出来事・ニュース:2024年07月
終了、7月6日 リニア大深度と周辺工事の中止を求める首都圏ネット結成記念の講演会&シンポジウム『掘るのは怖い、乗るのも怖いリニア』。会場は神奈川県川崎市。詳細は案内チラシを。 Youtubeで集会のビデオが見れます。⇒ 20240706 UPLAN 大塚正幸「掘るのは怖い、乗るのも怖いリニア」―外環道で陥没事故を起こしたトンネル工事―
7月31日(j) 『信毎』21面 "木曽のバス路線など 利便性向上へ再編案"。/ 『中日』8月1日12面 "木曽町中心部拠点 4幹線検討 郡内路線バス再編 活性化協で案"。
7月31日(i) 『信毎』3面 "北陸新幹線延伸、大阪府交野市(かたのし)が地下水調査要請"。
7月31日(h) 『日経』15面 "JR東、水素で挑む脱炭素 「高輪ゲートウェイシティ」で25年に 次世代電車にも道筋"、『信毎』6面 "荷物搬入トラック 1日1000台削減 東京・高輪再開発エリア JR東、環境に配慮 物流効率化を発表"。
7月31日(g) 『中日』7面 "JR東海 32.3%増益 訪日客利用伸び 新幹線好調"、『日経』19面 "JR東海32%増益 4~6月最終 輸送需要が回復"。
7月31日(f) 30日、東京地裁で東京都内のリニアの大深度トンネル工事の認可取り消し訴訟の第1回口頭弁論:『東京新聞』 "リニアのトンネル工事が家の真下に…「不安で眠れない」 認可取り消しを求めた訴訟で住民が意見陳述"、『赤旗』13面 "工事止め平穏な生活を 大深度リニア訴訟初弁論 東京地裁"。
7月31日(e) ほんとにこの人はバカじゃないの:『NHK NEWS WEB』"岸田首相“リニア中央新幹線 早ければ2037年全面開業へ支援”"。大阪延伸に向けてアセスが始まったのは2023年12月(*)。名古屋までについて配慮書が2011年に出て評価書の補正版が2014年8月で工事認可が10月でした。当然拙速なものでしたが、それでも認可まで3年かかっています。配慮書はまだ公表されていないのですが、大阪延伸の着工は2027年以降。10年で工事を完了し2037年開業はあり得ないでしょう。なお、三重県では記者団の取材の時に防弾パネルを前にしゃべったそうです(『NHK NEWS WEB』"岸田首相 三重での記者団の取材に透明の防弾パネル 警護強化で")。暑いのですから、背広を脱いでネクタイをきちんとするべきですね。半袖シャツでもいいのですから。首相にかぎらず、政治家のこういう格好は、中味通り、非常にだらしなく見えます。(* 『日経』2023年12月7日 "JR東海、リニア名古屋以西の環境アセス着手") / 『中日』8月1日2面 "リニア全線開業37年と首相強調 三重の候補地視察"、『日経』8月1日4面 "リニア全線開業「37年」堅持 首相が旗振り、知事らと視察 名古屋以西の整備注力"。
7月31日(d) 多治見の第一中京圏トンネルの大針工区で作業員が大けが:『岐阜 MEWS WEB』 "リニアのトンネル工事 掘削面崩れ作業員1人大けが 多治見"、『東海テレビ』 "“体より大きな岩”が当たる…リニア工事現場で掘削面が崩れ作業員がケガした事故 全身6カ所の骨折と判明"。/ 『中日』8月1日25面 "リニア工事現場で岩落下、作業員重傷 多治見のトンネル"、『信毎』8月1日28面 "リニア工事現場 落石 作業員重傷 岐阜・多治見"。 / 大針工区は2022年7月29日ころから掘削を始めていました。保全計画では斜坑は約1.0㎞、環境調査の2023年度の報告では約900m(約8割)を掘削としているので斜坑の長さは1.13mで、保全計画の数字とは少し違っています。事故現場も斜坑内のようなので、平均で1カ月あたり約47m掘ってきたようです。このペースを維持できたとして、本線部分は約5.0㎞なので、掘削完了までには少なくともあと8年10カ月(2032~33年頃の工事完了)はかかるかも知れません。「2027年開業」という目標は、着工前でも、どう考えても無理な計画だと分かっていたのではないかと思います。岐阜県内では中津川市の瀬戸工区で肌落ちで作業員が死亡する事故がありました。今回の切羽の事故。中津川の事故から続いて何件か坑内事故があって、対策を練ったはずなんですが。今回の工事中断もそうとう長引くのではと思います。
7月31日(c) なるほど:『東京新聞』(=共同通信) "JR「工事止めても好転せず」 井戸水位低下、住民説明会で発言"。JR東海は、マスコミが取材していると住民が発言しにくいからマスコミに非公開にすると説明しています。この点について、29日にJR東海と懇談したときに、証拠となるデータはあるの、住民に聞いたのと聞きました。答えは、データはない。地域との事前の打ち合わせで非公開の希望があればみたいなことをいってました。そりゃやっぱり、住民を説得、理解してもらうじゃなくて、説得するには、いろんなきわどい非論理的なことや子供だましみたいなこともいうわけですから、そういうことをマスコミに聞かれたらマズイのです。⇒ "ケーソン工法の必要性の説明が不十分" / 『信毎』8月1日28面 "「工事止めても好転せず」 JR東海 水位低下の説明会で "。
7月31日(b) ちょうどNHKラジオの子供向けの電話相談で、小学生が、「かんじょうーせんのめりっとってなんですか」と聞いています。梅原先生が回答しているんで、手相の話じゃなくて、鉄道の山手線みたいな環状線のことですね。中央線の快速は東京駅で折り返し運転をしていいるんだそうです。朝のラッシュ時に2分間隔運転なので、運転手が2人いないと素早く逆向きに発車できない。山手線の環状線では折り返しの必要がないという回答。リニア新幹線でも、両方の端の駅からは下り線と上り線をループでつなぐのが良いという提案があったそうです。つまり環状線のように走らせる。しかし、採用されなかったみたいです(参考)。JR東海は東海道新幹線とリニアは日本の生命線みたいなこといってるんですが…
7月31日(a) 鹿児島県の国道504号線の北薩トンネルで、路面が隆起し、トンネル壁面から土砂が流出して通行止めに:(鹿児島県) "北薩トンネル(国道504号)の被災状況等"、『南日本新聞デジタル』28日 "厚さ30cmのトンネル壁面が崩落、大量の土砂流入 通行再開まで複数年かかる可能性 地域高規格・北薩横断道路"、31日 "北薩トンネル内で発生の土砂流入は「外力でトンネルが崩壊した可能性」 専門家が現地調査、復旧には「相当程度の期間」"。阿智村と南木曽の間の国道256号線の清内路トンネルも路面が盛り上がる変化あって、数年前に大がかりな補修をしました。リニアの中アトンネルは清内路トンネルから400m程離れたところを通過します。
7月30日(g) 『日経』13面 "パナHD「顔パス」改札機 大阪メトロに200台納入"。「大阪」、「顔パス」というキーワードが並ぶと、怪しげな印象を受けてしまうんですが…
7月30日(f) 『南信州』2面 "9月の要望に向け課題共有 下伊那 北部町村議会が研修会"。リニアについて「延期された10年間を無駄にしたくない」という言葉が聞かれたようです。この数字の根拠は、川勝知事が辞めて、静岡で今年着工すれば、静岡工区は10年で工事する計画なので、最短で、2034年に開業できるというもの。しかし、静岡県はまだ着工を認めるようすはない。約10年の計画だった長野工区は2017年に掘削を開始して、全長8.4㎞のうち手つかずの部分の長さが約4㎞。実績からみると残りを掘るのに6~7年程度はかかるはず。ざっといって、静岡の工事も少なくても約15年の工事期間となるはず。飯伊で「政治に関わる人たち」の間で、「10年延期」が共通認識になっているようですが、そういう考え方ってヤバイと思いますね。
7月30日(e) 『南信州』1面 "自治基本条例 制定過程振り返り共有 飯田市地域づくりシンポ"。リニア計画では、「まちづくり委員会」が、リニア誘致の賛否を問いかけることなく、住民の考えをまとめるのではなくて、住民はリニア推進に全面的に協力すべきという立場で動いてきたと思います。
7月30日(d) 『赤旗』5面 "羽田ルート見直し早く 議連が総会 国交省に要求"。
7月30日(c) 『赤旗』2面 "ライドシェア拡充指示 河野担当相 猛暑を解禁の突破口"。
7月30日(b) 『中日』24面 "暑さにのびる、線路も 膨張しレールにゆがみ 運行支障可能性"。鉄のレールは暑いと延びてゆがむことがあるけれど、リニアのガイドウェイはコンクリート製だからそういう心配がないことはないようです。「鉄筋とコンクリートの熱膨張係数はほとんど同じで、これが鉄筋コンクリート構造が成り立つための前提の一つとなっている。」(日本コンクリート工学会)。12m58㎝の自立式ガイドウェイを12.6mごとに設置するのはそういう意味もあるのかもしれません。それを考えると、プラレールの直線部を無理に曲げるみたいな考え方以上に、曲線部の半径は大きくなって、ほとんど直線にちかいカーブしかつくれないのかもしれません(参考:"プラレールでリニアを考える)。
7月30日(a) 『中日』12面 "無人駅のトイレ撤去進む JR東海 全路線の車両に完備 「安心感大きい」「知らずに焦った」"。田舎では、駅のトイレは、公衆トイレとしても利用されてきたところがあって、JR東海と「協議」に応じた沿線の首長なんかはそういう点は気にもならなかったのだろうと思います。それに、揺れる車内で用を足すというのはちょっとね。記事に出ている元善光寺駅のトイレ、撤去前と撤去後。
7月29日(b) 『朝日』1面コラム「天声人語」。宮城県大河原町の町議が議場でツムツムをやっていて辞職したことをとりあげています。指摘されたら改める、改めないなら…と。しかし、改めるまえに必要以上に叩かれたと。「童話の世界でも、子どもが指をささねば、王様は裸で平然としていただろう。」という部分はアンデルセンの「はだかの王さま」のこと。なんかリニア騒動についても同じようなことがあるように思いますね。
7月29日(a) 国交省が94の自治体に自動運転バス導入に補助金を出す:『信毎』2面 "自動運転バス 全国に 国交省 塩尻市など94自治体補助"。運転手不足の原因は待遇や労働条件が良くないからなので、とくに安全性の点で本当に実用できるか不明な自動運転バスに国がお金を出すというのは見当違いだと思います。国が出したお金は自動運転バスを製造する会社へいってそれで終わりという話になるんじゃないかと。
7月28日(f) 上郷公民館でリニア駅工事ついての説明会。約40名の参加。JR東海、長野県、飯田市がリニア本体工事とアクセス道路、駅前周辺整備について説明。つづきを読む
7月28日(e) 『信毎』28面 "JR東海、追突の保守車両の運用停止"。
7月28日(d) 『日経』7面 "JR東の新線、31年度目標 羽田と臨海部 利便性改善 訪日客増で成長期待"。
7月28日(c) 26日夜、上郷地区で「市長と語るまちづくり懇談会」:『南信州』9面 "リニア見据え意見交わす 上郷 市長と語るまちづくり懇"。上郷地区では住環境と景観を守るために建物の高さは最大15m。市長は制限の見直しを提案したそうです。火災の時の消火や救助活動について、考えているのかなという点が疑問。9.11テロで崩壊したニューヨークのWTCのツインタワーは、消防関係者から危険な建物という指摘が事件のずっと前からあったそうです。高さに相応しい耐火構造や避難経路の整備が不十分だったらしいです。
7月28日(b) 『南信州』1面 "リニア関連で飯田市 駅前広場を身近に 来月ペーパークラフト体験会"。このイベントは「夏休みの自由研究にもなり、気軽に参加して欲しい」と飯田市は呼び掛けているので、子供も参加するんだろうと思います。「駅前広場について、リニアの開業時期がずれ込んだものの市はリニア開業を待たずに一部共用開始できるよう工事を進める方針」ってどういう意味なのと子供に聞かれたらどうこたえるんでしょうか? 先着50組に地域ポイントをくれる見たいです。やっぱりリニアに対する期待は冷めてきているんだろうと思いますね。⇒ 飯田市 > "リニア関連情報発信イベント「結いの駅前広場を見にいこう!〜模型展示・ペーパークラフト体験会〜」を開催します"。
7月28日(a) 『中日』5面 "こう見る:基本動作「復唱」の徹底を 鉄道・航空の交信ミス 編集員嶋田昭浩"。同じ記者が書いた、『東京新聞』16日 "大阪の通勤ラッシュを襲った「列車長すぎ」トラブルの正体 航空現場で相次ぐ混乱と根っこは同じ初歩的ミス(『東京新聞』16日)" は別の記事ですが内容的にはほとんど同じことをいってます。
7月27日(r) 『静岡新聞』 "流域意見交換会に「静岡市も含めて」 市長が県に申し入れ 知事「検討する」と回答【大井川とリニア】"。
7月27日(q) 「最悪の事態を想定すれば」:原子力規制員会が日本原電の敦賀2号機は新規制基準に不適合と決定:『信毎』1面 "敦賀原発 新基準適合せず 規制委、直下に活断層判断"、2面 "敦賀原発「何重にも不適切」 直下に活断層判断 再稼働 初の「不合格」へ 最悪想定し厳格適用"。「原電が『100%シロ』と立証できない以上、生じうる最悪の事態まで想定し、より安全側に立った妥当な判断」(2面解説)最悪の事態を想定すれば基準に適合しないという結論。リニアが環境に与える影響については、原発に比べたら「最悪の事態」はどうってことないと思う人が多いと思いますが、トンネル残土の処分地について、専門家が「最悪の事態」を考えてやって欲しいとコメントしているものがありました。この場合、「やるかやらないか」を判断するのは行政の担当者なんですが、「やる」と結論してます。専門家の見識をバカにしてます。多くの場合、専門家は止めろとはいえない組織的な仕組みの中で検討していることが多いようですが、それでは専門家の知識と時間の無駄遣いです。
7月27日(p) パリ五輪開会を前にフランスの高速鉄道TGVが破壊活動の対象になった:『信毎』29面 "パリ路線 狙われた 五輪初日 鉄道網放火"、3面 "焦点:祭典直前 仏に衝撃 パリに警備集中 疲れた盲点 高速線網大規模破壊"。リニアは、大国主義的なところがあるので、外交や海外政策の失敗でテロの対象になる可能性があると思います。
7月27日(o) 『信毎』28面 "阿智村長 速度超過で罰金 刑事処分確定後も公表せず"。
7月27日(n) 『信毎』8面 "ファミマ 委託先運転手募集 人材不足に自ら対応 採用4倍に"。
7月27日(m) 『日経』15面 "運輸・建設、DX投資加速 ヤマトHD2倍/大成建設28%増 人手不足で省力化急ぐ"。
7月27日(L) 『日経』15面 "日立、米鉄道から受注 1100億円、現地で200両製造"。
7月27日(k) 『南信州』1面 "推進協が名称変更 南信州地域・信大「連携」 大学院、新学部設置に期待も"、『信毎』21面 "信大新学部「誘致」「連携強化」に変更 飯伊の官民協議会承認"。
7月27日(j) 『赤旗』11面 "鉄路維持や安全 討論 国労大会"。
7月27日(i) 『赤旗』10面 "リニア計画 問題点浮き彫り 静岡・掛川で学習会"。
7月27日(h) 『赤旗』10面 "リニア工事・PFAS汚染 住民の立場で調査・対策を 愛知・いっせい行動実行委 知事に要請"、『信毎』7面 "北陸新幹線の米原ルート再検討求め決議-石川県民会議"。
7月27日(g) 『赤旗』4面 "北海道新架線 延伸計画は断念を 小浜ルート 党京都府委が声明"。
7月27日(f) 『赤旗』2面 "水道 民営化・広域化の問題点 自治労連公営企業評議会事務局長 近藤夏樹さんに聞く 諸外国は再公営化の動き 住民と密着した事業こそ"。
7月27日(e) 『赤旗』2面 "バス無償化にメリット 公共交通 自治体学校分科会から"。
7月27日(d) 『中日』6面 "柱上変圧器の輸送 中電PGが実証へ 東電PGと"。
7月27日(c) 『朝日』27面 "お盆のJR予約 21%増"、『中日』27面 "お盆の新幹線予約は26%増 JR東海、全席指定影響"、『日経』14面 "お盆のJR予約、21%増 国内旅行は近場が人気"。
7月27日(b) 26日、国交省は羽田、成田、関西、福岡、那覇空港の航空管制官を14人緊急増員すると発表:『朝日』27面 "繁忙期を前に 管制官14人増員"、『日経』36面 "繁忙期前に管制官増員 来月から 羽田など5空港、計14人"。
7月27日(a) 『NHK NEWS WEB』 "JR東海 東海道新幹線の保守用車両 追突側の車両は当面運用停止"。「JR東海は、今回の追突の原因について、『ブレーキ操作が行われたものの何らかの原因で減速できなかった』という見解を示していて関係者への聞き取りや車両の調査を行い、事故原因の特定を急いでいます。」。車両の構造についても経験や実績があるはずなのに、即座に原因が特定できないってのはどういうことなんでしょうか? 構造も複雑で実績のないのに、スピードが何倍も速いリニアについて、なぜJR東海は自信をもって安全といえるのでしょうか?
7月26日(i) 『南信州』1面コラム「日言」が、5月にあったJRの新宿湘南ラインの乗客が死後12時間気付かれずに652キロも乗車していた事故について書いています(『朝日』19日、『朝日デジタル』1日)。コラムは「世界はすべてはスマホの中にあるのだから」と結んでますが、こういう「無関心」に関連する問題は東京のことで、そんなところへ行くために「リニアを」と熱くなっているのはどうなんでしょうか。
7月26日(h) 『南信州』9面 "列車が枝に接触一時運転見合わせ 飯田線"。
7月26日(g) 『信毎』7面 "北陸新幹線延伸ルート早期決定へ、沿線自治体が要望書"。
7月26日(f) 『赤旗』10面 "有害残土 合意なく地域に 新幹線札幌延伸 札幌・手稲区 住民猛反対のなか連日搬入 共産党「即刻中止を」"。以前、北海道新架線の工事について報告を聞いたことがありますが、残土の処分の仕方は、JR東海より雑な印象を受けましたが、JR東海の場合は、多治見の残土処分場で重金属が見つかったり、早川町の普通の残土の仮置き場からセレンが出たりと、掘削残土のチェックの仕方が甘いので同じようなものかとも思います。
7月26日(e) 『中日』14面 "リニアの下に土器や遺構 県駅前広場の埋蔵文化財調査 本格スタート 古墳-奈良時代 伊那谷知る手がかりに"。リニアの本線やアクセス道路関連や周辺整備の予定地の埋蔵文化財調査ではこれまでにそうとうのものが見つかったようです。何年でも、しっかり時間をかけて調査したらよいと思います。多数の住民を立ち退かせおいて、リニアのような価値のないものをつくるんですから、埋蔵文化財の調査以外に意義のあることはないのですから。
7月26日(d) 『中日』13面 "信大と連携 地域振興へ 新学部誘致推進協 規約変更案を可決"。
7月26日(c) 『中日』3面 "愛・地球博のテーマ継承 中日懇話会 大阪万博へ石毛氏"。万博協会の事務総長が名古屋で講演。「愛・地球博」では規模縮小までやったのですから、いろいろとんでもない問題がある今回の大阪の場合は中止がふさわしいはず。
7月26日(b) 22日の東海道新幹線の保守車両の事故の負傷が4人に:『朝日』30面 "保守車衝突で負傷4人に"。
7月26日(a) 『朝日』1面 "高速に自走カート 「自動物流道路」実験へ 政府、新東名で27年度まで"、『日経』5面 "無人物流網 30年代半ばに 政府 新秦野-新御殿場で実験 "、『信毎』3面 "「置き配」ポイント10月開始 自動物流道路 10年後一部で 24年問題で政府が対応策"、"連結トラック通行区間拡大 上信越道 上越JCTまで"。問題を新しい技術で必ず解決できるのかどうか。家庭ごみのうちプラ容器、紙容器、占める割合ってすごく多いです。物流が運んでいるゴミの量もそうとう多いはずで、ゴミの出ない流通の方法を考えれば夢のような技術に頼らなくてもなんとかなるんじゃないかと…。
7月25日(n) 『信毎』3面 "焦点:転換期の松本空港 ジェット化30年"。
7月25日(m) 『静岡新聞』 "25年度予算編成へ 鈴木知事 国に要望 石川氏以来 省庁訪問"。
7月25日(L) 『信毎』8面 "羽田アクセス線の臨海部ルート、31年度開業へ"。
7月25日(k) 『日経』35面 "JR山陽線で貨物列車脱線 山口、終日運転取りやめ"。
7月25日(j) 『日経』17面 "鹿島が挑む トンネル無人掘削 岐阜・飛騨の山中に実験場 崩落事故ゼロへ総力戦"。
7月25日(i) 『日経』15面 "完全自動運転 実用化遠く テスラやGM、開発足踏み 事故相次ぎ実験に遅れ"。
7月25日(h) いくらなんでもおバカすぎると思います:『日本経済新聞』2面 "社説:東海道新幹線ストップの教訓"。「…東海道新幹線の代替ルートを確保するためにリニア中央新幹線の早期の開通が欠かせない。そのことがあらわになった1日でもあった」。SNSなんかで、こんなこというマスコミはまずいないというコメントがあったのに。JR東海が事故が起きた時の対応方法のしかたで大混乱にはならなかったと思うのですが、そういう対応ができないお○○な会社だからリニアがバイパスとして必要ということなんでしょうかね?
7月25日(g) 『南信州』10面 "地名が語る伊那谷の歴史 地名は生きている (701)連載700回に寄せて 南信州新聞社 佐々木崇雅"。「 20年近くの調査、記録により、いくつもの地名が忘却される運命を免れた。一方で、地域ではリニア中央新幹線の整備が具体化し、付随する関連事業も含めて従来にはなかった規模の『変容が始まっている。』」
7月25日(f) 『赤旗』10面 "熱海の10倍の盛り土 津久井農場の計画廃止 神奈川 住民・党の運動実る"。
7月25日(e) 『赤旗』4面 "外苑再開発・国連報告書への削除要請 党都議団 「都は撤回を」"。
7月25日(d) 『赤旗』2面 "防衛省計画 陸自石垣駐屯地1.5倍に 赤嶺氏 "アセス逃れ"と批判"。
7月25日(c) 『中日』8面 "保守作業の負担減 「アシストスーツ」 JR東海が導入"。
7月25日(b) 『中日』1面 "にぎわう訪日客 はびこる白タク 高山や白川郷 アプリ決済 摘発難しく"、"ライドシェアと混同も懸念 東京、愛知など解禁"。
7月25日(a) 『朝日』30面 "500系新幹線 27年営業運転終了 JR西日本、老朽化で廃車に"。
7月24日(m) 『静岡新聞』 "鈴木知事と流域10市町長 初の意見交換会 スピード重視に一定理解、丁寧な説明求める声も【大井川とリニア】"。
7月24日(L) 『静岡新聞』 "静岡県境トンネル工事 専門部会議論必要【大井川とリニア"。
7月24日(k) 『静岡新聞』 "新幹線ストップ影響 上京取りやめ 鈴木知事会見"。
7月24日(j) 『中日』1面 "中日春秋:1992年春の新幹線ダイヤ改正で…"。「保線はきちんとやっても当たり前ととられ、周囲からそう称えられないないが、現場は誇りを持っていよう。再発防止のため原因を究明したい。」。昨日の社説のいいわけか?
7月24日(i) 『信毎』7面 "静岡知事、リニア巡り大井川流域首長と意見交換"。
7月24日(h) 『信毎』2面 "長野など12道県 並行在来線維持 国に支援策要望"。
7月24日(g) 『信毎』2面 "JR東海、工期延長陳謝 飯田で住民説明会「期待裏切る形に」"。JR東海の長野県担当部長は頭をまるめて来られ謝罪したそうです。なお、説明対象の住民は、移転した住民と自治会(役員)で、北条地区に住んでいる一般住民には説明会の案内はなかったようです。9日に飯田で開かれたの建設促進県協議会で飯田市長は「開業が10年先というのは、地元にとっては衝撃的だった」(『信毎』10日3面)といったそうです。リニア計画が上手くいかないという指摘は認可前からありました。新聞も一応取り上げていたし、認可直後に審査請求、行政訴訟が起きていました。今頃になって「衝撃的だった」と発言するのはどうかと思います。9日は、来賓のJR東海副社長が中座したんだそうです。それについて、商工会議所会頭は「決議を聞かないの問題ではないか」(『信毎』10日3面)とおこっていたそうです。JR東海が最初に示したルートを南にずらさせたのは飯田市とか広域連合だといわれます。JR東海が自主的というか勝手にずらしたわけじゃない。多くの飯田市民の立ち退きについては飯田市や広域連合側に責任の一端がある。そして、ルート明り部の工事は、壬生沢川の橋梁と阿島トンネルの工事が増えたりしたわけで、そのあたりの工事の遅れの原因の一端も飯田市や広域連合にある。 / 『朝日』25日23面 "リニア県駅工期5年9カ月遅れ JR東海、住民に説明"、『南信州』25日1面 "JR東海 県駅残り区間も着手へ 上郷北条で工事説明会 "、"飯田市 一部供用開始「28年度にも」 リニア駅前広場の整備で"。
7月24日(f) 『日経』5面 "「自動物流道」で社会実験 新秦野-新御殿場など 27年度までに"。
7月24日(e) 『日経』1面 "エビデンス不全(5)空港・高速道 バブル後2倍 身の丈超える交通網"。
7月24日(d) 『南信州』2面 "木曽谷・伊那谷 リニア絡め交流に期待も 「フォレストバレー」運営協発足へ"。
7月24日(c) 『中日』25面 "JRに「反省を」愛知県知事"。
7月24日(b) 『中日』25面 "光秀の坂本城 大津の宝に 遺構保存へ 異例の開発中止 決断の社長 反響大きく「間違いじゃない」"。
7月24日(a) 『中日』8面 "ハリス氏 経済政策 環境保護に重き"。米民主党の大統領候補となる予定のハリス氏は環境重視だそうです。アセスメント手続きが停止したままのワシントンDCとボルチモア間の超電導リニア計画の前途は多難。広大なアメリカでも環境に深刻な影響があると評価されたリニアが狭い日本で建設できる道理はない。
7月23日(j) 『信毎』35面 "水の里 次代へ(5)持続可能な循環 みんなで 広範囲に及ぶ地下水流域が連携"。
7月23日(i) 19日に北部5町村の首長が公開討論:『信毎』24面 "下伊那北部5町村長 開業見据えまちづくり議論 喬木村で座談会 150人見守る"。リニアの開業延期についてどう受け止めるかの司会者の質問に「高森町の壬生照玄町長は延期期間について、まちづくりに関わる民間事業者らの担い手育成や拠点づくりのための『有効な時間にしたい』」と述べた事について、「なにをいっているんだ」といわれた高森町民がいました。大鹿村長も同じことをいっています。/ 『南信州』21日2面 "地域づくりや連携のあり方語る 信金喬木龍神会主催 北部5町村の首長が公開討論"。
7月23日(h) 『信毎』2面 "道路点検 県がAI導入 見落とし防止 効率化へ試験 "。
7月23日(g) 『日経』21面 "銘柄診断:JR九州 上場来高値 運賃15%上げを好感"。
7月23日(f) 『日経』13面 "ボーイング、大型機苦戦 品質問題 「777X」遅れ、挽回不透明"。
7月23日(e) 『日経』10面 "東南ア-中国、鉄道整備 対中輸出拡大見込む タイ国鉄、相次ぎ新線 マレーシア、貨物開通"。
7月23日(d) 『南信州』2面 "県飯田建設事務所 上片桐停車場線バイパス整備へ 21年に示したルート計画で"。
7月23日(c) 『赤旗』11面 "羽田衝突事故を振り返る 国交労組が航空政策セミナー 「滑走路安全チームに労働者の代表参加を」"。
7月23日(b) 大阪府や関西の経済団体などが北陸新幹線の小浜ルート延伸を決議:『朝日』7面。
7月23日(a) 22日、3時40分ころ、東海道新幹線の豊橋と三河安城の間の上り線で保線車両が衝突脱線して、浜松と名古屋の間で上下線が終日運休:『信毎』35面 "愛知で保守車衝突脱線 東海道新幹線 終日運休 浜松-名古屋 25万人に影響も う回利用で北陸新幹線混雑"。事故があった蒲郡付近は、豊橋駅と三河安城駅の間のはず。なんで浜松と名古屋の間で途切れてしまったのでしょうか? 豊橋-名古屋間なら、名鉄もあるのに… /『中日』5面 "社説:新幹線ストップ 作業に緩みなかったか"。「事故の詳細は分かっていない」のに「作業に緩みなかったか」と。事故の詳細が分かってから書けばよいのでは。/ 『赤旗』1面 "東海道新幹線 運転見合わせ 愛知 保守車両2台衝突・脱線"、13面 "緊急停止は?警報は? 東海道新幹線 保守車2台衝突・脱線 鉄道関係者に衝撃 利用客「予定総崩れ」"、『朝日』1面 "東海道新幹線 終日不通 浜松-名古屋 保守車両が脱線"、31面"夏休み直撃 ぐったり 新幹線 終日見合わせ 日帰り諦めた・敦賀に迂回しても混雑 事故車 自走出来ず復旧難航"、『中日』1面 "新幹線が終日不通 名古屋-浜松 保守車衝突、脱線"、23面 "列島 暑熱の大混乱 東海道新幹線不通 夏休み直撃 北陸ルートへ 敦賀混雑"、"大きな影響 過去にも"、"こだま満杯… 浜松で機転 本紙記者も巻き込まれ"、『日経』35面 "新幹線保守車 衝突防げず 東海道の一部区間 終日運休 ブレーキ不作動 原因調査"、"夏休みの旅行 足止め 家族連れや外国人客 困惑"。
7月22日(c) 『日経』1面コラム「春秋」は "長い科学記者の経験に照らして「夢の〇〇」といわれた技術は、期待通りに成功したためしがない。…"(web版)。名前が上がっているのは、高速増殖炉、イレッサ、STAP細胞と核融合。「できそうもないこと、何千億円という税金に見合わない計画のために夢を利用するのは間違っている」ってリニアもそうじゃん。
7月22日(b) "水は『商品』ではなく『人権』の視点で考えるべき" :『赤旗』2面 "人口減が水道事業の危機招く? 水は人権の視点で 国・自治体は支えを"。エントリー冒頭の引用は『赤旗』の記事。『信毎』5面 "社説:リニアと水問題 工事継続優先の姿勢では" は、まあちゃんとしたことを書いているんですが、「水は人権」という考えをもとに論を展開してない点が残念。東京から名古屋や大阪へ新幹線利用より速く着く権利(やそういう事業で収益を上げたいとか企業の利益を確保したいという権利)と沿線各地の住民の水が必要だという権利を、秤にかければ、後者を優先するのが「公共の福祉」。たとえば、南木曽町の妻籠の水道水源の地下にリニアトンネルは掘ってはいけない。代替水源で補償するというのが実績があると説明するのは人をバカにしている。水関連では、『信毎』23面に連載、 "水の里 次代へ(4)コメの品質守る冷涼な水 温暖化…全国的に高温障害相次ぐ中"。
7月22日(a) 『朝日』24面 "駅員や乗務員 客からの暴力 517件 昨年度 酒気帯びが過半数"。
7月21日(d) 『南信州』2面 "南信州広域連合 人材不足をテーマに 31日「課題共有型円卓会議」"。
7月21日(c) 『中日(日曜版)』1面と8面 "大本営発表と新聞"。大本営発表の「不自然さを新聞が指摘すれば国民はここまで騙されなかった」と近現代史研究者・辻田真佐憲さんはいってます。リニア計画を戦争と同じようなところがあると思えば、思わなくても、リニアに関して、これまで新聞が「大本営発表」をしてきたといえるところがあると思います。
7月21日(b) 『日経』12面 "文化時評:そんなに急いでどこへ行く"。「古代ローマの思想家、セネカによれば時間を知ったときから、人類は常に忙しくなるよう宿命づけられている。『われわれにはわずかな時間しかないのではなく、多くの時間を浪費するのである』(『生の短さについて』大西英文訳、岩波文庫)」。全然意味は違うけれど、リニア新幹線計画は、わずかな時間短縮のために、いったい何年かけてるの。
7月21日(a) 『信毎』25面 "水の里次代へ(3)豊かな水 田んぼで育む 地下水になる「湛水」 農家の取り組み"。
7月20日(i) 『日経』38面 "米素粒子実験に参加へ 34年運転開始 日本の負担280億円"。5月中ごろに同じような内容の記事がありました。日本が参加する加速器は米エネルギー省のブルックヘブン国立研究所(BNL)に計画中のもの。超電導リニアの最初のアイデアを発表したのはBNLで超電導磁石を研究していたパウエルとダンビー。1970年ごろに、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、フォードモーターズが研究したけれど開発はしなかった、ドイツも研究したけれど開発は途中で止めたし、日本航空は超電導を選択しなかったという歴史があります。なぜなのか。
7月20日(h) 『信毎』2面 "沿線5紙連携 リニアのいま:「27年開業断念」の中で(5) 変わる街 高揚感の裏に 神奈川 新駅周辺 進む大規模再開発 立ち退き迫られる住民"。(『静岡新聞』7月18日)
7月20日(g) 『信毎』2面 "JR九州運賃 平均15%値上げ 来年4月に29年ぶり改定"、『日経』14面 "JR九州15%運賃上げ 29年ぶり、通勤定期は30% 来年4月"。
7月20日(f) 『信毎』2面 "ローカル線分岐点:輸送密度1000人未満 県内4路線6区間 JR東23年度 "。
7月20日(e) 『日経』35面 "北陸新幹線の並行在来線、5社連携"、『信毎』2面 "しなの鉄道など並行在来線5社 部品融通や人材育成で連携"。/ 『中日』14日 "北信越の鉄道三セク除雪などで連携開始 富山で意見交換会"。/ 『朝日』22日 "設備維持など業務効率化へ 北陸新幹線 並行在来線5社連携"。
7月20日(d) 『南信州』1面 "消防職員をバス運転士に 50~63歳対象 希望で転籍 広域連合と信南交通が協定"、『中日』12面 "県、運転手移住に最大50万"。
7月20日(c) 『赤旗』5面 "急行列車脱線し4人死亡"。インド北部ウッタルプラデシュ州ゴンタ付近で急行列車が脱線。
7月20日(b) 『信毎』31面 "水の 里次代へ(2)地下水 使ったら「還す」 ミネラルウォーター事業者 大町で植樹"。
7月20日(a) 『信毎』31面 "「隠れ活断層」掘らずに検出? 日本原子力研究開発機構 長野県西部地震の痕跡調査で裏付け"。
7月20日(m) 『静岡新聞』 "岐阜の水位低下受けて対応要請 山梨 リニア建設同盟会"。
7月19日(L) 『信毎』1面 "水の里 次代へ(1)有限の地下水 減少傾向 安曇野のワサビ田 生育に影響も"。
7月19日(k) 中津川市内で「リニアを考える岐阜県民ネットワーク」が「リニア地下水問題 緊急学習会」。南木曽町議・坂本満さんから、トンネル掘削による湧水と水資源の水位の関係について、ジャーナリスト・井澤宏明さんから、瑞浪市大湫町の井戸などの水位低下に対するJR東海の対応のようすについて、東濃リニアを考える会の原重雄さんから、岐阜県内のリニア工事の進捗状況について講演と報告がありました。中アトンネル山口工区は長野県境まであと100m残すところ。長野県に入るとすぐに南木曽町の妻籠水道水源の直下を掘削します。この水源は『長野県水環境保全条例(平成4年条例第12号)』に基づいて「妻籠水道水源保全地区」(85ha、1999年指定)に指定されているそうです。しかし、条例は、結局は条件さえ整えれば、県知事が開発に同意する、影響が出る場合は代替施設を整備すればよいというもので、保全区域の間発を禁止するという内容になっていないところは、環境保全についての制度に通底するところだと思います。が、この条例を元に南木曽町はJR東海に不十分な点はあるものの協定を結ばせたということです。飯田市の場合は、条例の指定のない市の水源について、ルートの通過を認めず、ルートを変更させたのに。なお、集会参加者から岐阜県側にも県が水源保全の指定をした水源があるとの指摘がありました。
リニアの第二木曽川橋りょうの工事(仮橋の工事中)。学習会のあった苗木交流センターからの岐路、国道257号線、「しろやまおおはし」から。奥の大きな橋は玉蔵橋。その手前は1978年に廃止の北恵那鉄道木曽川橋梁。 / 『赤旗』22日9面 "リニア 環境置き去り 岐阜・中津川 地下水問題で学習会"。
7月19日(j) 『南信州』2面 "村の将来を考え提言 下條中 地域の大人と意見交換会"、『中日』17面 "「リニア残土置き場の後利用 → 地元産食材のスーパーに」 村づくり 中学生も一緒に 下條村議や役場職員と意見交流会"。断層がある谷を110万㎥の残土で埋め立てた土地の利用について、中学生について考えさせるまえに、地学の学習として、谷埋め盛り土が安全かどうか考えさせるのが先。
7月19日(i) 『南信州』6面 "しんきん羅針盤:若年層は、やりがいのある活躍機会を求めている"。
7月19日(h) 『日経』19面 "物流パレット枚数最高 レンタル5%増 「24年問題」で効率化 昨年度 標準規格の普及が課題"。
7月19日(g) 『信毎』2面 "広瀬工区終了 5年遅れ JR東海 南木曽町対策協で見通し"。
7月19日(f) 『信毎』21面 "新幹線運休停電、復旧作業の責任者書類送検"。
7月19日(e) 『朝日』11日 "事故死ゼロへ人の特性着目 トヨタ 運転心理など分析、公開 リコール契機 米拠点で研究"。自動車は多大な社会的費用がかかっているというみかたがあって、トヨタ一社の「科学的な研究」だけでどうにかなる問題じゃないと思いますね。狭い田舎の道路で、なんでトヨタの3ナンバーの乗用車に軽四輪が道を譲らなければならないの?
7月19日(d) 『朝日』27日 "都心走るJR車内 気付かれず12時間? 座席で男性死亡 終着駅まで計652キロ"。
7月19日(c) 『朝日』4面 "酷暑時のライドシェア緩和検討 河野氏「徒歩が大変な方もいる」"。考えてから話せ、頭は生きてる内に使えと言いたくなる、いつもの発言。
7月19日(b) 『週刊東洋経済』7月20日号 "ヤバイ会社列伝第62回:静岡県知事とリニア計画 えーと岸田首相、大阪開通って本気?"(p84-85)。ネット版ではちょっとしか読めません。執筆は、『日経ビジネス』(2018年8月20日号)"リニア新幹線 夢か、悪夢か" 執筆の一人・金田 信一郎さん。「…深刻な問題が山積している。すべてが解決して、名古屋に10年後、リニアが走ることは想像できない」。私の予想では10年ではなく15年です。まあ、どっちでも大きな差はないですが…。『日経ビジネス』のほうに、具体的な内容が書かれているんですが、いまだに読めます。
7月19日(a) 『静岡新聞』 "大井川とリニア=流域首長と知事 23日に意見交換"。
7月18日(i) 『南信州』2面 "南信州広域連合 道路網整備に協力求める 県会危機管理建設委に陳情"、『信毎』23面 "南信州広域連合など リニア駅周辺道路の整備推進求め陳情書 県会危機管理建設委に"。
7月18日(h) 『日経』12面 "アジアVIEW マレーシア・シンガポール間に鉄道 5分で越境、経済連携加速"。
7月18日(g) 『朝日』25面 "JR東海、井戸の水位低下めぐり 当初は詳しい調査を否定"、『中日』6面 "「工事が原因 明らかだった」 数位低下問題 JR東海社長が釈明"、『信毎』2面 "水位低下「解明、重要と認識」 JR東海社長、岐阜での工事巡り"。
7月18日(f) 『中日』6面 "DX支援企業をJR東海が買収 デジタル分野強化"、『日経』15面 "JR東海、DX支援企業を買収"、『信毎』8面 "JR東海、DX支援企業を子会社化"。
7月18日(e) 『朝日』1面 "北陸新幹線 延伸費2倍 費用対効果 条件下回る可能性 小浜ルート"、7面 "費用対効果 算出見直し 小浜ルート延伸費倍増で国交省 「お手盛り」の懸念"。/ 『中日』19日 "北陸新幹線 延伸費倍増 国交省試算 4兆円、資材高騰など"、『赤旗』1面 "北陸新幹線延伸 費用2倍 4兆円 着工条件満たさぬ恐れも"、『日経』5面 "北陸新幹線 延伸費2倍に 敦賀-新大阪 資材高で上振れ"、『信毎』2面 "北陸新幹線延伸 費用倍増 資材高騰 試算4兆円 敦賀-新大阪 沿線自治体の支援策が焦点"。
7月18日(d) 『静岡新聞』 "リニアや浜岡原発 鈴木知事に実行力期待 中経連、静岡県幹部と懇談"。
7月18日(c) 『静岡新聞』 "新駅周辺 開業へ高揚感 神奈川・最も工事進む “夢”の影 生まれる犠牲も【リニアのいま 沿線5紙連携企画⑤完】"。
7月18日(b) 『静岡新聞』 "【大井川とリニア】3者合意「条件付かない」 JR東海社長 水回復措置「今後調整」"。
7月18日(a) 『静岡新聞』 "島田市政 市長と語らう 岸町自治会 リニア問題や新庁舎"。
7月17日(h) 『静岡新聞』 "静岡県内到達に期待感 国モニタリング会議 リニア工事 山梨・ボーリング現場視察【動画あり】"。
7月17日(g) ハイパーループに比べたらリニアはしょぼいという人もいるので:Youtube "【真空列車】イーロンマスクのハイパーループには何が起きたのか"。一応裏付けとして:『Bloomberg』2023年12月22日 "ハイパーループ・ワンが事業閉鎖、未来の輸送システム実用化に至らず"。ハイパーループの無理は、路線全体を真空または低気圧に保つためのコスト、浮上走行させなければならないこと、乗客の乗降りの問題、分岐装置の問題…など。
7月17日(f) 『信毎』2面 "沿線5紙連携 リニアのいま:「27年開業断念」の中で(3) まちづくり 広がる不安 長野 工事長期化 住民負担軽減も必要 JRの態度 判然とせず"。『静岡新聞』 "住宅移転も駅完成遅れ 長野・長引く工事、住民に負担 地域振興先行き不透明【リニアのいま 沿線5紙連携企画④】"。
7月17日(e) 『赤旗』13面 " "無理な"運行計画 体調不良の運転手 埼玉 3人死亡の首都高トラック事故"。
7月17日(d) 『赤旗』11面 "リニアの代償大きい 日本科学者会議岐阜支部 学習会"。
7月17日(c) 『中日』1面 "水位低下解明へ 地質を立体分析 リニア工事でJR東海"、『赤旗』13面 "岐阜リニア 調査せず 「工事続行」 JR東海、水位低下発覚前"、『信毎』2面 "岐阜リニア工事水位低下 公表前 JR「調査考えていない」"、『静岡新聞』 "岐阜リニア水位低下 JR、問題公表前 「原因調査考えない」 県、市に"。
7月17日(b) 『信毎』7面 "旅客機燃料 輸送力増強 官民会合 不足受け緊急対策"、『日経』5面 "航空燃料確保へ 官民行動計画案 輸送・輸入を強化"、『中日』2面 "訪日客好調にブレーキ 旅客機燃料不足 物流24年問題/増産にも限界"
7月17日(a) 『朝日』6面 "無人牽引車 空港スイスイ 羽田で試験運用"、『中日』11面 "無人運転で貨物運びます 空港の人手不足解消へ 豊田織機など 来年中の実用化目指す"、『日経』17面 "ANAと豊田織機 「レベル4」試験運行 羽田空港で貨物けん引"。
7月15日(b) 『静岡新聞』 "山梨・実験線延伸で水枯れ 井戸管理費用 残る不安 補償30年方針 協議続く【リニアのいま 沿線5紙連載企画③】"。
7月15日(a) 『信毎』2面 "沿線5紙連携 リニアのいま:「27年開業断念」の中で(2) 新知事 工事前進へかじ 静岡 早速山梨県・JRと3者合意 「前のめり過ぎる」懸念も"。「前のめりし過ぎる」と転ぶ。というか、そもそも、リニア計画というのはご本尊が転んじゃっているのに気付かずにやってるというところもあります…ネ。『静岡新聞』13日 "事業前進へ積極姿勢 鈴木知事「巧遅より拙速」【リニアのいま 沿線5紙連載企画①】"。
7月14日(c) 『東京新聞』 "フリーゲージトレイン設備撤去へ 九州新幹線導入頓挫、10月にも"。新幹線(1435㎜)と在来線(1067mm)の両方を走れる高速列車として開発がされてきたフリーゲージトレイン。「約500億円の公金を投じた研究事業は未完のまま、事実上幕を閉じる」そうです。コストだけでなく信頼性や安全性の問題がクリアできなかったこともあります。 参考:鉄の車輪の信頼性、「北山敏和の鉄道いまむかし」 > "フリーゲージの問題点" 。
7月14日(b) 『中日』1面 "費用多大で詳しい調査考えず 工事辞めて収まるわけではない リニア水位低下 公表前 JR東海、岐阜県に説明 本紙情報公開請求で判明"、"核心:工事ありき 環境軽視 JR東海 後手の水位調査 無策の3カ月間 住民・岐阜県に不信感"。⇒ "JR東海と行政は共犯だったはず"
7月14日(a) リニア沿線の『岐阜新聞』、『静岡新聞』、『山梨日日新聞』、『神奈川新聞』、『信濃毎日新聞(信毎)』が連携してリニア計画の課題を探る連載:『信毎』1面 "沿線5紙連携 リニアのいま 計画新局面 各地の動きは"、"「27年開業断念」の中で(1) 水位低下 深まる不信感 岐阜 工事中断2カ月 解決策見通せず 住民とJR 埋まらぬ溝"。⇒ "JR東海と行政は共犯だったはず"
7月13日(m) 『毎日』 "JR東海・リニア工事 水位低下問題 環境保全、原点戻れ 大東憲二さん /岐阜"。「『瑞浪市の問題は、JR東海に公害対策基本法時代の発想がいまだに残っている印象がある』…今回のJR東海の対応はまさに事後対応の典型」。
7月13日(L) 『日経』13面 "JAL向け、SAFを輸入販売"。ENEOSがJALとSAFの販売契約を結ぶ。国内の石油元売りでは初。
7月13日(k) 『信毎』27面 "JR中央東線沿線で火災、特急あずさに遅れ"。
7月13日(j) 『信毎』8面 "自動運転タクシー発表延期"、『Bloomberg』12日 "テスラ、「ロボタクシー」発表イベントを10月に延期-株価急落"。
7月13日(i) 『日経』18面 "トラック運賃 6月最高 スポット相場10ポイント上昇 運転手不足、先高観強く"。
7月13日(h) 『日経』13面 "深夜割 午後10時~翌5時 高速道3社 時間外走行分を除外"。
7月13日(g) 『日経』12面 "伊藤忠、台南で都市開発 バスルート、AIで最適化"。
7月13日(f) 『日経』1面 "住商が荷下ろしロボ AIでアーム制御 物流の人手不足緩和"。
7月13日(e) 『南信州』2面 "飯田南バイパス 早期完成、予算確保求め 期成同盟会が国へ要望書"。
7月13日(d) ローカル線関係の記事:『南信州』1面 "活性化期成同盟会 今秋にサイクルトレイン JR飯田線で初の試み"、『信毎』2面 "ローカル線分岐点:大糸線臨時バス利用目標3万人 白馬-糸魚川 来年3月末まで 期成同盟会部会 運行効果検証へ 1日平均100人必要 「高い目標」どう達成"、『日経(日曜版)』1、2面 "何でもランキング:列車で走る 夏の海 乗って残したい 海のローカル線"。 ローカル線を「乗って残そう」とかいうんですが、逆じゃないかと、「残して乗ろう」じゃないかと。
7月13日(c) 『朝日』6面 "日野が自治体ライドシェア支援 遠隔で運営サポート"。
7月13日(b) 『中日』14面 "日曜日の路線バス8月から一部復活 長電バス"、『信毎』28面 "長電バス 一部日曜再開へ 来月4月から 4路線76本運行 平日・土祝日減便や最終便繰り上げ"。
7月13日(a) 『前衛』8月号に樫田秀樹氏の "リニア注壕新幹線の開業はどうなるのか - 全線で大幅に遅れる工事"。
7月12日(f) 『信毎』1面 "ろくもん10周年 特別な旅を演出 しなの鉄道 記念列車運行"
7月12日(e) 「リニアを考えようコミュニティ」12日 "塩坂委員が視察動画を公開して下さっています"。つづきを読む
7月12日(d) 『信毎』2面 "リニア なお飯田の争点 県駅生かしたまちづくり 現新論戦へ 10.20飯田市長選"。出馬表明した2人ともにリニア開業に期待している点は同じ穴のムジナ。ほんの少し将来を見据えるとすれば、リニア事業の中止が争点にならなくてはいけないはず。当然に、飯田市のリニア関連の開発による市民への被害に対する責任問題も。10年とか20年先に開業できても、JR東海も国もリニアをじきに維持できなくなります。高森町下市田河原のリニアの自立式ガイドウェイの制作・保管ヤードを見れば分かるはず。車体にも多くの問題があるんですが、鉄道のレールと比べて、ガイドウェイ(軌道)の巨大さを見ただけで直感的にこれは無理、ダメと分かるはず。
7月12日(c) 『信毎』22面 "紙のタウンページ廃止へ NTT東・西 部数半減で130年の歴史に幕 スマホ全盛時代の波 電報・AMラジオにも"、"スマホ画面を自動改札にかざす GQ切符 県内駅にも 北陸新幹線で26年度下期予定"。
7月12日(b) 『赤旗』10面 "リニア 首都圏ネット結成 大深度・周辺工事中止求める"。集会宣言 ⇒ 「リニア新幹線を考える相模原連絡会」"7/6 リニア大深度と周辺工事の中止を求める首都圏ネットが結成されました"。参考
7月12日(a) 11日、県道松川IC大鹿線=小渋線(59号線)の新トンネルの安全祈願祭:『中日』16面 "大鹿 新しいトンネル工事の安全祈願"、『南信州』1面 "大鹿村 落合トンネル掘削へ安全祈願 26年6月末の開通目指し"、『信毎』15面 "落合トンネル 安全祈願祭 大鹿 26年6月下旬完成目指す"。
7月11日(h) 『静岡新聞』 "静岡県道新トンネル 残土置き場3カ所確保 リニア工事巡りJR、来月掘削開始"。
7月11日(g) 『静岡新聞』 "鈴木氏が中部圏知事会議デビュー リニア手腕に各県から期待 「問題クリアできれば前進」決意表明"。
7月11日(f) 『信毎』7面 "全国のバス・鉄道・旅客船事業者アンケート 売り上げ、新型コロナ前に戻らず"。
7月11日(e) 『信毎』7面 "井戸水位低下問題で水資源保全対策要望 岐阜の建設期成同盟会決議"、『静岡新聞』 "リニア早期開業求め決議を可決 岐阜の期成同盟会"。『静岡新聞』14日 "岐阜・水源の水位低下 JRの誠実対応 不可欠 工事中断 住民と溝深く【リニアのいま 沿線5紙連載企画②】"。
7月11日(d) 『南信州』7面 "JR東海 大鹿村内の工期延長を報告 松川町でリニア対策委員会"。
7月11日(c) 『日経』5面 "核融合実験炉 遅れの影響議論 文科省"。
7月11日(d) 『日経』2面 "地方空港の燃料不足 支援 官民 タンカー3隻確保"。
7月11日(c) 『南信州』3面 "飯田短大 フィールドワークの報告会 地域の現状や課題探る"。来賓として参加した「佐藤市長は『見たりインターネットに書いてあったりすることの一歩先まで調べてみると、課題がクリアになってくるはず』とアドバイス。『調べたいことがあったら、市でも情報や人を紹介できるので活用して』と呼び掛けた。」。市長自身もリニアについて自分で、市長なんだから3歩先くらいまで調べて考えた方がよい。
7月11日(b) 『中日』12面 "要対策土活用に反対 住民が署名6436筆提出 飯田市とJR"、『南信州』7面 "要対策土持ち込み反対 飯田市とJRに署名提出"、『信毎』19面 "「要対策土使用反対」署名6436筆 飯伊の団体 JRと飯田市に提出"。/ 『赤旗』13日10面 "リニア問題 要対策土持ち込み反対 長野 沿線住民ら署名を提出"。
7月11日(a) 『中日』3面 "リニア現場を静岡知事視察 「自然守り工事進める」"、『信毎』7面 "工事予定場所を静岡知事が視察"、『静岡新聞』 "鈴木知事がリニア工事予定地初視察 工事予定地初視察 対策確認「まだ課題はある」"。
7月10日(g) 『中日』17面 "ニッポンの食はいま 続・物流変革期編(下)積年の課題「標準化」"((上)は3日15面、" ニッポンの食はいま 続・物流変革期編(上)荷役の効率化"、(中)は、5日21面 "ニッポンの食はいま 続・物流変革期編(中)足りないパレット")、『日経』5面 "物流パレット規格統一 国交省、積み替え省略狙う 作業時間3割削減"。
7月10日(f) 『信毎』24面 "みどりの窓口 夏の繁忙期 松本・上田・佐久平 軽井沢でも増設へ JR東日本"。
7月10日(e) 『信毎』23面 "リニア談合事件、2社控訴"。
7月10日(d) 『南信州』2面 "観光産業を衰退させない 飯伊の旅館組合ら 阿部知事に支援要望"。
7月10日(c) 『南信州』2面 "リニア残土 南木曽からの運搬開始 阿智村内の国道を走行"。南木曽の尾越非常口は標高約630m、広瀬非常口は約750m。距離は約35㎞(尾越から天竜峡ICまで)以上、残土を積んで約1100mの峠を超えるので、かなり二酸化炭素を排出すると思います。
7月10日(b) 『中日』8面 "現地発ワールド経済:米国 ロボットタクシー 先進地 安全に懸念も"。社会で困難なことを新しい技術で解決しようとするのは、逃げ水を追うようなもの。アメリカで走っているロボットタクシーは安全性のまだ問題があって、現時点では、歩行者が少なくレーダーやカメラに影響を与えにくい雨があまり降らない地域でしか利用できないようです。それなのに、日本政府は、ロボットタクシーを運転手不足解消の切り札として考えているようですが、専門家は、アメリカは「安全性の認証制度を整備して実証実験を積み重ねる」が後発の日本のやり方は、「安全性の確認や責任をメーカーに任せる分、スピード感はあるが、事故の補償リスクを懸念する企業が出ている」と指摘。「機能性表示食品」と同じやり方では困ると思います。実は、リニアも実用性や安全性などについては、JR東海まかせの部分がかなりあるんじゃないかと思いますね。
7月10日(a) 9日のリニア中央新幹線建設促進長野県協議会の総会が県飯田合庁で開催の新聞記事:『朝日』17面 "リニアの開業事時期 JRに明確化要望 県の協議会が決議"、『中日』12面 "県駅本体工事は年内に着手方針 建設促進県協議会でJR"、『信毎』3面 "焦点:リニア延期 飯田に危機感 地域振興「JR関与」を 促進券協議会、今秋要請へ 「口だけでない取り組み必要」"。/ 『南信州』11日1面 "R東海 県駅本体工事「年内に」 建設促進県協議会 地域振興など決議"。/ JR東海は飯田下伊那の地域振興のためにリニアを建設するわけじゃないです。そもそも、最後の帝国官僚・葛西敬之氏の世界で最も速い鉄道を建設したいという今ではあまりにも意味のない信仰がはじまり。いってみれば、奈良の大仏やピラミッドみたいなもの。経済的合理性とか技術的な合理性は考えていないので、もちろん通過地域の地域の発展など視野に入ってるわけない。
JR東海の「リニア鉄道館」(名古屋市・金城ふ頭)の最大の展示テーマは「高速鉄道技術の進歩」。最初の展示は蒸気機関車C62など最高速度を記録した車両。後ろのスクリーンの動画は ⇒ Youtube "リニア鉄道館 高速鉄道の挑戦" で見れます。山梨県立リニア見学センター入口に通じる通路脇の塀にも速度記録を達成した車両のイラストが描かれています。
7月9日(i) 南木曽の梨子沢の土石流災害から10年:『信毎』1面 "友の命の重さ 抱えて 南木曽・梨子沢土石流10年 犠牲の榑沼さん同級生救命の現場へ"。/ 『中日』10日12面 "「思い背負い 災害すぐ対応」 南木曽土石流10年で献花式 犠牲の生徒悼み新人町職員"、『信毎』10日24面 "命守る 思い脈々と 梨子沢土石流10年 南木曽小では防災研修も"。南木曽村内でもリニアのトンネル工事があって残土が出てきますが、2014年当時はJR東海は南木曽町内で残土を置けるところはないというようなことをいっていましたが、現在では、かなり危険な場所も含め南木曽町内で処分場所を探しているようです。
7月9日(h) 『中日』14面 "しなの空さんぽ(20)下市田工業団地周辺 下伊那北部 産業の中心"。中日新聞社のヘリから空撮した、高森町南部の天竜川沿いの下市田河原の写真。画面手前に工事中のリニアの天竜川橋りょうが、右上にリニアのガイドウェイ制作保管ヤードが見えます。画面の真ん中から左に高森町の下水の終末処理場が見えてますが、JR東海がアセスメントの方法書の段階で、最初に、3㎞幅でルートを示したときのルートの中心はこのあたりでした。この写真でみて画面の約3分の一程度の距離南にずらさせた人たちがいたということです。静岡県を含め他地域ではなかったと思いますが、それも工事の遅れの原因だと思います。 ⇒ 関連ページ:"中間駅の位置は誰が決めたのか?"
7月9日(g) 『中日』1面 "名古屋震度6強で 緊急輸送道沿い 建物3/4倒壊か 旧耐震基準で建築"。
7月9日(f) リニア中央新幹線建設促進長野県協議会の総会が県飯田合庁で開催:『SBC』 "リニア新幹線の開業遅れでまちづくりや観光などに影響…JR東海へ金銭的負担も含めた「地域振興への積極的な取り組み」求める要請書を提出へ"、『信州 NEWS WEB』 "リニア建設促進協議会 JRに地域振興への積極関与求める決議"、『中日(web版)』 "リニア長野県駅、年内にも本体工事に着手へ 飯田での協議会でJR東海副社長が説明"。リニアの開業の可能性は日々なくなっていると思います。これだけのことをしてしまったんですから、だからこそ、旗振りをしてきた人たちは必死です。太平洋戦争末期の軍部と一緒です。
7月9日(e) 『朝日』3面 "ボーイング、詐欺罪認める 墜落事故めぐり司法取引"、『日経』13面 "ボーイング、詐欺認める 墜落事故"、『信毎』6面 "ボーイング社、2018と19年の墜落事故で司法取引へ"。
7月9日(d) 『日経』5面 "経済観測:新幹線が映す景気 旅客、コロナ前回復へ JR東海社長 丹羽俊介氏 国鉄時代を経験していない初のJR東海社長"。
7月9日(c) 『南信州』2面 "JR東海環境調査報告書 県民の意見募集"。
7月9日(b) 『赤旗』10面 "事故の避難計画に疑問 名古屋 リニア問題テーマに集会"。
7月9日(a) 『中日』22面 "6日の新幹線停電ケーブル損傷原因 JR東海発表"。
7月8日(f) 台湾の「阿里山森林鉄道」が全線復旧:『中日』5面 "阿里山森林鉄道、全線開通 台風被害から復旧"。
7月8日(e) 『日経』13面 "ビジュアルストーリー:広がる「バス停圏外どう解決 観光客の混乗や住民強力に知恵」"。
7月8日(d) 『日経』11面 "難路の核融合、米国は本気 民間CFS、27年に実証施設稼働 狙うはエネルギー主導権"。
7月8日(c) 『日経』5面 "中央アジア経由 鉄道増設 欧州・中国、投資競う ロシア・紅海会費で需要増"。カシュガルからウズベク東部の間の約500㎞を結ぶ鉄道の計画。投資総額が約8000億円。名古屋まで286㎞が約7兆円のリニアと比べると格安。たぶん軌間は1435㎜の標準軌。単線かも知れませんが。
7月8日(b) 『中日』3面 "大規模物流倉庫防火指針策定へ 消防庁、従業員増受け"。
7月8日(a) 長野県とか飯田下伊那はリニアより先にやるべきことがある:『中日』8面 "中断8年 本年度に再開 天竜川橋付け替え工事 もろい地盤で難航 工法替え着手 膨らむ建設費 「早くできてほしい」"。天龍村の新しい「天竜川橋」は、2019年開通予定だったけれど地盤のもろさなどにより工事は約8年中断。橋脚の工事方法を「ニューマチックケーソン工法」に変更するという話。橋脚1基の建設費は「7億5千万円で従来の施工方法より3億5千万円ほど膨らむ。リニア中央新幹線の天竜川橋りょう(飯田市-喬木村)=全長515メートル、幅16メートル=でも使われるが、天竜川橋は半分以下の規模。県下伊那南部建設事務所によると『この規模で採用するのは珍しい』。開通予定は2028年だそうです。
7月7日(e) 『信毎』5面 "考ともに 畑谷史代:「国体」と戦後社会 惰性と悪弊に決別する時"。「国体創設の中心メンバーは戦時中、戦争遂行のための体育行事として開かれ、皇族ともゆかりの深い明治神宮競技大会の幹部だった。」『国民体育大会の研究』(青木書店)の著者・権学俊さんは「『国体はスポーツが持つ大衆性や熱狂性を巧みに利用して、象徴天皇制の浸透に重要な役割を果たした』と指摘する」。戦前を知っている(いた)人の中に「国民体育大会」を「国体」と呼ぶことに嫌な感じを抱く人が多少はいたんじゃないかと思います。
7月7日(d) 『日経』5面 "風見鶏:給食無償化は困窮対策か"。リニアを見据えてなんてことばっか考えている首長の中には、「給食無償化」の意義がわからないなどと議会で答弁する人もいるらしいので…。
7月7日(c) 『中日』27面 "東海道新幹線3時間見合わせ 静岡-掛川間で停電"、『信毎』27面 "東海道新幹線 大幅乱れ 停電で一時運転見合わせ"。
7月7日(b) 『中日』12面 "しなのQ&A:「中央構造線」ってどんな断層? 8000万年前 大きな横ずれで発生したよ"。大鹿村の「中央構造線博物館」にいって学芸員さんの話を聞いた方が正しい理解が得られると思います。
7月7日(a) 『中日』5面 "社説 週の初めに:地方自治こそ国の基礎 週のはじめに考える"(=『東京新聞』社説)。山県有朋について、「市制・町村制の導入など、『地方自治制度の父』としても知られています」。ちょっと変じゃないのと思いました。「地方」+「自治制度」という言葉が成り立つものかどうか考えた方が良いです。 リニア計画で地方の集落を壊した葛西敬之さんは山県有朋を尊敬していたそうです。参考 ⇒ 日本都市計画学会 > 企画調査委員会 > 都市の論理
7月6日(f) 4日、中川村リニア対策協議会:『信毎』19面 "「工事車両のルート変更を」 中川村対策協 工期遅れ受け要望の声"。
7月6日(e) JR東日本とJR西日本が在来線の車両設備の共通化に向けた検討をはじめる:『日経』15面 "JR東西、車両設備を共通化"、『信毎』26面 "JR東・西、在来線車両設備の共通化検討"。車両の部品なの「メーカーの設計負担を減らしながら調達コストの抑制につなげる」(『日経』)ため。鉄道は、レールなんかは基本的に世界共通で、車輪も似たようなものを使っているし、ほとんど部分で似通ったものになっているといえます。そんな中でも細かい部分まで共通化しようと一応まともな鉄道会社は考えている。リニア新幹線は、従来の鉄道とはすべてが違うわけで、さらに、将来にわたって中央新幹線以外に普及する見込みもないですから、交換すべき部品や、老朽化したときの軌道の交換でも、コストが非常にかかるだろうと重いいます。JR飯田線の市田駅の近くにリニアのガイドウェイ制作・保管ヤードがあってそこで、鉄道のレールにあたる「自立式ガイドウェイ側壁」を作っています。ヤード外部から完成品が見えます。また市田駅の北側(辰野方面)の引き込み線の脇にレール置き場があります。ヤードの大きさとレール置場の大きさ、「自立式ガイドウェイ側壁」とレールを比べて見ただけでも、超電導リアという乗り物の不合理が分かると思います。韓国の仁川空港からの磁気浮上式鉄道は超電導リニアに比べればシンプルな仕組み(名古屋のリニモに似た方式)なんですが、2016年か18年頃開業したのですが2023年に廃止され、普通の鉄道に置き換えをするようです。
7月6日(d) 『南信州』6面 "不思議な現象に興味津々 追手町小で科学実験教室"。「南信州飯田おもしろ科学工房」が飯田市の追手町小学校で出張サイエンスショーを行ったというニュース。液体窒素で冷やす超電導物質を用いた超電導コースターの実験など見せたそうです。記事は「液体窒素で強力なネオジウム磁石が浮き上がる様子を観察した。リニアが走るしくみも学び、メビウスの輪になった超伝導ジェットコースターを体験した」と。当サイトはこの手の実験について、超電導リニアの走行原理とはちがいますといってきました。おそらく実験した方もそういっているはずです。実験を行った工房の代表は、「世界初の技術で走り、東京と大阪を結ぶリニアの線上に飯田があるのは素晴らしいこと。ぜひ誇りを持って飯田に戻ってきてほしい」と生徒に語ったそうです。経済的合理性がなく、技術的合理性もなく、無目的、不十分な事前調査のもと始まった計画は、もうじきに失敗することが見え始めているのに、この発言は、科学教育者としてちょっと問題だと思いますね。関連ページ:"「おもしろ科学工房」のリニア・サイエンスショー"、"超電導ラボの動画"
7月6日(c) 愛知と岐阜の共産党県議の質疑:『赤旗』10面 "補正予算など問題山積 愛知 下奥議員が反対討論"、"リニア水枯れ元に戻せ 岐阜 中川議員が県を追及"。下奥県議は「自公政権の進める国土強靭化は、国民の生命や財産を守ることより、強靭な経営基盤づくりに重点があり、防災・減災の名でリニアなど大方開発を進めるものだと批判」。中川県議は瑞浪のリニアトンネルによる水位低下事故について、「住民は『元に戻してほしい』と要望しています。『元に戻らなかったが工事は再開する』では理解は得られません。工事再開の条件として住民に寄り添い『元に戻すことをめざす』と県の姿勢を表明するべきだ」と追及。
7月6日(b) 下の項目とも共通する点が…:『中日』11面 "高速道路 スマホで点検 中日本高速 動画3D化、事務作業減"。どうしても必要な道路なら作らなければならないでしょうが、高速道の場合は、本当に必要なのか疑問なものあるわけで、維持のための人手やコストを減らせる新しい技術があればいくらでも高速道路ができると思っちゃいけないね。
7月6日(a) 『朝日』6面 "核融合炉の実験開始 9年延び2034年に ITER見通し コロナ禍など要因"。核融合ITERの実験炉の実験開始の時期が9年のびて2034年になる見通し。費用も増える。最重要項目の重水素とトリチウムによる核融合運転も4年のびて2039年になるそうです。『朝日』は6月24日に社説欄に "序破急:黒沢大陸 科学・社会社説担当:夢の技術は逃げ水のように" をのせ、「実現を前提に将来の計画を決めるのは危険だ。新技術が遠からず実用化するかのような印象を与え、目下の課題の解決をそれに委ねようとするなら、問題の先送りに過ぎない。」といっています。今の原発が利用している核分裂と違って核融合は安全だといわれます。太陽の光る原理と同じ仕組みなんですが、太陽から約1億5千万キロメートルも離れた地球の周辺の宇宙空間が放射線に満ち溢れているのは太陽の核融合に原因があると思うんです。核分裂と違い核融合は炉心の圧力や温度が低下すると自然に止まるという説明から、暴走しないから安全だといわれているように思うんですが、核融合炉は本当に安全なんでしょうか? ITERのように水素とトリチウムを使う場合は中性子が発生し炉壁を放射化するので放射性廃棄物がでる問題は残っているようです(『日経』6月4日16面 "「30年代に実証炉」 核融合発電への道筋は 米有力振興の幹部に聞く")。
7月5日(g) 『静岡新聞』 "静岡工区「一層対話重ねる」 首相、リニア新幹線整備巡り"。
7月5日(f) 『中日』3面 "旧三菱航空機 特別清算申請 SJ開発、負債6413億円"。
7月5日(e) 『中日』1面コラム「中日春秋」(=『東京新聞』「筆洗」)。「アーレントはアイヒマンについてこう書いた。『まったく思考していないこと、それが彼があの時代の最大の犯罪者の一人になる素因だったのだ』。現代の私たち一人一人への箴言とも読める。」。「リニアを見据えて」といろいろな作文があったんですが、ほとんどは「まったく思考していない」といえるようなものばかりだったんじゃないかと…。
7月5日(d) 『信毎』7面 "北海道2町村の核ごみ文献調査、審議実質終了"。
7月5日(c) 『日経』15面 "「みどりの窓口」夏に増設 JR東、50駅で混雑緩和"、『信毎』3面 "長野駅みどりの窓口増設 夏の繁忙期"。
7月5日(b) 6月24日の県道59号・松川インター大鹿線(小渋線)の落合トンネル工事の2回目の説明会の記事:『南信州』9面 "飯田建設事務所 迂回路などの要望 対策示す 大鹿村 落合トンネルの工事説明会"。
7月5日(a) 『赤旗』10面 "リニアで環境は? 学生らと神奈川の市民団体が学習交流"。⇒ 「リニア新幹線を考える相模原連絡会」 > リニアで環境は? 学生らと神奈川の市民団体が学習交流 <しんぶん赤旗 2024.7.5>
7月4日(g) 『信毎』7面 "岐阜のリニア工事現場周辺井戸は環境基準適合"。
7月4日(f) 『南信州』9面 "高森町山吹 土地利用の方向性を共有へ 下河原未来ビジョン策定"。
7月4日(e) 『南信州』9面 "飯田市 実態を年代別に把握 持続可能な公共交通へ調査"。飯田市地域公共交通改善市民会議に対して、飯田市が2023年度に市民に行ったアンケートの結果を報告したというニュース。自家用車利用について、「60代以上は将来の不安を課題としている」ということ。自動車が普及していなかった時代は「もっと不安だったのか」どうか? 交通の手段についていといろいじってみても解決する問題じゃないと思います。現在生きてるとして100歳前後の人は多くが車の運転なんかはしなかったわけです。それでも、高度経済成長を支えることができたのはなんでだろうかと…。
7月4日(d) 『南信州』8面に、6月30日付け記事の訂正記事。県議会のリニア早期開業を求める決議が「全会一致」で可決としていたものを「賛成多数」に訂正。⇒ 長野県議会のリニア早期開業意見書について
7月4日(c) 2日、喬木村リニア対策委員会:『南信州』1面 "喬木村 堰下ヤードの契約方針早期提示を 阿島北工区の工期延長受け"、『信毎』19面 "軌道制作・保管する喬木の作業場用地 賃貸借期間「秋にも見通し」 JR東海、27年開業断念巡り"。以前から、喬木のガイドウェイ制作・保管ヤードは造成が中途半端なことは紹介してきました。この土地はJR東海が2026年度末まで借りてもの。開業時期が延期にともなう契約期間の延長についての説明を求める声が地権者からでたようです。JR東海は堰下のヤードでは製作はせずに保管だけ行う「見込み」と説明。壬生沢川のケーソンに要対策を使うのか使わないのかについても「今のところ考えていない」みたいな「あいまいな」ことを豊丘の説明会でいったそうですが、結局は全体的に工事の見通しが立たなくなってきているのではないかと思います。阿島トンネルの工事で、水への影響を心配する声もでたようです。
7月4日(b) 『赤旗』10面 "リニア住民説明会公開を JR東海に 長野・豊丘村で抗議の声"。6月29日の説明会で住民から「報道を含めて公開すべき」との声がでたとしています。2月28日の上郷公民館での説明会、6月4日の大鹿村の説明会、6月29日前後の喬木や豊丘の説明会で説明されたなかで、高架橋の工事方法について説明された内容が、3つの、特に2月の上郷と6月末の喬木・豊丘の説明会で説明した範囲が違うことについて指摘がないですが、公開すべきという意味はこの点にあったはずです。工期がいつまで延びるというような情報は、3月にJR東海が開業時期の延期を認めた以上、それほど重要な情報じゃないでしょう。また、地元紙の『南信州』は「非公開」だった説明会の内容を伝えたと記事の最後に書いていますね。なお、「豊丘村では、住民が求めた説明会(6月7日)を人数制限しました」という部分は、「面会人数」についてJR東海はその場で住民側の主張に譲歩していましたから、ちょっと正確さにかけると思います。具体的な課題について何が問題なのか洗い出すのが重要です。関連ページ:同じ工事方法について、JR東海の説明は地区ごとに違う
7月4日(a) 『静岡新聞』 "知事 リニア現場視察へ 静岡工区工事予定地 10日、就任後初"。
7月3日(L) 『日経』5面 "検証骨抜きの改革(1)ライドシェア、結論先送り 「いわゆる」で途中下車"。
7月3日(k) 『日経』5面 "高速道に自動貨物レーン 国交省、東京-大阪間で検討 トラック3.5万台分代替"。 主に東京と大阪の間の貨物輸送で高速道路の中央分離帯とか路肩とか地下に自動走行のカートが走るレーンを設置して貨物を運ぶ構想。カートは時速30㎞で24時間走行するそうです。高速道路脇とか上に軌道を設置して旅客輸送の浮上式鉄道を走らせるという構想が、以前アメリカであったのですが、実現していないと思います。もっと、他の良い方法がありそうな気がしますが、10キロあたり70~800億円の建設費が必要だというところが最大の「メリット」なのではと思います。 ⇒ 北山敏和の鉄道いまむかし > アメリカのリニア(AIR TRAINS)。
7月3日(j) 『信毎』23面 "しなの鉄道、三才駅で1分早く発車"。
7月3日(i) 『信毎』9面 "「設備投資を予定」 県内4.2ポイント増70.7% 24年度 「運輸・倉庫」が最多"。
7月3日(h) 『信毎』1面 "災害時 北陸新幹線の立ち往生に備え 代替輸送を円滑に JR東 上田でバス業者と訓練"、18面 "バスへの誘導 現地で検証 北陸新幹線危急停車時想定 上田で訓練"。
7月3日(g) 『南信州』7面 "阿島北工区 3年の工期延長伝える JR東海 喬木に続き豊丘で説明会"。
7月3日(f) 『南信州』2面 "飯田市と周辺町村 高付加価値化推進へ 観光庁補助事業19件採択"。
7月3日(e) 『中日』5面 "社説:熱海土石流3年 盛り土不正の根を絶て"(=『東京新聞』)。
7月3日(d) 『朝日』14面 "社説:官民ファンド 巨額損失の徹底検証を"(web版)。「海外交通・都市開発事業支援機構」が2023年度決算で799億円の赤字(*)を出したことについての社説。「機構の投資決定は国交省が認可し、支援基準も同省が定める。斎藤鉄夫国交相は『適切に判断してきた』と釈明したが、数字が突きつける現実は厳しい。」 。「官民ファンドは、公益性があり、民間だけではリスクを負いきれない分野での投融資の補完が役割とされる。一方で、原資を財政投融資で賄う以上、最終的に回収できる採算性も求められる」。 「国策民営」とか「準国策」とも呼ばれるリニア計画も同じように上手くいかないだろうと思いますね。 ⇒ JR東海 > 高速鉄道システムの海外展開 (* 第10期事業年度(2023年4月1日~2024年3月31日))
7月3日(c) 『朝日』14面 "(投書欄)声 どう思いますか リニア中央新幹線"。リニア計画に対して批判的、否定的な意見が6つ。早期実現を求める意見が1つ。『朝日新聞』の意見の表れなのか、実際の投稿数を反映しているのか。唯一の肯定的な意見も、期成同盟会なんかがいってることを繰り返しているように見えます。
7月3日(b) 『静岡新聞』 "山梨県内のリニア工事巡る3者合意 静岡県、専門部会の意見聴取せず 「政治判断」批判の声"。
7月3日(a) 『静岡新聞』 "空港新駅設置巡り「さまざまな課題」 島田市長"。
7月2日(f) 『信毎』21面 "飯田リニア県駅周辺 建築物高さ制限緩和 市が導入検討"。ビルの高さ制限は、景観の問題じゃなくて、まずは消防の観点で考えるべきで、広域消防でどれだけ高いビルの火災に対処できるかにあると思います。リニアが来て(たぶん来ない)、地域が豊かになって消防の装備も充実できるという確かな見込みがあるわけじゃない。景観というのは、そもそも「守る」もので「作る」ものじゃないです(「文化的景観」とは何なのか)。守るべき景観を随分壊しておいてなにをいうかですね。
7月2日(e) 『信毎』21面 "飯田リニア駅周辺 様子見 24年分路線価 伊那北駅南側は下落"。
7月2日(d) 『南信州』2面 "県会一般質問 複数本停車への姿勢氏質す 自民党県議団 早川大地氏"。
7月2日(c) 『中日』15面 "飯田 リニア開通後の施策語る 佐藤市長 コアカレッジの学生に"。こういう話を若者に聞かせるのは、ちょっと問題じゃないかと…。
7月2日(b) 『中日』9面 "地域との共生 デザイン JR東海ホテルズ 制服一新"。「地域との共生」を考えるなら、まずリニアの建設を中止することだと思います。
7月2日(a) 『朝日』23面 "「空飛ぶクルマ」商用運行は遠く 安全性が壁 量産に必要な「型式証明」まだゼロ "。
7月1日(c) 『中日』8面 "阿島北高架橋 工期3年延長 喬木、豊丘の計画 説明会でJR東海"、2日13面 "阿島北高架橋など JR工期3年延長 工事車両ルート策定に時間"。そもそも、飯田市が駅の位置で無理をいわなければ、壬生沢川を渡るようなルートにはならなかったはず。アセスの段階で、ツルネを非常口の位置として指定できていなかったのが一つの証拠。アセスの段階で工事のイメージができていなかったのが遅れの一番の原因でしょうね。
7月1日(b) 『中日』4面 "考える広場:リニア中央新幹線 減速リニアの行方は?" (= 『東京新聞』3日)。静岡市長(元静岡県副知事)の難波喬司さん、ジャーナリストの樫田秀樹さん、歴史学者の原武史さんが登場。難波さん:工事を始める前に、工事による環境への被害を防ぐ仕組みを、JR東海との間で交渉、議論して作るのに時間がかかったのはJR東海の工学的な常識のなさにあった(JR東海の水資源問題で影響予測に使った解析方法は精度が低いなど)。岐阜で同じ仕組みがあれば瑞浪の事故は防げたはず。 樫田さん:住民の理解を得る方法に問題がある。JR東海の情報のみに頼り切っている自治体も悪い。住民の立場に立たなかった自治体の罪は重い。静岡叩きについてマスコミにも責任がある。今後、長期間を要する事業の意義を考えるべき。原さん:リニアはナショナリズムの遺物。「葛西氏は、鉄道のもっている諸価値をスピードに一元化した。山県にとっての民衆が客体にすぎなかったように、葛西氏にとっての乗客もまたどこかからどこかまで速く移動する列車の客体にすぎなかったのではないか」。今や鉄道の価値は環境面や移動時間そのものが注目される時代。/ JR東海の示すリニアの建設目的に合理性がない(中身がピーマンなのに)のに建設しようとする背景にはナショナリズムがあるという見方が一番理解しやすいと思います。だから住民無視や環境問題の軽視が平然と行われて不思議はない。結局、静岡が環境対策の不備をつくことで事業を遅らせたことは民主憲法下では理にかなったことだったといえると思います。
7月1日(a) 『信毎』9面 "科学:除染土の減容 進研究 放射性物質を分離・回収 福島県外の最終処分場 構造・面積案提示へ 技術の組み合わせ 判断は難しく"。リニア計画が実際に始まろうとした当時、福島原発の後始末の見通しもないの止めるべきという声もあったと思います。記事によれば、昨年度末で除染土などが約1340万㎥あって、そのうち土壌が94%だそうです。リニア建設で出てくる残土の総量は5680万㎥。実際に数字の問題として、福島原発事故の後始末の見通しも立たないのにといわないといけないレベルだと思いますね。リニアでは要対策土の処分の問題もあります。長野県内の今現在の約8000㎥の要対策土だってその処分にJR東海は困っているはず。じつは、さらにトンネル内部に保管しているものが別にあるし、これからも出てくるはず。除染土について国が8000ベクレル/㎏という基準を設けていますが、この数字はけっして小さいものではないようです(参考:8,000Bq/kg以下の除染土壌を再生利用すべきではない、「8,000Bq/kg以下の除染土を公共事業で再利用」方針の矛盾と危険性(解説と資料を掲載しました)、全国に被ばくを強い、環境を汚染する「8000 ベクレル/kg 以下の汚染土を全国の公共事業で利用」方針に反対)。超電導リニアという技術(超高速鉄道)も電子力発電と同じような暗黒面があるようです。