訴 「気候変動は人権侵害」"、『赤旗』1面 "日本初の若者気候訴訟 火力発電事業10社を提訴 名古屋地裁 二酸化炭素削減 責任果たせ"。
8月6日(i) 『朝日』13面 "メディア空間考:米地方紙の悲鳴 大企業がサイトに出資 報道の役割は"。
8月6日(h) 『信毎』8面 "全国の軽自動車普及台数 過去最多 新車販売が好調 県内は5年連続1位"。いつだったか、リニアの長野県駅の駅前整備計画のVR映像が公開されたとき、駅前に止まっている車がBMWかなにかで、なにか田舎にふさわしくないなと思いました。軽四輪の普及が全国一の地域に中間駅をつくる必要なんかそもそも必要ないというJR東海さんの基本的な考え方は正しいと思いますね。⇒ "「リニア駅周辺整備に関する市民説明会」と「リニア駅VR体験会」" (このページで、「質問をした人が3名いました。2名は佐藤副市長とはおなじみの方。結局、東京へ速くいければ、コンサートや展覧会を見るのに便利だという話。リニアができても、高速バスは残るでしょうね。」と書いたんですが、リニアができれば新・文化会館はいらないですね。リニアか新・文化会館、どっちか一つにしなくっちゃ。)
8月6日(g) 『信毎』3面 "静岡リニア工事、環境への対応を議論-専門部会"。/ 『静岡新聞』 "リニア工事環境影響「低減と代償措置を」 静岡県有識者会議専門部会提示、JRも了承"。[ふじのくに地球環境史ミュージアムの岸本年郎教授は『開発のために影響を低減するだけでなく、よりポジティブに南アルプスの自然を守り、残していく姿勢を示してほしい』と述べた。竹門康弘大阪公立大客員研究員も『日本の公共事業の一つのモデルケースになる』と期待した。」(『静岡新聞』)
8月6日(f) 『日経』22面 "物流施設、空室率高止まり 首都圏、4~6月9.7%で横ばい EC向け物件 竣工相次ぎ"。
8月6日(e) 『日経』15面 "JR東と阪急電鉄 鉄道技術で連携 設備共通化で開発費抑制"。ほとんど同じ仕組みに見える「鉄道」でも細部では違いがあって、それらを共通化することでコストを下げようとしているのに、これまでにない仕組みなので部品を大量生産できない超電導磁気浮上式鉄道が高くつくことは明らか。
8月6日(d) 『日経』13面 "ビジネス TODAY:アマゾン、全国翌日配送 北海道、空輸で対応開始 競合と逆行 利便性重視"。「市場が拡大するEC業界でも『急がない』配送がひろがる」のに … MMD研究所(東京・港区)の23年調査にによると、消費者が最も意識して選ぶのは『通常配送』(52%)で、『当日・即日配送』(34%)を上回る。必ずしも速達性を重視していない消費者の姿勢も浮かぶ」
8月6日(c) 『中日』10面 "大糸線の魅力再発見を 利用促進同盟会 10月末まで謎解き催し"。
8月6日(b) 『朝日』31面 "保守用車 ブレーキほぼ利かず JR東海 脱線し新幹線見合わせ"、『中日』27面 "ブレーキ力低下 見過し 新幹線保守車衝突 点検方法に誤り"、『日経』36面 "新幹線保守車の脱線事故 ブレーキ機能が低下 JR東海"、『信毎』6日26面 "東海道新幹線の保守車衝突脱線 ブレーキ点検方法 誤り JR東海 制動力低下が追突原因"。車輪に押しあてて回転を止める部品(制輪子≒ブレーキシュー)の限度以上の摩耗が原因のようです。が、『朝日』と『信毎』の記事ではそのあたりが分からないと思います。『日経』と『中日』の記事の方が分かりやすいです。直接図るのか、カムやテコの移動量で図るのかはわかりませんが、自動車の場合は点検のたびにブレーキシューやパッドの厚さが記録されてますね。メカ的な内容についての理解力の基礎は、小学校や中学校の理科や、現在はどうなってるか知りませんが「技術家庭科」で学んだ範囲の知識を、いかせば、理解できるはずです。記者さんや校閲者さんは読者を見くびってはいけません。 / JR東海のニュースリリースに5日掲載の "東海道新幹線 豊橋駅~三河安城駅間における保守用車脱線の原因と対策について"。簡単に要約すれば、ブレーキシューの厚みが規定以下になっていたのに気付かなかったということ。ブレーキシューが車輪に接触したあとも力を加えないと車輪の回転は止まりません。その力を加えることで力を伝える部分にたわみが出るはずで、そのたわみを考えるブレーキを作動させる力は最大(380kPa)で試験すべきとメーカーは指定していたのに、JR東海は230kPaで行っていたので、ブレーキをかけたとき十分な制動力が発揮できなかったということ。図解の中で「伝達機構(イメージ)」と説明されている部分が、「ブレーキが掛かる仕組み」の上の図では長方形なのに、そのすぐ下の作動させたようすの図ではタル型に膨らんで示しているのが、伝達機構に「たわみ」とか変形が起きることを示しているんだろうと思いますが、その説明が不十分かも知れません。それにしても、大針工区の事故についてまだニュースリリースがないですね(2024/08/08)。
8月6日(a) フェースブックの「リニアを考えようコミュニティ」のこんなスレッド。リニア建設の賛否と右派とか左派の関係について論じている部分があります。まず、日本では、環境基本法(1993年)があるので、右派左派関係ないというのが国是です。自民党や立憲民主や共産党や社民党の党員で、リニア推進の人もいれば、反対の人もどちらもいるんですから、そういうみかたで論議しても無意味というものだと思います。共産党は党中央としてリニア中止の立場を明確にしていますが、10年ちかく前、地方では選挙がらみでリニア反対をほとんど表明しない組織もありました。現在は違いますが。それから、環境保護という考え方は言葉の上からは保守的な考えかただといえそうですが、歴史の中では、逆で、産業革命以後にでてきた考え方でしょうね。もひとつ、軍備はリニアと同じで、それ自体は意義がないのに、それをととのえるときには、お金が動きますからもうかるひとがいますよという点で同じです。そうそう、軍備もリニアもナショナリズムと結びついている点、そして、金銭的なこと以外にはナショナリズムしか理由がない点も同じですね。暑い夏にこんな論議に首を突っ込む意味はないでしょうね。
8月5日(d) 『信毎』16面 "長電バス 一部路線で 日曜運行再開に安堵の声 免許返納者や日曜出勤する人ら 続く運転手不足 再び全便運休の可能性も"。
8月5日(c) 『赤旗』6面 "パリ五輪の裏で路上生活者排除 NGO「浄化政策」批判 「住まいは人権」基づく保護を"。「住まいは人権」
8月5日(b) 4日、「エンジョイスクエア」とJR東海が小中学生対象に飯田線の秘境駅やリニア天竜川橋りょう工事現場で学習会:『中日』10面 "小中学生が秘境駅を見学 JR飯田線 鉄道の仕事、理解深める"。/ 『南信州』7面 "エンジョイスクエア 鉄道好きが飯田線でGO! 駅員の仕事やリニア工区を見学"。
8月5日(a) 暑いから、無理ないね:『SBC』 "リニア中央新幹線の工事現場でモノレール車両同士が衝突 発電機などが焼ける火災が発生 車両発見が遅れたか"。モノレールというのは、山作業なんかでもつかうものだと思います。道路を拓けない急斜面なんかで使います。じゃ、何のために使っていたのという疑問がわくと思うのですが、このニュース、「トンネル工事現場で、資材を運ぶためのモノレール」としかいっていない。トンネル工事では、まずモノレールは使わないと思います。トンネル内は大型車が通行できるので必要ないから。おそらく、中アトンネルの品川方の本坑があく部分の岸壁の補強工事ではないかと思いますが…。ニュースの文章の穴埋め問題としては形の上では成り立つんですですが、意味の上では話になっていない。なんてゆうかリニア関連のニュースではこういうのは『SBC』だけでなく他のところでもけっこうありますね。参考 ⇒ "中央アルプストンネル松川工区のようす" / 『朝日』6日27面 "リニアトンネル工事現場で車両火災"、『南信州』7面 "リニア工事現場で発電機から出火"、『信毎』6日26面 "飯田の工事現場 車両火災 中アトンネル松川工区 工事中断"、『中日』27面 "リニア工事現場で火災 飯田、けが人なし"。/ 6日に妙琴原にいってみたんですが、確かにすれ違ったダンプは2~3台で少なかったです。『信毎』6日によれば発火したのは上側の車体の最下部。遠目では発電機が焼けたモノレール自体もとくに異常なようすは見えませんでした。/ 『赤旗』7日 "リニア現場 車両衝突 長野・飯田 出火し工事中断"。
8月4日(f) 『日経』6面 "News Forecast:混雑緩和、対策は道半ば 9日~ お盆も「のぞみ」全席指定に"。ふらりといってもデッキ部に乗れるようですが、新幹線の繁忙期の需要が昔程でなくなってきたからこういうことができるんじゃないかと思いますが…
8月4日(e) 『日経』1面コラム「春秋」が、せまるコメ不足について書いています。「コメを危うくするのは猛暑よりも、あまり食べなくなった私たち自身だろう」 『日本経済新聞』の1面コラムのコメントとしてどうなのかな、とか、「経済」なんてその程度のことなのかな、と思いました。そうそう、赤字ローカル線を「乗って残そう」っていうスローガンにも似たところがありますね。
8月4日(d) 『南信州』9面 "議会全協で阿智村長が謝罪 速度超過摘発で"。そういえば、2019年5月にリニア推進に熱心だった牧野光郎飯田市長が交差点で衝突事故を起こしたことを思い出しました。
8月4日(c) 『赤旗』1面 "アセス逃れで軍事化 沖縄 与那国の環境悪化懸念"、2面 "防衛省、脱法行為繰り返す 南西地域の軍事基地建設"。アセスをちゃんとやっても事業は進めるというのが日本式。なにせ防衛は「公共性」が高いという「屁理屈」でだましやすいです。ワシントン-ボルチモアのリニアのアセスでは、建設工事で迷惑を受ける住民の大多数が利用しない乗り物だから建設するなという意見をボルチモア市が出しています。「住民の生活環境」の維持に「公共性」があるという考えなんでしょう。防衛施設のアセスメントでは、戦争やらずに、攻められることなく外交やそのほかの方法で解決するという代替案(オプション)が評価されるべきでしょう。
8月4日(b) 『朝日』3面 "機能性表示食品の根拠論文疑う声 「有利な結果ばかりを強調」 届け出半数に特定誌の論文 「身内」による執筆 中立性は"。
8月4日(a) 7月19日にあった「リニア地下水問題 緊急学習会」について『民報なかつがわ』8月24日が記事をのせています。ほかに三重から県議などが岐阜県駅の工事現場を視察したことものっています。「完成見通しの立たない工事、人口減少や環境問題、財源や住民負担など、リニアの必要性に疑問の声があがりました」
8月3日(L) 『信毎』28面 "速度超過で罰金 阿智村長が謝罪 全協で説明"。
8月3日(k) 『赤旗』10面 "リニア工事 問題山積み 水枯れ・残土・防災・環境… みえネット、岐阜の工事現場へ"。
8月3日(j) 『赤旗』2面 "全国知事会議 小池知事 孤立無援「東京一極集中」議論で"。
8月3日(i) 『中日』29面 "バス運転手 強い口調で自動叱る IC残高足りず 遠州鉄道「不適切だった」"。
8月3日(h) 『中日』28面 "ライドシェア運用改善 車両数と時間帯 拡充可に 猛暑日やイベント時"。
8月3日(g) 『中日』27面 "大糸線など28区間 存廃議論の目安に JR西、23年度乗客数"、『信毎』2面 "ローカル線分岐点:大糸線輸送密度 23年度は110人に JR西 前年度比2人増"。
8月3日(f) 『中日』27年 "東海道新幹線60周年 懐かし記念切符販売 ドクターイエロー試乗も"。
8月3日(e) 『中日』15面 "鉄道コンテナ輸送 利用増 2024年問題影響 トラックからシフト 食料製品中心 全国平均より大きく変動"。
8月3日(d) 『日経』15面 "ビジネス TODAY:Suica 「日本仕様」の壁 販売停止1年 専用半導体、生産1社 訪日客需要 対応できず モバイル移行の思惑も"。
8月3日(c) 『日経』13面 "北朝鮮、洪水で経済打撃 鉄道寸断 正恩氏、責任者を更迭"、『産経』7月31日 "北朝鮮、洪水の初動不備で閣僚を更迭 金正恩氏「容認できない人命被害出た」"。『産経』の2つ目の写真が『日経』に掲載と同じ写真。
8月3日(b) 原子力規制委による敦賀原発2号機の新規制基準費適合が確実に:『日経』1面 "敦賀2号機、初の不合格へ 規制委、再稼働認めず"、2面 "原電、電力5社が資金負担 震災後、再稼働準備に1.4兆円"、『中日』2面 "敦賀原発2号機保有の原電 稼働ゼロでも収入1兆円 電気料金上乗せ 負担消費者に"。 原電は電力5社が資金を負担しているので収入がなくてもやっていける。おそらく、役に立たない超電導リニアを約60年間開発をし、さらに建設する資金というもの、本当はどこから出てくるんだろうと思いませんか?
8月3日(a) 『Be(朝日別刷り)』4面 "歴史のダイヤグラム 原武史:神谷美恵子、東宮御所へ"。「神谷にとって、列車で移動する時間というのは、まさにこの『整理』に打ってつけの時間でもあったのではなかろうか」
8月2日(j) 7月29日、飯田市や飯田商工会議所などが名古屋市で名古屋企業懇話会をひらく:『信毎』19面 "リニア開業見据え名古屋で意見交換 飯田市など、企業懇話会"。
8月2日(i) 『信毎』25面 "飯田の道路でワイヤ破断、民有地に落下"。
8月2日(h) 『日経』17面 "ヤマトHD2年連続赤字 24年問題対応 値上げもコスト重荷 4~6月最終"。
8月2日(g) 『日経』16面 "JR本州3社、2ケタ増益 4~6月 コロナ禍前届かず"、『信毎』6面 "JR西、売上高過去最高"。
8月2日(f) 『日経』10面 "日本発・自走式ロープウエー フィリピンで観光客の足に 27年度にも設置 低コスト、市街地へ延伸も"。数年前、リニアの長野県駅からJR元善光寺駅の間に自走式ロープウェイをという提案が企業側からあったと思います。
8月2日(e) 『日経』2面 "核ごみ処分場の地質調査 北海道2町村、候補に 知事は反対"。
8月2日(d) 『南信州』2面 "青崩峠道路 開通見込み「早期に」 三遠南信道同盟会が要望"。
8月2日(c) 『南信州』1面 "南信州広域連合 医師不足に懸念も 円卓会議で地域課題共有"。「リニア中央新幹線開業を視野に、第4次広域計画は計画期間を10年間としたものの開業時期が明確になっていないとして、第5次は計画期間を従来の5年間に戻して策定する」
8月2日(b) 『信毎』3面 "焦点: 人口減対策 結束乱れ 全国知事会 緊急宣言巡り紛糾 「一極集中」小池氏反発 "、"地方も不満「東京の潤沢な財源回すべきだ」 税収格差解消 道筋見えず"、『中日』2面 "核心:地方創生加速へ財源確保 知事会提言 人口減対策本部 設置 東京集中是正 足並み乱れ 緊急宣言案に小池氏反発"。
8月2日(a) 『朝日』18面 "てっぱく発鉄路さいさい:小さなトンネルで電力得る工夫 東京・銀座線や大阪・御堂筋線に「第三の軌条」"。戦前昭和に始まった日本の地下鉄は、道路を掘り下げてふたをする工事でつくったのでトンネルの高さが低いので架線じゃなくてレールの横にもう一本レールをならべて電気をとっているという話。で、ほかの地上を走る鉄道と相互乗り入れができないので路線が広がることがなかったと。ところが都営大江戸線のような大深度地下でも近代工法(TBM)で架線方式でつくられていると。「小さなトンネルで」ということなら、「リニア地下鉄」の説明があってもと思うんですが、「リニア」ということばがきらいなんでしょうか。「JR東日本」のやってる鉄道博物館副館長の執筆ですからね、分かる気がしますね。
8月1日(j) 『静岡新聞』 "静岡・井川県道 トンネル掘削 月内準備工事 祈願祭 9月12日調整【大井川とリニア】 "。
8月1日(i) 『静岡新聞』 "リスク管理の徹底が前提 藤枝市長 ボーリング調査に理解【大井川とリニア】"。
8月1日(h) 『選択』という直接購読のみの雑誌があります。その8月号の新聞広告が、『朝日』、『信毎』、『中日』にのっていました。「経済」の「情報カプセル●JR東海の拭い難い無責任体質 新幹線『大規模運休』トラブルで露呈 - その他11本」という記事について、『信毎』と『中日』にはあるのですが、『朝日』にはない。『朝日』では、「…●三井住友信託グループ『取り込み』へ SMFGが本腰の構え - その他11本」です。なぜなんでしょうか?
8月1日(g) 『信毎』9面 "24年問題対応 物流の関係者 効率化へ連携 県連絡会の初会合"。
8月1日(f) 『信毎』2面 "戸草ダム整備盛り込まれず 「天竜川水系整備計画」変更"。戸草ダム復活に大いに期待した人たちもいたはずなのに。天竜川全体の治水を考えれば、治水の考え方を変更せざるを得ない時期になっているのでしょう。ダムを作り続けたらとんでもないことになるはずと。
8月1日(e) 『信毎』1面 "山ろく清談: 地方が変わるしかない 家族社会学者 山田昌弘さん"。JR東海の説明会の住民の参加者は圧倒的に男性が多いです。で、説明会に参加したおばさんたちの感想は、説明でいってる内容がさっぱり分からないということ。市道33号線のなんとかといわれてもどこのことで自分の家に関係あるのかないのかわからないなどと。そして、男性の大多数はほとんど質問はしない。説明に使う用語が難しいし、説明すべき事柄の組立が論理的でない。専門知識がないと何もいえない感じですね。何が分からないのか分からないといった感じかも知れない。チラシを配っていて、リニアの高架が南側にできるある家のまえにおばさんがいたので、声をかけると、景色が悪くなるのが悲しいという。で、このあたり防音防災フードの問題はどうなったんですかと聞くと、それはおじいさんに聞いてくれという。おじいさんというのはそのおばさんのお連れ合いですが、まずいったことは、リニアは千載一遇のチャンスだから賛成だという話でそれで終わりでした。日本が世界に誇る最先端技術の超電導リニアのかなりの部分はそういうことがある地方を通過している。戦前の風潮が少しは残る地方で、作戦図の上で自分に都合のよい「地名」を使って事業の説明をするっていうのは、戦争と同じようなもの。JR東海がマスコミを入れるのを嫌うのはその辺にも理由があるかも。この記事を読んでそんなことを思いました。
8月1日(d) 『日経』17面 "JR東、純利益64%増 4~6月 新幹線利用が好調"。
8月1日(c) 『南信州』2面 "喬木村 幅広い世代が思いを語る むらづくりワークショップ "。
8月1日(b) 『赤旗』4面 "無人自動運転の審査帰還を短縮 岸田首相"。7月25日には『日経』が "完全自動運転 実用化遠く テスラやGM、開発足踏み 事故相次ぎ実験に遅れ" という記事を、7月13日にはテスラが自動運転タクシーの発表を延期したというニュースを伝えました。岸田首相は新聞を読まないんでしょうか? 岸田さんは「自身が旗振り役となって早期開業を支援する考えをしめした」(『日経』)ようですが、現実を理解できていないのは自動運転についてと同じ。/ 『静岡新聞』 "沿線自治体のリニア会議 国交省とJR参加へ 首相表明"。
8月1日(a) 『中日』13面 "飯田-名古屋 先行開業 JR東海に働きかけへ 飯田商議所"。飯田商工会議所の原勉回答が定例会見でリニアを飯田と名古屋の間で先行開業するように中部経済連合会といっしょに働きかけたいと述べたそうです。JR東海にすれば、先行開業するなら、相模原と甲府の間がやりやすいはず。山梨実験線を東西に少し延ばせば良いので。その気はないとは思いますが。JR東海がまともな企業なら、もはや、計画の中止を考えている段階だと思いますが、岸田さんを三重県の駅候補地に案内しているようすなんか見ると、結局、会社の幹部がなにも考えていないように思えます。そういう会社でなければ、リニアなんかはやろうとしないでしょう。/ 『南信州』2面 "リニア 飯田-名古屋の先行開業を 飯田商議所原会頭 東海の経済界にも呼び掛け"。