出来事・ニュース:2023年6月
7月の予定、7月18日 リニア建設の認可の取り消しを求める「ストップ・リニア!訴訟」の判決が東京地裁でいいわたされる予定。
7月の予定、7月2日 松本市で石橋克彦さんの講演「均衡ある国土を阻害し、国難級震災を増幅するリニア中央新幹線 ~ 南海トラフ巨大地震は長野県も襲う」(主催:「サラバ原発・変えよう暮らし方」の会)。松本勤労者福祉センター大会議室、定員250名、参加費500円。詳細は案内チラシ
終了、24日 飯田歴史研究所の「飯田アカデミア第99講」は「ドキュメンタリーが記録した満州移民」、24日午後1時30分~4時50分。『信毎』10日19面 "満蒙開拓の歴史 取材映像交え ディレクター手塚さん 飯田で24日講座"。「併せて、東京電力福島第1原発事故後に福島県内の戦後開拓地を訪ねた取材を振り返り、繰り返される国策の過ちを考える」。⇒ 飯田市歴史研究所 > "飯田アカデミア第99講座:「ドキュメンタリーが記録した満州移民」"。「講師より:20年にわたるドキュメンタリー制作で出会った人々との対話を手がかりに、満州移民の歴史に視点を置くことから、現代社会が抱える課題や歪みを読み解いていきます。 第1講では、河野村開拓団の悲劇を村長・胡桃澤盛の日記と体験者や残された人々の証言でたどるとともに、原発事故後の福島に戦後開拓地を訪ねた取材を振り返り、繰り返される国策の過ちと棄民の構図や背景について考えます。 第2講は、戦後の日本が遠ざけてきたアジアから見た満蒙開拓に焦点をあてます。中国帰国者の視点で戦後社会を問い直し、日本が支配する朝鮮から送り出された朝鮮人満州移民の知られざる苦難の歴史を証言と史料をもとに検証することから、現代の日本社会の底流によどむ思想や精神性を探ります。」
終了、11日 高森自由大学(第19回) "「安保三文書」を巡る問題"(講師:宮下与兵衛さん)、高森町下市田区民会館(萩山神社下)で13時30分から。8月の第20回はリニア問題を取り上げる予定だそうです。 ⇒ 詳細は、案内チラシ。 (2023/05/19、会場が間違っていたので訂正しました。)
6月30日(d) 『静岡新聞』 "リニア解決へ 川勝知事、JR社長に会談要望「2人だけで」 静岡県議会答弁"。
66月30日(c) 『静岡新聞』"リニア工事 山梨県ボーリング、新たな削孔なし(19~24日)"。
6月30日(b) 『赤旗』1面 "外苑開発は市民無視 東京地裁で「認可取り消しを」"、3面 "神宮外苑再開発 都の事業認可は誤り 取り消し訴訟 原告団が報告集会"。
6月30日(a) 『朝日』21面 "科学とみらい:リニア中央新幹線のいま(下)9割がトンネル工事 消費電力 厳しい目 50メートル掘り進み1年ストップ"。
6月29日(g) 『読売オンライン』5時00分 "リニア超電導磁石進化 「高温型」実用メド 車両簡素化、コスト削減"。「同社はクエンチ克服を受け、99年に高温超電導磁石の開発に着手。2005年から山梨リニア実験線の車両の一部に同磁石を積み、走行試験を実施してきた。」というあたりは相変わらずの書き方だと思うんです。高温超伝導の採用について「今春、国土交通省の評価委員会から営業運転レベルにあると評価された」としていますが、「高温超電導磁石の長期耐久性の検証」という開発課題について2022年度末、つまり3月までに終える予定だったものを、3月10日の会合で2026年度までに延長することになったという話(どこまでつづくぬかるみか)。しかしこの記事、「従来の磁石は液体ヘリウムなどでマイナス269度まで冷やす必要があり、磁石1台あたり数十リットルの液体ヘリウムが必要だった。磁石は1編成(16両)あたり34台搭載する予定」という、液体ヘリウムが大量に必要という事実を知らせている点で良い記事です。
6月29日(f) 『朝日』6面 "増える「バスタ」 足りぬ運転手 バス停集約→観光拠点 全国で 運転手「争奪戦」 探る新卒・女性採用"。
6月29日(e) 『日経』13面 "NY 渋滞緩和へ「混雑税」 米都市部で初の導入"。
6月29日(d) 『信毎』23面 "リニア事業に伴ってマクドナルドも移転 飯田市別府から上郷飯沼に"。
6月29日(c) 『朝日』7面 "脱炭素 農家の収入源に 排出量取引 三菱商事が稲作で参画"。
6月29日(b) 2面 "環境保全の意見募る 県が助言へ リニア天竜川橋りょうなど"。
6月29日(a) 『静岡新聞』 "「流域8市2町で空港新駅 話なし」 島田市長"。
6月28日(f) 『静岡新聞』 "ヤマトイワナ初確認 JR東海 大井川上流部環境調査"。
6月28日(e) 『静岡新聞』 "任期折り返しで所感 「危機管理 取り組む」 川勝知事会見"。
6月28日(d) 『静岡新聞』 "静岡空港新駅 提案「大歓迎」 牧之原市長"。
6月28日(c) 27日、JR東海は、中央アルプストンネル尾越工区と天竜川橋りょうについて環境保全計画を公表:『中日』10面 "尾越工区の掘削などJRが環境保全計画 関係自治体に提出"、『信毎』19面 "南木曽の工区掘削 10月にも 中アトンネル 飯田-喬木橋りょうも環境保全計画"。 ⇒ "中央新幹線中央アルプストンネル新設(尾越工区)工事における環境保全について(トンネル掘削作業) 令和5年6月"、⇒ "中央新幹線天竜川橋りょうほか新設工事における環境保全について(天竜川橋りょう工事)(令和5年6月27日更新)" / 『南信州』29日1面 "天竜川橋りょう 飯田市側10月着手へ準備 JR環境保全計画を公表"。
6月28日(b) 27日、JR東海は長野県内のリニアの建設工事について2022年度の環境調査の結果を公表:『信毎』2面 "大鹿の井戸2カ所 水位低下 県内工事 22年度JR東海環境調査"。続きを読む
6月28日(a) JR東海が本当に環境のことを考えるならリニアの建設をすぐにやめた方が良いと思うのですが、長野県もJR東海のグリーンウォッシュに協力しています。『中日』12面 "南ア山麓森林整備へJR東海と里親協定 地元3組合が締結"。長野県の森林(もり)の里親促進事業で、JR東海と上伊那森林組合、溝口生産森林組合、と黒河内生産森林組合が南アルプス山麓の森林整備を進める「森林の里親基本協定」を結ぶ。⇒ "長野県(上伊那地域振興局)プレスリリース(6月23日)" JR東海のメリットとしては、「企業の環境活動への取組を、テレビや新聞など各種媒体を利用して積極的にPRできたり、アダプトサインの設置により企業のイメージをアップできます。また、森林環境保全への貢献による環境会計への費用算出等のメリットもあります。」。JR東海は2022年3月には、30日に、大鹿村と同様の協定を、17日には、南アルプス食害対策協議会(飯田市・伊那市・信大農学部など)と長野県と「生物多様性保全パートナーシップ協定(人と生きものパートナーシップ推進事業について)」を結んでいます。 / 『南信州』1面 "JRが伊那で森林の里親協定"。
6月27日(e) 『静岡新聞』 "リニア事業「協力すべき」 静岡市議会定例会"。
6月27日(d) 『朝日』6面 "新幹線に再エネ電力 JR西、脱炭素へ取り組み 27年度までに1割置き換え計画"。JR東海は「2027年」から「電力消費を増やすため」(笑)にリニアの建設をやっているのですが、電気は電力会社から買うので、なんで発電するかは電力会社の判断だといっています(Q:中央新幹線は原子力発電を前提としているのですか。)。
6月27日(c) 『南信州』1面 "変わる街 次世代への記録(5) 下條村 整備入り口に「村の開発を」 残土造成地の後利用へ検討本格化"。
6月27日(b) 『信毎』5面 "響 読者と本紙と(投書欄):「土の声」聞く 都市部の責務"。
6月27日(a) 『信毎』2面 "残土置き場2件 県へ認可初申請 JR東海 条例に基づき"。
6月26日(a) 『信毎』19面 "盛り土是正 252カ所未着手 全国 熱海土石流後調査で発覚の半数超 県内はなし"、『中日』2面 "盛り土是正 5割未着手 全国252カ所 要請応じない業者も"。
6月25日(a) 『静岡新聞』 "巨大地震でリニアは? 石橋氏「乗客の安全見直せ」 静岡"。
6月24日(f) 『静岡新聞』 "7カ所流量減少予測 上流部の沢影響解析 リニア国交省専門家会議"。
6月24日(e) 『静岡新聞』 "難波静岡市長「リニア水問題、前に進む」 定例記者会見"
6月24日(d) 『南信州』1面 "豊丘村 下段地区の土地利用計画検討へ 竜神大橋開通など見据え"。
6月24日(c) 『中日』29面 "静岡県が対応再検証表明"。静岡知事は、23日の県議会で、熱海の土石流について、県の第三者員会の検証は不十分とする県議会特別委員会の提言を受けて県は対応を再検証するとのべる。
6月24日(b) 23日、JR東海が中央アルプストンネルの山口工区について工期を2023年7月24日から2025年8月15日までに延長すると発表:『信毎』2面 "山口工区 2年余り延長 中アトンネル25年8月まで"。理由は、ヤード整備に時間がかかったこと、2019年春の陥没事故。南木曽町の代替水源確保や工期延長を含む環境保全計画の更新内容を公表。 ⇒ 中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書(平成26年8月)(岐阜県) > 工事の安全・環境の保全・地域との連携(岐阜) > 環境保全の計画 > "中央新幹線、中央アルプストンネル(山口)工事における環境保全について(2023年6月23日更新)"
6月24日(a) 23日、JR東海の株主総会:『信毎』2面 "リニア「全力で取り組む」 JR東海 27年度開業困難 説明 株主総会"。/ 『静岡新聞』24日 "リニア「実現に全力」 JR東海総会 株主、要望相次ぐ"。
6月23日(k) 『南信州』1面 "新文化会館 現地改築「優先度高くない」 東野皮切りに市長懇談会"。空洞化する中心市街地のにぎわいを取り戻したいという声にたいし、佐藤市長は「世界的にもまちづくりのトレンドとなる『ウォーカブルシティ』の考え方に触れると『歩きたくなる街づくりに向けて地元の人も一緒に考えてほしい』と投げ掛けた」。
6月23日(j) 21日、阿智村リニア対策委員会の本年度の初会合:『信毎』17面 "阿智 リニア工事に伴う村道拡幅で確認 焼却灰含む土 来週県外搬出"、『中日』16面 "クララ沢盛り土 JRが管理計画 阿智村対策委"、『南信州』2面 "JR東海 残土置場の管理計画を報告 阿智村クララ沢 点検頻度などは検討中"。(1)村が国道256号と村道の分岐付近の一般廃棄物処理場の焼却灰を「来週中にも石川県内の処分業者運び出す」(『信毎』)と説明。(2)JR東海がクララ沢の盛り土(2.5Ha、約20万㎥)について検討中の工事完了後の管理計画を示す(『南信州』)。(3)JR東海は山梨実験線の残土置き場の事例を紹介「都留市や大槻など4カ所に1992年から2013年にかけてそれぞれ約33万~160万立方メートルの残土を盛ったが、これまで土砂崩落などは発生していないとした」(『南信州』)。(4)『信毎』の書き出し部分「阿智村の住民でつくる村リニア対策委員会は…」。⇒(3)については、160万㎥の笛吹市の埋め立て地は活断層に近いことから、JR東海がガイドウェイ製作・保管ヤードとして利用している以外に有効利用されていない。
6月23日(i) 『朝日』11面 "世界発2023:お年寄りの「足」 中国でピンチ 「老頭楽」 政府が規制強化へ 交通ルール軽視 死亡事故が多発"。
6月23日(h) 『朝日』7面 "地方公共交通 支える仕組みは G7交通相会合 議題の一つに 日本 採算が前提 欧米 官民で「移動の自由」"。「会合のテーマは『誰もがアクセス可能で持続可能な交通』…日本では、公共の交通機関でも、事業者の採算がとれるかが前提になっていいる…『欧州では「すべての人に平等に公共交通を提供する」という観点、発想が根付いている』とみる」。
6月23日(g) 『信毎』2面 "しなの鉄道の安全対策支援 知事「問題意識を共有」"。
6月23日(f) 『日経』13面 "鉄道・空運、成長投資に勢い JR東は33%、JAL8割増 小売業、デジタル重点"。
6月23日(e) 『静岡新聞』 "静岡市議会 26日から総括質問"。
6月23日(d) 『日経』14面 "Researcher View:夢の室温超電導 「成功」の報告 再現困難でも次の発見に 中央大学准教授 橘高俊一郎氏"。米ロチェスター大学などのグループが3月に科学誌『ネイチャー』に発表した「室温超伝導」についての解説記事。記者の解説部分ですが、「(超電導は)磁気浮上式のリニアモータカーなどに応用される。ただ、セ氏零下269度の液体ヘリウムなどで冷却し続ける必要がある」と液体ヘリウムが必要なことを当然のことのように書いていますね。
6月23日(c) 静岡工区の水資源問題で、田代ダム案についてJR東海と東電が協議入り:『静岡新聞』 "田代ダム案、東電と協議入り JR東海 当事者間議論動き出す"、"川勝知事「誠に結構なこと」 田代ダム案巡りJR東海と東電、協議開始受け認識"、『中日』3面 "ダムの取水抑制 東電と協議開始 大井川流量巡りJR東海"、『日経』13面 "リニア、ダム取水抑制の協議開始"、『信毎』 "国内短信▼リニア静岡工区巡り、東電系ダムの取水抑制協議開始"。
6月23日(b) 『朝日』26面 "逗子崩落 書類送検へ 業過致死容疑 マンション管理社員"。
6月23日(a) 『朝日』21面 "科学とみらい:リニア中央新幹線のいま(中) 山あいに非常口 巨大地震への備えは U字型路「脱線することない」/自動停止 避難は救助は"
6月22日(k) 『毎日新聞』21日 "御嵩町長選に2新人 「リニア残土」方針は 渡辺氏、「白紙」で話し合い 福井氏、町内での処分困難 岐阜"。25日投開票。どちらの候補が当選しても、残土受け入れは中止の可能性?
6月22日(j) 20日、大鹿村リニア連絡協議会が行われる:『信毎』19面 "大鹿・釜沢の残土置き場 下流域の住民説明 JR側は消極的 村連絡協"、『南信州』1面 "JR東海 要対策土試験 効果の測定開始 大鹿村 次回以降の連絡協で結果を報告"、『中日』10面 "要対策土で試験施行開始 JR東海、大鹿村対策委で報告"。(1)釜沢の仮置き場A(3.9万㎥、6500㎡、H=16.5m)の盛り土条例に基づく説明会について下流域の住民にも説明すべきとの自治会代表の指摘にJR東海は回答せず、説明範囲は村と調整したと取材に説明。(2)下久堅の残土置き場(約20万5千㎥、3ha、高さ19m)につて県に許可申請するが5月16日に下流域を含む全地区住民を対象に説明会(参加20人)を開き意見を受け付けた。(3)小渋川斜坑先の本坑掘削を4月18日から再開。蛇紋岩を含む残土は坑内に仮置きし飛散防止可能な公共工事への活用を検討。現状で3千㎥を坑内に保管。(4)小渋川斜坑口そばの残土仮置き場Eで、要対策土の活用の実験を5月末から開始した。(5)3月から地盤改良工事を行っていた鳶ヶ巣沢環境対策事業(残土置き場)は出水期に入り中断、11月から再開予定。(6)『中日』は「リニア連絡協議会」を「リニア対策委員会」と書いている。
6月22日(i) 『信毎』25面 "報道21社の入庁規制 東京高裁が取りやめ 本紙などが5月に抗議"。
6月22日(h) 『信毎』19面 "龍江インター産業団地 進出企業を公募 製造業とICT産業対象に 飯田市 来月3日から"。龍江インター産業団地の造成には、リニアの中央アルプストンネルから出たトンネル残土が使われました(『中日』2022年8月31日)。参考:"産業建設委員会協議会資料 №4 平成28年12月14日:(仮称)龍江IC産業団地整備について (仮称)龍江IC産業団地整備について"。/ 『南信州』23日2面 "飯田市 進出企業来月から公募 龍江インター産業団地で"。
6月22日(g) 『信毎』3面 "地域交通関連法案審議やマイナ問題追及 県関係議員 訴えたものは 通常国会閉幕"。
6月22日(f) 『日経』15面 "パリ航空ショー、影薄い日本 三菱ジェット撤退で打撃 新顔の息吹も"。
6月22日(e) 『日経』15面 "高速バスに変動価格の波 京王電鉄バスなど、AI活用 コロナから需要回復鈍く 将来は座席別運賃も"。
6月22日(d) 『南信州』3面 "コアカレッジ リニアのまちの将来考える 市職員招き出前講座"。
6月22日(c) 『南信州』1面 "下久堅の処分地 県条例に規制対象に リニア残土巡り許可申請へ"。20日の飯田市議会のリニア推進特別委員会の記事。要点は大鹿村リニア連絡協議会の項目の(2)を。下久堅の処分地は、だれが見ても危ないと感じる谷埋め盛り土。この盛土が許可されるとすれば条例の内容に問題がある。
6月22日(b) 『信毎』26面 "しな鉄「原因究明に1、2カ月」"、『朝日』15面 "しなの鉄道脱線事故 「究明に1、2か月」 再発防止策、県に支援養成"。
6月22日(a) 『中日』9面 "運転士の時刻表をタブレット端末に JR東海、来年3月から"。飯田線は現在は使っていませんが、昔はタブレットを使っていました。参考:"鉄道業界では明治時代から「タブレット」を使っていた"
6月21日(f) 共同通信の調査で鉄道再編協議に応じる考えがある県は15県:『信毎』1面 "ローカル線分岐点:鉄道再編協議「応じる」15県 長野県「応じるか否かの段階にない」 全国調査 10月法施行 廃線警戒か"、『中日』3面 "鉄道再編協議「応じる」15県 敗戦警戒か 17都道府県「想定せず」"。
6月21日(e) 『日経』5面 "アクアライン、一部1200円に 来月22日から 休日に変動料金制"。
6月21日(d) 『信毎』25面 "スイカ利用エリア拡大 JR東、25年春以降 長野-松本など"。
6月21日(c) 『中日』8面 "福井北部-名古屋 結ぶバス JR東海バス実証運行 3500円 北陸新幹線 在来特急 廃止区間をカバー"。
6月21日(b) 20日、飯田市議会のリニア推進特別委員会:『信毎』17面 "飯田-喬木間の天龍川に架ける橋 橋脚基礎工事は10月以降 JR計画 市が特別委で説明"。座光寺地区での防音フードの設置について、座光寺地域自治会長は取材に「全区間のフード設置は断念したと説明。『住民全員の賛成を得られたわけではないが、受け入れは苦渋の判断。JRには個別の対策をしっかりやってもらいたい』と話した」。JR東海は「災害時に乗客が避難するためにフードのない区間が必要だ」と説明してきましたが、報道されたJR東海の説明で、こういう救助の仕方、避難方法だからフードのない部分が必要なんだと「具体的」にわかるでしょうか? JR東海のこんな説明は、具体的なことはいわずに「しっかりきちんとやる」と答えるのと同じで、静岡県ではJR東海の示す対応策に具体性がない点も批判されているようです。フードはなくても相当の高さの防音壁が設置されるはず。フードを付けない場所は軌道までの高さが約25m(路線縦断面図によれば)の高架部分。駅まで数百メートルの場所。ここで止めるより駅まで行ったほうが安全だろうと思いますね。フードを付けない理由は、保守基地への引き込み線の取り付け部の関係か、ガイドウェイのコイルを付けたパネルを運び込む場所として必要なのかも知れませんね。
6月21日(a) 『静岡新聞』 "山梨ボーリング 新たな削孔なし JR、6月12~17日"。 高速長尺先進ボーリングの先端から静岡県境までの距離は459m。
6月20日(b) 18日、JR東海が天竜川橋りょうの飯田市側の工事について座光寺公民館で説明会を開く:『中日』12面 "天竜川橋りょう 工事説明会開く JR東海、飯田で"、『南信州』1面 "JR東海 10月渇水期に着工へ 座光寺で工事説明会 飯田市側の天竜川橋りょう"。河川内の橋脚は(1)河川内の作業(P4、P5)は10月~5月末の渇水期に行う。工事前に河川内に仮堤防と工事施工ヤードを整備、(2)橋脚基礎部分の掘削残土は堰下のガイドウェイ製作保管ヤードの造成に活用、(3)上部工は2024年度第4四半期に着手し26年3月末完了の予定、(4)河川内外の工事施工ヤードの整備は7月以降。『南信州』は左岸側(喬木川)の工事について2021年10月に橋脚基礎工事に着手したと書いています。現在、P2、P3の2本の橋脚がたっていますが上部までできているのはP3でP2は上部はまだできていません。⇒ 「中央新幹線天竜川橋りょうほか 新設 工事における環境保全について(天竜川 橋りょう工事)(2021年8月)」
6月20日(a) 『中日』6面 "北陸と山陽新幹線電力10%を太陽光 中国電、27年までに"。
6月19日(f) 『日経』16面 "私見卓見(読者の寄稿):持続可能な地域公共交通を 広島県知事 湯崎英彦"。
6月19日(e) 『赤旗』9面 "広島高速5号線 トンネル建設被害続出 市民ら抗議のスタンディング"。
6月19日(d) 『赤旗』4面 "外環道陥没問題 地盤補修へ住宅解体 住民犠牲の施策「お断り」 調布市民ら会見 健康被害訴え"。
6月19日(c) 『中日』2面 "公共交通 維持が重要 G7交通相が閣僚宣言"。
6月19日(b) 『日経』7面 "経営の視点 安西巧:「やればできる」の危うさ マイナカードと半導体の国策"。「…軍参謀の無能と無責任。誇大妄想気味の対中国、対ソ連(現ロシア)戦略にとらわれ、現場の情報や反対意見に耳を貸さず、無謀な作戦を遂行し戦線に多大な犠牲をもたらす…『やればできる』という日本固有の精神論はもはや障害でしかない・昭和の敗戦は劣勢予測を覆した日清、日露戦争の勝利に対する軍部の過信が背景にあり…ノモンハン事件に関与した参謀らは責任を問われることなく太平洋戦争中のぐ自作戦を指導しさらに犠牲者の山を築いた。敗因究明と責任追及をおろそかにする歴史があるからこそ懸念が募る」というのは、国が進めるマイナンバーカードと半導体産業についての政策ついていっているんですが、リニア新幹線も同じだと思いますね。
6月19日(a) 『日経』14面 "Inside Out いまを解き明かす:内航海運 船も人も老いる大動脈"、"Review記者から:物流維持、消費者に負担迫る"。
6月16日(g) 『信毎』26面 "大鹿の残土置き場 下流住民に説明は 県条例でJR申請へ 解説地区では説明会実施 土砂流出など 懸念の声"。大鹿村の釜沢地区にある2つの残土仮置き場のうち「仮置き場A(除山斜坑口南)」(現在造成工事中)について新しい県の盛り土条例の規制対象となったので、条例に基づき釜沢集落対象に説明会を行ったけれど、被害をうける下流域の住民に対しては説明をしなかったという内容。現在、「仮置き場B(三正坊)」のほうは本当にわずかずつですが残土の搬出が行われているようです。釜沢地区から残土を搬出する道路事情が悪いので、小渋川斜坑口と釜沢斜坑口の間のトンネルを早く貫通させて、そこから釜沢地区2つの坑口から出る残土を運び出すという計画だったはず(*)。すでにトンネルが貫通したのですから、仮置き場そのものが必要じゃないはず。
*
この図中のAは除山非常口、Bは釜沢非常口を示しています。残土仮置き場ではありません。A左の「釜沢」の文字は釜沢地区という意味でしょうね。
(https://company.jr-central.co.jp/chuoshinkansen/efforts/briefing_materials/prestexplain/_pdf/nagano_faq.pdf)
6月16日(f) 『朝日』21面 "科学とみらい リニア中央新幹線のいま(上) 10センチも浮上 「超電導」可能にした側壁方式 電流閉じ込め強力磁力実現 振動で熱が生じる問題解消"。今の時期に、天下の『朝日』が、なにか突飛な記事を、という印象です。
6月16日(e) 『信毎』7面 "駅と周辺整備検討部会設置 JR東海社長「議論を注視」"。
6月16日(d) 横浜市の自動運転の新交通システム「金沢シーサイドライン」の逆走事故について、事故を想定せず設計を行ったとして車両の設計や製造を担った3人を書類送検:『信毎』25面 "横浜の新交通逆走 書類送検 製造担当3人 想定せず設計疑い"、『日経』39面 "横浜「シーサイドライン」逆走 車両設計者ら書類送検 業過障害疑い"、『朝日』28面 "横浜の列車逆走 書類送検 シーサイドライン事故 自動運転設計の3人"。リニアが将来事故を起こした場合、開発や路線設定に携わった技術者や職員が業務上致傷や致死傷の疑いで立件される可能性はあるのかないのか…?
6月16日(c) 『南信州』1面 "南信州広域連合 災害復旧へ予算確保を 地元選出県議と意見交換"。災害の多い地域なので対策が必要と訴える一方で、「リニア時代の飯田下伊那地域の絵姿となる『南信州リニア未来ビジョン』や南信免許センター(仮称)の設置を巡っても」どういう意見交換をしたのか記事は書いていません。
6月16日(b) 15日、国際影響評価学会(IAIA)日本支部は明治神宮外苑再開発事業について環境影響評価の手続きに不備があると指摘、東京都は事業者に一時工事中止を求めるべきとした:『朝日』27面 "神宮外苑再開発「アセスに不備」 国際学会委の日本支部"、『赤旗』4面 "外苑再開発 知事は工事中止命令を 環境国際学会が東京都に勧告"。
6月16日(a) 『静岡新聞』 "JR社長 田代ダム案実現へ「協議速やかに」 リニアトンネル工事"。
6月15日(j) 『静岡新聞』 "静岡県「水利権」で歩み寄り リニア田代ダム案協議の前提条件、再修正案をJRに通知"。
6月15日(i) 『信毎』23面 "飯伊地区 労災死亡割合高く 労働基準協会が 飯田で安全大会"。労働基準協会の飯田労基署の産業安全大会で産業安全専門官が講演。飯田労基署管内の昨年の労災死亡事故は5件(前+3)、全県の労災死傷者は2294人中死者は0.9%だったが、飯伊地区は187人中2.7%で死亡率が高かったそうです。3件増えたうちの「1件は市内のリニア中央新幹線建設に伴う立ち退きで、アパートを解体した際に起きた転落事故だった」と記事は書いています。また、「死傷原因について今野専門官は、機械や物に挟まれたり巻き込まれたりするケースが増えている-と説明。事業者に対し『作業内容が荒れていないか、動かし方が適切か確認してほしい』と求めた」そうです。アパートの解体工事の事故は、2022年10月3日に37歳の作業員の方が屋根から落下した事故(2022年10月4日、"労災事故と企業の社会的責任")。/ 『南信州』9面 "意識を高めゼロ災職場へ 飯田労基協 飯伊地区の産業安全大会"。『南信州』は、アパート解体現場の死亡事故には触れていません。
6月15日(h) 『日経』13面 "R西、運転士養成にAI活用"。
6月15日(g) 『日経』15面 "線路管理を共通化 JR東や東急がシステム"。
6月15日(f) 14日、国交省は新幹線や大都市部の路線を中心に列車内に防犯カメラの設置を義務づける方針を決定:『中日』25面 "新幹線など防カメ義務化方針を決定 国交省、秋にも省令改正"、『日経』34面 "都市部在来線と新幹線全線 防犯カメラ 設置義務化 国交省 鉄道各社の負担 焦点に"、『信毎』29面 "列車内防犯カメラ 新幹線で義務化へ 国交省方針 新造車両対象に"。 / 『赤旗』16日 "鉄道監視カメラ9月に義務化へ 国交省"。
6月15日(e) 『南信州』6面 "しんきん羅針盤 リニア南アトンネル静岡工区 大井川流域市町の動向に注目"。高速長尺先進ボーリングがもうじき破砕帯に達するけれど、それから先は掘削できるかどうか分かりませんよというのが、静岡市長の見解。第一に、6月15日に掲載する記事なのに、静岡県内の最近の情勢を反映していない点がおしいです。30センチのモノサシで1㎞の直線を引こうとするような議論は意味がないです。
6月15日(d) 13日、阿智村が清内路で住民説明会を開き、JR東海が「坊主ケ島」の残土置き場の概略計画を説明:『信毎』23面 "「坊主ケ島」に残土 募る懸念 阿智村清内路の住民説明会 JRが概要提示 災害危険性や妥当性 質問相次ぐ"、『南信州』1面 "阿智村清内路 坊主ケ島に残土16立方メートル JR東海 住民説明会で計画示す 村道改良の工事計画説明 鉄道運輸機構"、『中日』14面 "坊主ケ島残土置き場 JR東海が計画示す 阿智"。
6月15日(c) 『静岡朝日テレビ』14日 "【リニア】静岡・難波市長「県の姿勢に疑問符」も…川勝知事「筋が通った話」"。「川勝知事:『現実に即して言えば、難波市長の言っている通りだと思います。だって側壁から水が入りませんから。したがって、冒頭だけでいいと。しかもそれがもし破砕帯まで来たら、そこからは確実に水が、水圧が強いので止めなきゃいけないと、先進坑の場合には、難波市長の場合ですと数百倍になりますよね、先進坑の水の量は。したがって慎重でなくてはならないということをおっしゃっているわけですから、筋の通った話をされていると受け止めております』」。ただし、本来、世界中で常識の計画段階アセスメントが取り入れられているなら、あの位置から水平ボーリングはできないはずですね。実質的な問題としては、時代遅れの日本のアセスだから起きた問題という認識を常に忘れるべきでないです。難波さんも破砕帯では湧水があるからその時点で対処しなくてはならないといっているので、リニアのトンネル工事そのものについては、否定的な考えと理解した方が良いのかと思いますね。
6月15日(b) 岐阜県の御嵩町の残土処分場問題:「鈴木秀和ブログ」(選挙ドットコム) "御嵩町 「上之郷地区リニアトンネル残土を考える会」 フォーラム総括について町と協議(6/13)"。「本件の当事者である渡辺町長は出席せず、担当者としては町長の指示に従って仕事をしてきたわけだが、当事者町長が次期町長選は出ないということで、はしごを外された状況にも拘わらず、上司に対する反発もなく、次の町長に任せるといった待ちの姿勢。確かに町長意向が強いかもしれないが、職員として『御嵩町のために』の姿勢が見られなかったのは残念!であった。」
6月15日(a) 『静岡新聞』15日 "静岡駅長に堀田氏 浜松駅は日比氏 JR東海人事"
6月14日(g) 13日の会見で静岡知事はJR東海による山梨県内からの高速長尺先進ボーリングについて、県境付近での調査を求めた文書は撤回しないと述べる。先立つ副知事と山梨知事との意見交換で、山梨知事は水が流出するかどうか「可能性の段階で物事がストップすれば、県の経済に極めて大きな影響が及ぶ」と述べる:『信毎』7面 "国内短信▼リニア県境調査中止要請 「撤回せず」- 静岡知事"。「問題が起きる可能性があるからちょっと待て」というのが常識。どこの水かという議論は、もとをただせば、水資源が大事なことは普遍的なものという認識があれば、静岡知事の主張は理解できますが、山梨県のものだから漏れたっていいじゃないかというのは水資源に対する考え方としてどうかしていると思います。この間のいきさつ、『静岡新聞』は:
- 『静岡新聞』14日 "リニア工事 水の所有権「議論しない」 川勝県知事、山梨ボーリング巡り"
- 『静岡新聞』14日 "山梨県知事「受け入れがたい」 水の所有権議論に苦言、リニア工事巡り 静岡副知事と会談"
- 『静岡新聞』14日 "リニア工事 山梨ボーリング、新たな削孔なし JR、5~10日"
6月14日(f) 『朝日』13面 "私の視点 柴崎裕:熟議嫌う風潮 学校ではなく大人のツケ"、『信毎』18面 "安保3文書「若者が関心を」 高森自由大学 東京都立代客員教授の宮下さん講演"。『信毎』の記事の講座では、日本の若者はヨーロッパやアメリカの若者のように政治的な主張をしないのはなぜかという質問が参加者からでました。答えは学校で教えてはいけないことになったからというもの。この点、『朝日』の記事と少し関係があるかと。学校で教えてはいけないことになるとき現場の先生たちがなぜ反対しなかったのか、または反対したのに押し切られたのかということ、どうだったんでしょうか?
6月14日(e) 『日経』14面 "ホームの診療所 JR東が拡大へ 無人駅ではオンライン駆使 医療充実で沿線活性化"、"定期券収入、コロナ前の8割 鉄道以外の収益源 模索"。
6月14日(d) 『日経』11面 "ドイツの「森林官」医師並みの人気 多様な植林、明治神宮の森のモデル"。
6月14日(c) 中央高速の高速バスの名古屋方面行が7月から値上げに:『信毎』9面 "高速バス飯田・箕輪-名古屋間 来月値上げ 最大500円 背景に運転手不足"、『中日』14面 "高速バス 箕輪・伊那・飯田-名古屋 最大500円値上げ"。
6月14日(b) 12日、喬木村阿島北地区で村政懇談会:『南信州』14日1面 "災害対策やリニアで意見交わす 喬木村 阿島北地区で村政懇談会"。リニア建設の「作業ヤード用地としてJR東海に田畑を提供するケースもある。出席者からは『土地所有者が高齢化する中、数年後に戻ってきても、再び農地として維持できるのか不安』などの声が出た。村は土地の所有者らを対象に、工事終了後の土地利用についてアンケート調査を行っており、同地区のリニア地域づくり協議会と連携し、後利用を一緒に考えていくとした」(『南信州』)。
6月14日(a) 『朝日』21面 "トンネル上の岩塊 撤去開始 群馬県境・上信越道 工事完了に5年 "。高速道路のトンネルの上部の岩山を崩落の危険を避けるために取り除く工事。長野県内のリニア新幹線では、小渋川橋梁、松川橋梁のそれぞれの両端の上部の壁面は崩れる前に削り取るとか、崩れないようにコンクリートで固めるなどの工事が必要だと思います。どちらもほぼ不可能な工事だと思います。
6月13日(g) 12日、飯田市議会の一般質問で扇町公園に展示されているD51蒸気機関車についての議論:『信毎』23面 "扇町公園のD51 老朽化で問題に 飯田市議会で議論"、『南信州』14日2面 "市会一般質問の要旨 12日"。市側は「本年度は撤去や解体、譲渡に必要となるアスベスト(石綿)飛散防止の調査をする」と答えたそうです。以前、飯田市にアスベストについて質問した時には、アスベストは全て取り除いてあるとの回答をもらいました。市議会ではたぶん質問は事前通告してあったはずなのに、現時点で分かっていないという。飯田市の姿勢は無責任すぎると思います。質問したのはボイラーの底部分の外板がサビで割れておりその隙間からアスベストのようなものが見えたからです。この際、伊那電気鉄道が大正の終わりに導入したED31(デキ1)型電気機関車を、適切な場所で展示することも市議会は考えたらと思います。2027年は伊那電が天竜峡まで開通してから100年です。少し前、ED31を飯田で保存しよういう運動がありました(「北陸・信越観光ナビ」 "電気機関車「帰郷」願う 飯田線の前身、ファンら奮闘")。関連ページ:"レールと車輪"
扇町公園のD51のボイラーの底の部分。錆びて穴が空いている。7年前の状態。現在はもっとひどくなっていると思います。
6月13日(f) 12日、しなの鉄道(旧信越線の軽井沢から篠ノ井の区間)の上田駅構内で回送列車が脱線:『信毎』1面 "しな鉄回送脱線 5000人影響 田中-戸倉間 きょう終日運休"、31面 "いつ再開 広がる困惑 しな鉄脱線 代行輸送で混雑 休校も"。
6月13日(e) 『日経』2面社説 "「ローカル交通」の再生急げ"。
6月13日(d) 『朝日』14面 "物流「2024年問題」荷主模索 配送回数減・納期にゆとり"。
6月13日(c) 『朝日』23面 "三峰川の治水 改めて問う 伊那谷 天竜川支流の「暴れ川」 財政難で2008年中止の上流ダム計画 市民ら勉強会 豪雨懸念「中流域ダムのみは不十分」"、『中日』14面 "伊那 三峰川流域 災害時の治水は? 市民団体企画 市長、戸草ダム建設に前向き"、
6月13日(b) 『日経』5面 "耐震・老朽化の対策費用 鉄道運賃に転嫁容易に 国交省方針"、『信毎』7面 "鉄道運賃 値上げしやすく"。
6月13日(a) 12日、松川工区の労災事故について長野県への報告が遅れたことについて、県はJR東海に報告を早くするよう文書で申し入れた:『信毎』13日2面 "県、JRに迅速報告申し入れ 4月の松川工区事故「遺憾」"、『信州 NEWS WEB』14日 "リニア新幹線のトンネル事故 報告遅れで県がJR東海に申入れ"。/ 『中日』15日14面 "労災事故報告遅れ 情報提供徹底要求 JRに県整備推進局"。
6月12日(a) 『テレビ静岡ニュース』のニュースの動画、"【リニア】静岡市長・難波喬司氏が“一技術者”として「ボーリング調査」議論に問題提起【ノーカット】"。難波静岡市長が山梨・静岡県境付近の高速長尺ボーリングについての見解を実験しながら説明する動画のノーカット版。納得できる部分もあるんですが、前提は工学的な問題よりは、アセスが不十分なまま工事認可が行われたということ。泥棒が窓ガラスを割って入るか、鍵を上手に開けて入るかの違いのようにも思いますね。先進ボーリングで破砕帯の湧水が多い場合、今の技術で、水資源や地表の沢の水量に影響を与えずに(生態系に影響を与えずに)、トンネルを掘ることができるかどうかという点を、記者さんたちは質問していないようです。
6月11日(b) 『南信州』1面 "大雨の被災状況を確認 南信州地域振興会議"。「リニア整備推進局のリニア本線などの用地取得事務(下伊那郡のみ県が受託、市部は飯田市が受託)は県受託分が5月末現在で83.3%完了した。労災事故については、地元への説明、工事の安全確保、再発防止を引き続き求めていく」。
6月10日(a) 『日経』5面 "災害対策などのコスト 運賃に上乗せしやすく 国交省、鉄道向け指針改正"。
6月10日(k) 『中日』12面 "中川村の国道153号坂戸橋南で路肩沈下"。
6月10日(j) インドの列車事故の記事:『中日』4面 "列車衝突 続く原因究明 インド・死亡事故1週間"、『信毎』6面 "インド列車事故1週間 「弱者」の移動手段 安全対策に課題"。
6月10日(i) 9日、愛知県新城市内の飯田線に土砂流入:『南信州』7面 "特急が運休 愛知で土砂流入"、『信毎』26面 "愛知で土砂流入 飯田線見合わせ 「伊那路」運休 19日再開"。 /『中日』11日28面 "飯田線に土砂流入 特急「伊那路」運休 愛知で運転見合わせ"。
6月10日(h) 『赤旗』10面 "「重い代弁」期待の声 吉田三重県議が初一般質問 リニアより公共交通・奨学金制度拡充を"。
6月10日(g) 『信毎』19面 "中央構造線「安康露頭」埋没 大鹿 今月2日の大雨で土砂に"。
6月10日(f) 『日経』16面 "記者の目:JR東、戻らぬ通勤定期 固定費が大半、削れぬコスト ローカル線のテコ入れ急務"。
6月10日(e) 『日経』15面 "日立、鉄道信号買収完了ずれ込み"。
6月10日(d) 7、8日の静岡リニア県民ネットとの交流会の記事:『赤旗』10面 "静かな森、村返して 長野で調査 リニア工事に沿線住民"、『南信州』7面 "視察や意見交換で課題共有 県民の会 リニア巡り静岡の団体と交流会"。
6月10日(c) 東海道新幹線の防犯カメラの設置率がほぼ100%に:『信毎』25面 "新幹線防犯カメラ 設置率ほぼ100%に 識者「ソフト面も対策を」"、『日経』38面 "新幹線内カメラ 100%目前 手荷物検査も重要 専門家指摘"、『中日』26面 "新幹線防カメ ほぼ100%に 殺傷5年 対策進む 識者「見せる警備」重要性を指摘"。
9月10日(d) 8日の喬木村リニア対策員会の記事:『中日』13面 "橋りょう工事など JR側と話し合う 喬木村対策委"、『南信州』1面 "JR東海 阿島北工区 近く工事説明会へ 喬木村でリニア対策委員会"。
9月10日(c) 『静岡新聞』"難波カラーじわり浸透 静岡市長就任2カ月、市議会論戦へ 災害対応/リニア/予算案"。
9月10日(b) 『静岡新聞』"「静岡の水、根拠は」 山梨県知事が批判 リニア調査巡り"。
6月10日(a) 『静岡新聞』"牧之原市議会は14日から10氏登壇"、"島田市議会 12日から一般質問"。
6月9日(e) 8日、JR東海社長の定例会見:『信毎』2面 "飯田市への労災報告遅れ 「連絡態勢に基づく判断」 JR東海"、『中日』12面 "静岡空港新駅 設置は「困難」 JR東海社長" はリニア関連。『中日』28面 "情報発信など改善検討 JR東海、名古屋駅混雑受け" は2~3日の大雨で新幹線の名古屋駅などが混雑した問題。『信毎』の記事の見出しに「連絡態勢に基づく判断」って書いていありますね。「れんらくたいせい」とキーボードで打って、変換すると「連絡体制」が真っ先にでてきて、「連絡態勢」にするには「連絡」と「態勢」を別に打たないと出てこなんじゃないかと思います。飯田市議会のリニア推進特別員会協議会(2021年12月15日)の資料に「中央新幹線事業における連絡体制について」は「重大な事象が発生した場合」として「工事現場等で落盤事故・現場火災などの重大事故が発生した場合」、「工事現場等で重傷者が発生した場合」の「連絡体制」として「連絡方法」や「連絡順序」をJR東海などとの間で決めたという、飯田市から議会への報告。長野県の文書でも「令和3年 11 月以降、労働災害が連続して発生したことについては、連絡体制の見直し」となっています。丹羽社長は「連絡態勢」といっている。JR東海と飯田市で決めた「連絡体制」について、飯田市とJR東海で認識が違うというか、JR東海さんが無視しているということかなと…。まさか『信濃毎日』が誤変換を見逃すはずはないし。
6月9日(d) リニアに期待しない人が7割近い現状でちょっと皆さんが忘れかけてた「アリーナ」問題:『南信州』2面 "南信州広域連合 アリーナ「方向性明らかに」 22年度事業概要と課題整理"。
6月9日(c) 『中日』18面 "リニア工事に反対 静岡の団体と交流 県民の会"。関連
6月9日(b) 『信毎』2面 "ローカル線分岐点:線区の存廃協議 1000人以上も対象 国交省方針 10月制度開始"、『中日』3面 "地方鉄道の存廃 協議対象拡大へ 国交省 「輸送密度4000人未満」"。
6月9日(a) 『静岡新聞』 "山梨ボーリング 流出量推定前向き JR東海社長"。 / 『中日』8日3面 "県境掘削調査継続 静岡県に理解要請 リニアでJR東海"、『信毎』3面 "山梨県内先進ボーリングで 静岡県の湧水戻すこと検討 JR東海"。
6月8日(c) 『日経』16面 "ゼネコン 工事採算悪化 大手4社引当金 過去10年で最大"。
6月8日(b) 『静岡新聞』 "静岡の水流出で推定方法提示 JR東海 水量かかわらず返水 山梨県内ボーリング"。
6月8日(a) 『信毎』19面 "県内と静岡の住民 課題共有 飯田で交流会 現場近くを視察"。静岡県の「リニア新幹線を考える静岡県民ネットワーク」と「明るい県政をつくる県民の会」の交流会が6月7日から8日にかけて行われる。1日目は、飯田市内の中間駅や風越山トンネル上部の住宅地、黒田工区、松川工区、天竜川橋りょう、ガイドウェイ製作・保管ヤードなどを視察。2日目は、大鹿村釜沢、上蔵、上青木など視察の後、松川町中央公民館で意見交換会。
6月7日(f) 『静岡新聞』 "リニア「破砕帯まで進めるべき」 難波静岡市長、先進ボーリングで見解 トンネル湧水をダイコンで解説"
6月7日(e) 『静岡新聞』 "社説(6月7日)リニア期成同盟 情報共有し議論前進を"
6月7日(d) 『静岡新聞』 "リニア工事 新たな削孔なし 山梨県側"。
6月7日(c) 『信毎』19面 "大鹿釜沢地区の村簡易水道 周辺水取り込む配管設置へ 湧水量減少懸念でJRが地元に説明"。
6月7日(b) 『信毎』8面 "R東 局地豪雨で列車速度制限 気象庁データ活用のシステム導入"
6月7日(a) 『日経』16面 "鉄道遺構「高輪築堤」 開業当時の姿 VRで体感 JR東が保存計画 27年度公開"。
6月6日(e) 『南信州』7面 "「脱成長」で持続可能社会を おひさま進歩 斎藤幸平さん招き講演会"。講演のあったを「このほど」としていますが、講演は5月27日。
6月6日(d) 『朝日』28面 "参加者が差別発言 河村市長謝罪 名古屋城バリアフリー化けの市討論会で制止せず 「強い非難 市長は発するべきだ」"。
6月6日(c) 『朝日』11面 "インド列車事故 装置不具合か"、『中日』5面 "運行システム 原因の可能性 インド列車衝突事故"、『信毎』6面 "インド列車事故、運行システムに問題か"。
6月6日(b) 『信毎』20面 "高森観光協会 事務所常設 リニア見据え誘客本格化"、『中日』14面 "高森 観光に力 町が協会発足 日帰り温泉・御大の館内 「ぐるなび」と協定"。
6月6日(a) 『朝日』1面 "巨大な穴は未来の新駅"。神奈川県相模原市のリニアの神奈川県駅の工事の空中写真。
6月4日(b) 『日経』1面 "チャートは語る:偽ニュースに弱い日本 検証法「知る」2割のみ 監視体制の整備急務"。日本では「情報の真偽を確認する『ファクトチェック』の手段を知る人の割合はアジア主要国で最下位」。「アジアの市民がメディアに懐疑的なのは政府や党が情報を統制しているとの見方があるためだ」。主にネット上の情報についての話ですが、「半面、日本は新聞など伝統的メディアが存在を保つ…従来メディアを信頼すると答えた割合は69%。マレーシア(38%)やタイ(50%)を上回る」。さて、リニアについては、新聞も、この記事には具体的に出てないですが「テレビ」や「ラジオ」も、最近はちょっと雰囲気が変わってきたようにも思いますが、リニアでスーパーメガリージョンができ世界経済をけん引するなんてことが「新聞」や「テレビ」や「ラジオ」で流布されてきたわけです。リニア計画が順調に進んでいると伝えたニュースの中にはかなりきわどいものもありました("JR東海は焦っている"、"NHKの弁解")。
6月4日(a) インドで大きな列車事故:『信毎』7面 "インド列車衝突 288人 複数車両大破 800人負傷"、『朝日』5面 "列車衝突 280人死亡 インド東部 負傷900人"、『中日』4面 "インド列車事故 261人死亡 近年最悪か 脱線し衝突"、『赤旗』11面 "列車衝突 261人死亡 インド 900人超負傷 捜索続く"、『日経』7面 "インド列車衝突 261人死亡 車両横倒し 生存者探索急ぐ"。事故があったのはインド東部のオディシャ州バーラソール。「旅客列車が誤った線路に進入して」(『信毎』)、貨物列車と衝突して脱線。さらに脱線した旅客列車が別の旅客列車に衝突したようです。原因は、おそらくポイントの切り替えミスか運転手の信号機の確認ミス。「インドでは鉄道設備の老朽化や不十分な整備が原因とみられる事故が頻発」と記事は書いていますが、最近日本でも誤った線路に進入するという事故があったはずです(5月に、『首都圏 NEWS WEB』5月23日 "JR東海道線 列車が貨物線に誤進入 途中駅に停車できず"、2022年8月には、『読売オンライン』2022年8月18日 "JRの普通列車、貨物線に誤進入")。
6月3日(h) 『静岡新聞』 "静岡空港新駅構想「議論見守りたい」 期成同盟研案に国交相"。子どもが欲しがるのはグリコよりはグリコのオマケってこと。
6月3日(g) 『静岡新聞』 "静岡の地下水流出 「量は推定できる」 山梨県内ボーリング"
6月3日(f) 『信毎』19面 "信大新学部キャンパス 「リニア沿線に不可欠」 誘致へ向け 飯田市長が強調 "。信州大学の本部は松本市。リニアと大学を結び付けるならば、リニアのルートを松本まわりにする方が理屈にあっていると思います。飯田市長の発言は、本来関係ないものを結び付けての議論。飯田下伊那にとって必要という意味じゃなくて、社会にとって大学は必要かも知れないけれど、リニアのほうが本当のところ必要ないということ。信大の新学部が誘致できなかったことが、リニアが出来なかった理由にはならないでしょ?
6月3日(e) 『信毎』9面 "アルピコHD、黒字転換 4期ぶり"。
6月3日(d) 『赤旗』4面 "JRの路線切り捨てに抗議 札幌駅前 公共交通守れ"。
6月3日(c) 『朝日』34面 "羽田アクセス線 着工 31年度開業めざす 東京駅直通18分"。現在の羽田空港へのアクセスには京浜急行とモノレールがあるそうですが、東京駅と直通する路線をJR東日本が建設。延長12.4㎞を18分で結ぶ予定。現在より10分の短縮。トランスラピッドは上海国際空港と上海市の郊外の龍陽路というところを結んでいます。超電導リニアもいきなり長距離の幹線を目指すんじゃなくて、空港連絡線みたいな短距離路線でショールーム的に開業して、様子をみてから長距離の路線を目指したらと思いますが、それは素人考え。超電導リニアは、従来の鉄道や常電導方式の磁気浮上式鉄道のような路線設定の柔軟性がありません。短距離も長距離もこなせる交通機関でなければ社会的に受け入れられないですね。
6月3日(b) 『朝日』7面 "近鉄GHD JR西抜き首位に 関西5社"、『中日』6面 "近鉄GHD増収増益 3月期決算 近ツー過大請求を謝罪"。
6月3日(a) 2日、政府は2024年問題に対応する政策パッケージをまとめる:『信毎』7面 "物流危機対応 2024年問題 猶予なし 「荷主優位」打破なるか 再配達削減へポイント付与 政策パッケージ 根源に手運賃と長時間労働 消費者の意識改革も課題"、『日経』5面 "政府、物流24年問題で対策 「送料無料」見直し要請へ 通販利用、意識改革促す"、『朝日』7面 "運転手 きつくて稼げない 荷待ち9時間 無報酬で積み込みも 過当競争、価格転嫁進まず"。
6月2日(a) 『南信州』3面 "リニア高架橋を初公開 JR東海 山梨で完成間近"。
6月1日(c) 5月31日、東京都内でリニア建設促進期成同盟会の総会:『信毎』2面 "中間駅巡り 検討部会 期成同盟会 整備課題議論へ"、"静岡加盟後 初の対面総会 水や残土の懸念 解消はこれから"、『静岡新聞』 "静岡空港新駅構想を発表 山梨県の長崎知事 高速交通研究会"、"静岡工区に指摘・要望 沿線知事から相次ぐ リニア期成同盟会総会"。『静岡新聞』によれば、「阿部守一長野県知事は『(静岡工区は)最大の課題』と指摘」。『信毎』は「阿部守一知事はリニア開業は『南信地域にとって長年の悲願』と強調。南アルプストンネル静岡工区の工事が始まっていない点が最大の課題と」述べたと書いています。世論調査ではリニアに期待する人は約3割、南信でも33%で約7割近くは期待していないという結果が出ているのに「長年の悲願」とはいえないですね。 / 『南信州』2日7面 "早期全線整備へ要望書 リニア建設期成同盟会 沿線10都府県"。によれば、国交省への要望のなかに、名古屋と大阪の間について、環境影響評価を今年から始めることも含まれています。
6月1日(b) 5月31日、労災事故で中断していた中央アルプストンネルの松川工区で工事再開:『中日』14面 "労災で掘削中断の松川工区工事再開 中央アルプストンネル"、『南信州』9面 "松川工区で掘削工事を再開"、『信毎』19面 "松川工区の掘削再開 労災事故は重機誤操作原因 JR東海"。4月20日の事故は、ドリルジャンボのアーム(『中日』)がトンネル側壁に接触し、はがれたコンクリ―ト片が付近にいた作業員にあたって頸椎を捻挫。
6月1日(a) 5月30日夜、豊丘村のリニア対策員会が開かれ、JR東海は、豊丘村と喬木村にまたがる壬生沢川を渡る橋梁(長さ約470m、新聞は高架橋と書いています)や阿島トンネル(長さ約170m)や喬木村の阿島北地区の高架部分(長さ約430m)の工事の概要について説明:『信毎』19面 "豊丘 JR東海が工事概要説明 高架橋脚 高さ10~25メートル"、『南信州』1面 "JR東海 壬生沢高架区間の概要示す 豊丘村リニア対策委員会"(web版)、『中日』14面 "阿島北工区 概要示す JR東海 豊丘変電所整備も"。続きを読む